バナナぴろしのブログ検索(人気キーワード 芝生、10km、坂ダッシュ)
カテゴリ・リストへジャンプ

かすみがうらマラソン2026|ハーフ1:29:31から後半撃沈 気温21℃の洗礼

2026年5月9日土曜日

大会結果-フルマラソン

t f B! P L
かすみがうらマラソン2026
りんごちゃん
バナナぴろし、かすみがうらマラソンってどんな大会なの?4月ってベストタイムが出にくいって聞いたけど本当?

バナナぴろし
そうなんだよ。かすみがうらは4月中旬〜下旬の開催で、気温が上がりやすいんだ。
今回は当日21℃まで上がって、後半は完全に暑さにやられてしまったんだよね。

りんごちゃん
ええっ!?でもハーフ1時間29分台って超速くない?それサブスリーペースじゃない!

ナップル博士
フルマラソンにおける暑さの問題はな、「冷蔵庫から出したビール」に似ておるのじゃ。
最初はキンキンに冷えていても、時間とともに確実に温まってしまう。
体も同じで、序盤は余裕があっても35km以降に蓄積ダメージが一気に噴き出すのじゃよ。

バナナぴろし
まさにそれ!ハーフまではサブスリーペースで押せていたのに、35〜40kmで一気にペースが崩れてしまったんだ。
今回はデータを使って、暑さがどうタイムに影響するかをリアルな体験談と一緒に詳しく紹介するよ!

2026年4月19日、霞ヶ浦を一周する「かすみがうらマラソン2026」に出走した。
目標ペースは4'12"/kmのサブスリー狙い。ハーフ通過は1:29:31と理想的な展開だったが、
気温21℃の春の洗礼を受けて35〜40km区間のラップが4'44"/kmまで失速。
最終タイムは3:02:23。サブスリーまであと2分23秒届かなかった。

コースの特徴、前半・後半それぞれの走り、そして暑さがフルマラソンのタイムに与える影響を、
実体験データとともに徹底レポートする。

かすみがうらマラソン2026の特徴 — 4月下旬・気温21℃がベストタイムを奪う理由

かすみがうらマラソン2026当日の駅前 — 大会朝の雰囲気とランナー
大会当日の朝、かすみがうら駅周辺はランナーで溢れていた。
この時点ではまだ空気がひんやりしていたが、これが油断の始まりだったかもしれない。
かすみがうらマラソン2026 会場へ向かうランナーの群れ — 土浦の大会朝の風景
スタート前の土浦の朝。大勢のランナーが一斉に会場へと向かう光景に、否が応でもテンションが上がった。
この日の気温21℃が、後で脚を奪うことになるとはまだ知らなかった。

かすみがうらマラソンは茨城県土浦市を起点に霞ヶ浦の湖岸を周回するフルマラソン大会だ。
毎年4月中旬〜下旬に開催されており、エントリー者数は1万人規模の大型市民マラソンとして知られている。
土浦駅から徒歩圏内というアクセスの良さと、霞ヶ浦の広大な湖岸風景が魅力の大会だ。

しかしこの大会には、目立たない「難所」が存在する。それが気温だ。
4月下旬の関東は日中気温が20℃を超えることが多く、フルマラソンの適温とされる10〜13℃を大きく上回ることがある。
今回の2026年大会は9:45スタート時点で気温21℃、湿度61%、北東の風7km/h という条件。
走り始めは「暑い」とまでは感じなかったが、42kmを走り続けるには十分すぎる負荷だった。

今回の目標設定はこうだった。
  • 目標タイム: サブスリー(3時間切り)
  • 巡行ペース: 4'12"/km
  • 暑さを考慮して前半は少し抑えめに入る
スタート時は「暑さ対策として入りを抑えよう」と意識していた。
ところが実際には30kmまで思ったよりずっと快調に走れてしまった。
それが後半の崩壊をより劇的なものにしたとも言える。
かすみがうらマラソン2026 会場案内図パネル — スタート地点と手荷物預かり所の位置
会場の案内パネル。スタートエリアと手荷物預かりが近くまとまっており、動線はシンプルだ。
会場の雰囲気は非常に整っていて、初出場でも迷わずウォーミングアップに移れた。

霞ヶ浦一周コースの特徴 — フラットに見えて後半に潜む落とし穴

かすみがうらマラソン2026 コースマップと高低差グラフ — 霞ヶ浦周回ルート全体像
コースマップと高低差グラフ。累積標高はわずか129mと非常にフラット。
ただし折り返しなしの周回コースのため、後半は風向きが変わりやすい。
かすみがうらマラソンのコースは、土浦市街をスタートし霞ヶ浦の南岸・北岸を一方向に周回して戻るルートだ。
累積標高はわずか129mと非常に低く、市民マラソンの中でも屈指の「フラットコース」に分類される。
大きなアップダウンがなくペースが作りやすいのが特徴で、ベストタイムを狙うランナーにとっては魅力的な条件だ。

ただし「フラット=楽」と思ったら大間違いだ。このコースには独特の注意点がある。
  • 折り返しなしの周回コースのため、後半に向かい風が来ることがある
  • 湖岸沿いは日陰が極端に少なく、直射日光を受け続ける区間が長い
  • 単調な景色が後半の精神的な消耗を加速させる
  • 給水所は充実しているが、エイドで詰まるとリズムが乱れやすい
今回のレースでも、前半は追い風気味でペースが非常に作りやすかった。
しかし25km以降は風向きが変わり、じわじわと体感温度が上昇。
「フラットだからこそ」ペースを上げたくなるのが罠で、その積み重ねが後半の消耗を加速させる。

下の動画は、かすみがうらマラソンのコースをサブスリーペースで走るランナー目線で撮影したものだ。
1.5倍速で再生しているので、コース全体の景観とスピード感を疑似体験できるよ。
動画のポイント:かすみが浦マラソンのコース風景とサブスリーのスピード感を1.5倍速で疑似体験!

前半戦レポ — ハーフ1:29:31・サブスリーペースで刻んだ21km

かすみがうらマラソン2026 前半の集団走行 — サブスリーペースで競り合うランナーたち
前半の集団走行シーン。周りのランナーのペースに乗りながら4'12〜4'15のリズムをキープした。
この時点では体の動きも良く、「今日はイケるかも」という感覚があった。
スタートロスは約9秒。混雑を抜けて落ち着いてペースを刻み始めた。
序盤は気温もまだ上がりきっておらず、脚の動きが非常に良かった。
5km通過が21:27(4'17"/km)と、やや抑えめの入りを意識した結果だ。

10km以降は徐々にリズムに乗り始め、ペースが自然に上がっていった。
15km地点のラップが20:59(4'12"/km)とちょうど目標ペースにぴたりと合った。
心拍も上がりすぎておらず、「このままイケる」という手応えが続いた。

そしてハーフ通過タイムは1:29:31
サブスリーには後半を1:30:29以内で走りきれればいい計算だ。
この時点での順位は435位。スタート時の828位から約400人をパスしていた。
かすみがうらマラソン2026 公式5kmスプリットタイム一覧 — ペース変動と順位推移の詳細データ
大会公式の5kmスプリット一覧。前半は安定した巡行ペースを維持できていた。
後半のラップタイムが上昇していく様子が、数字に残酷なほど刻まれている。
計測ポイント スプリット ラップ 5km換算ペース 順位
Start0:00:090:00:09828位
5km0:21:360:21:274'17"/km450位
10km0:42:420:21:064'13"/km495位
15km1:03:410:20:594'12"/km ✅499位
20km1:24:520:21:114'14"/km451位
中間点1:29:310:04:39435位
30km2:06:390:20:534'11"/km323位
35km2:28:040:21:254'17"/km257位
40km2:51:450:23:414'44"/km 🔥239位
Finish3:02:230:10:38240位
特筆すべきは30km通過時のラップ4'11"/kmだ。
ハーフよりも速いペースで30kmを通過できていた事実は、今振り返っても驚く。
この時点では「サブスリー行けるんじゃないか」と本気で思っていたのが正直なところだ。

後半崩壊レポ — 35〜40kmで4'44まで落ちた原因と実データ

かすみがうらマラソン2026 後半の走行フォーム — 暑さと脚の疲弊に耐える場面
後半の走行シーン。フォームはなんとかキープしていたが、脚と体が徐々に言うことを聞かなくなっていた。
異変を感じ始めたのは35km手前のことだ。
ペースは4'17"/kmまで落ち、「脚が重い」というより「体が熱い」という感覚が強くなってきた。
これが暑さによる蓄積ダメージの始まりだった。

35〜40kmのラップは23:41(4'44"/km)
30kmまでの4'11から一気に33秒も失速してしまった。
体感としては「ペースを落としたくないのに、脚が勝手に止まっていく」という感じ。
給水のたびに全身に水をかぶり、なんとか体温を下げようとしたが追いつかなかった。
かすみがうらマラソン2026 後半の霞ヶ浦沿い風景 — 日陰のない湖岸コースを走るランナー
後半の霞ヶ浦沿いコース。景色は美しいが、日陰がほとんどなく直射日光が容赦なく降り注いだ。
このあたりから「まずい」という感覚が確実に育っていった。
かすみがうらマラソン2026 ペース変動グラフ — 35km以降の急激な失速が一目瞭然
ペースグラフ。30km過ぎまで4'12〜4'15を維持していたが、35km以降に折れ線が一気に下降する。
15kmラップペース4'12はまさに目標通りだった。
ペースグラフを見れば一目瞭然だ。
15〜30kmの区間は4'12〜4'15でほぼ一定を保っていた。
ところが35km以降に折れ線グラフが急落し、40kmでは4'44〜4'50まで落ち込んでいる。

ゴールタイムは3:02:23。サブスリーまであと2分23秒届かなかった。
仮に35〜40kmのラップが4'44ではなく4'12のままだったとすれば、
その差は約1分36秒。ギリギリながらサブスリーに届いていた計算になる。
かすみがうらマラソン2026 CORОSウォッチ全体スタッツ — 42.44km・3:02:15・平均HR170bpm
CORОSの総合スタッツ。平均HR170bpmという高負荷で42kmを走り続けた証拠だ。
効率スコア「優秀120%」、トレーニング負荷「638TL 高い」が皮肉に光る。
CORОSのデータを確認すると、平均心拍は170bpm
フルマラソンとしてはかなり高い数値で、後半の体温上昇が心拍を押し上げ続けた結果だ。
トレーニング負荷は638TL「高い」と判定されており、レース後に4〜5日間脚の重さが取れなかったのも頷ける。

気温21℃でフルマラソンのタイムは何分落ちるか — 暑さの影響を実体験から解説

かすみがうらマラソン2026 順位変動グラフ — スタート828位からゴール240位まで588人抜き
順位グラフ。一貫して順位が上昇し続け、最終的に828位→240位。
後半に崩れながらも588人を追い抜いた展開は、序盤の走り方が証明された結果でもある。
今回のレースで最も学んだのは「暑さの怖さ」だ。
30kmまで4'11"/kmで走れていたのに、35〜40kmで一気に4'44"/kmに落ちた。
この急激なペースダウンの主因は、間違いなく気温21℃という条件だ。

スポーツ科学の観点から見ると、フルマラソンのパフォーマンスは気温が上がるにつれて低下することが知られている。
フルマラソンの最適気温は一般的に10〜13℃前後とされており、
それを超えると体温調節に多くのエネルギーが割かれ、筋肉への酸素供給が相対的に減少してしまう。
今回の21℃という気温は、この最適ゾーンを大きく外れていた。

実際のレースデータで確認してみよう。
  • 目標タイム: 3:00:00(4'12"/km計算)
  • 実際のタイム: 3:02:23
  • 差分: +2分23秒
  • 35〜40km区間の失速による推定損失: 約1分30秒〜2分
「たった2分の差」と思うかもしれないが、実態は35〜40kmだけで1kmあたり約32秒の失速だ。
ペースが崩れたのはたった5kmの区間だけなのに、それでサブスリーを逃した。
暑さの影響が数字以上に大きいことが、このデータから伝わると思う。

見逃せないのが「レース後の蓄積ダメージ」でもある。
暑い環境でのフルマラソンは、通常より深部体温が高い状態が長時間続く。
これが筋肉・内臓・ホルモンバランスへのダメージを通常より大きくし、
翌日以降の練習再開が遅くなる傾向がある。
今回も実際にレース後4〜5日間は脚の重さと疲労感が抜けなかった。

春マラソンに挑む場合に押さえておくべきポイントをまとめる。
  • 気温15℃を超えたら、目標タイムより5〜10分程度遅くなることを想定しておく
  • 前半は「楽すぎる」と感じるくらい抑えて入るのが正解
  • 給水所ごとに体に水をかける体温管理を徹底する
  • 「暑い日のベストタイム」として割り切り、涼しい秋冬レースへの布石と位置づける
今回の3:02:23は「気温21℃の中での3時間2分」だ。
涼しいコンディションなら、同じ走りでサブスリーが十分狙えるパフォーマンスだったと確信している。
次は秋の涼しいレースでリベンジを果たしたいと思っているよ!

バナナぴろし
こちらの記事も合わせてどうぞ🍌
夏のランニングを安全で快適に!筆者が実際に使って効果を実感した、最新の熱中症・暑さ対策グッズを厳選して紹介しています。


りんごちゃん
ハーフ1:29:31って本当にすごい!サブスリーまであと2分23秒かぁ。
でも暑さの中でも順位828位→240位まで上がったのって、もっとすごくない?
秋のレースが楽しみすぎる!

バナナぴろし
ありがとう!今回のレースで「暑さの中でも脚は作れている」という自信は持てたんだよね。
次は涼しいコンディションで同じ走りができれば、サブスリーは十分狙える。
秋のターゲットレースに向けて夏の練習をしっかり積んで、また報告するよ!

カテゴリ・ラベル

    バナナぴろしの全データを集計中...

筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

質問があれば受け付けます

名前

メール *

メッセージ *

ページビューの合計

QooQ