りんごちゃん
バナナぴろし、かすみがうらマラソンってどんな大会なの?4月ってベストタイムが出にくいって聞いたけど本当?
バナナぴろし
そうなんだよ。かすみがうらは4月中旬〜下旬の開催で、気温が上がりやすいんだ。
今回は当日21℃まで上がって、後半は完全に暑さにやられてしまったんだよね。
今回は当日21℃まで上がって、後半は完全に暑さにやられてしまったんだよね。
りんごちゃん
ええっ!?でもハーフ1時間29分台って超速くない?それサブスリーペースじゃない!
ナップル博士
フルマラソンにおける暑さの問題はな、「冷蔵庫から出したビール」に似ておるのじゃ。
最初はキンキンに冷えていても、時間とともに確実に温まってしまう。
体も同じで、序盤は余裕があっても35km以降に蓄積ダメージが一気に噴き出すのじゃよ。
最初はキンキンに冷えていても、時間とともに確実に温まってしまう。
体も同じで、序盤は余裕があっても35km以降に蓄積ダメージが一気に噴き出すのじゃよ。
バナナぴろし
まさにそれ!ハーフまではサブスリーペースで押せていたのに、35〜40kmで一気にペースが崩れてしまったんだ。
今回はデータを使って、暑さがどうタイムに影響するかをリアルな体験談と一緒に詳しく紹介するよ!
今回はデータを使って、暑さがどうタイムに影響するかをリアルな体験談と一緒に詳しく紹介するよ!
目標ペースは4'12"/kmのサブスリー狙い。ハーフ通過は1:29:31と理想的な展開だったが、
気温21℃の春の洗礼を受けて35〜40km区間のラップが4'44"/kmまで失速。
最終タイムは3:02:23。サブスリーまであと2分23秒届かなかった。
コースの特徴、前半・後半それぞれの走り、そして暑さがフルマラソンのタイムに与える影響を、
実体験データとともに徹底レポートする。
かすみがうらマラソン2026の特徴 — 4月下旬・気温21℃がベストタイムを奪う理由
この時点ではまだ空気がひんやりしていたが、これが油断の始まりだったかもしれない。
この日の気温21℃が、後で脚を奪うことになるとはまだ知らなかった。
かすみがうらマラソンは茨城県土浦市を起点に霞ヶ浦の湖岸を周回するフルマラソン大会だ。
毎年4月中旬〜下旬に開催されており、エントリー者数は1万人規模の大型市民マラソンとして知られている。
土浦駅から徒歩圏内というアクセスの良さと、霞ヶ浦の広大な湖岸風景が魅力の大会だ。
しかしこの大会には、目立たない「難所」が存在する。それが気温だ。
4月下旬の関東は日中気温が20℃を超えることが多く、フルマラソンの適温とされる10〜13℃を大きく上回ることがある。
今回の2026年大会は9:45スタート時点で気温21℃、湿度61%、北東の風7km/h という条件。
走り始めは「暑い」とまでは感じなかったが、42kmを走り続けるには十分すぎる負荷だった。
今回の目標設定はこうだった。
- 目標タイム: サブスリー(3時間切り)
- 巡行ペース: 4'12"/km
- 暑さを考慮して前半は少し抑えめに入る
ところが実際には30kmまで思ったよりずっと快調に走れてしまった。
それが後半の崩壊をより劇的なものにしたとも言える。
会場の雰囲気は非常に整っていて、初出場でも迷わずウォーミングアップに移れた。
霞ヶ浦一周コースの特徴 — フラットに見えて後半に潜む落とし穴
ただし折り返しなしの周回コースのため、後半は風向きが変わりやすい。
累積標高はわずか129mと非常に低く、市民マラソンの中でも屈指の「フラットコース」に分類される。
大きなアップダウンがなくペースが作りやすいのが特徴で、ベストタイムを狙うランナーにとっては魅力的な条件だ。
ただし「フラット=楽」と思ったら大間違いだ。このコースには独特の注意点がある。
- 折り返しなしの周回コースのため、後半に向かい風が来ることがある
- 湖岸沿いは日陰が極端に少なく、直射日光を受け続ける区間が長い
- 単調な景色が後半の精神的な消耗を加速させる
- 給水所は充実しているが、エイドで詰まるとリズムが乱れやすい
しかし25km以降は風向きが変わり、じわじわと体感温度が上昇。
「フラットだからこそ」ペースを上げたくなるのが罠で、その積み重ねが後半の消耗を加速させる。
下の動画は、かすみがうらマラソンのコースをサブスリーペースで走るランナー目線で撮影したものだ。
1.5倍速で再生しているので、コース全体の景観とスピード感を疑似体験できるよ。
動画のポイント:かすみが浦マラソンのコース風景とサブスリーのスピード感を1.5倍速で疑似体験!
前半戦レポ — ハーフ1:29:31・サブスリーペースで刻んだ21km
この時点では体の動きも良く、「今日はイケるかも」という感覚があった。
序盤は気温もまだ上がりきっておらず、脚の動きが非常に良かった。
5km通過が21:27(4'17"/km)と、やや抑えめの入りを意識した結果だ。
10km以降は徐々にリズムに乗り始め、ペースが自然に上がっていった。
15km地点のラップが20:59(4'12"/km)とちょうど目標ペースにぴたりと合った。
心拍も上がりすぎておらず、「このままイケる」という手応えが続いた。
そしてハーフ通過タイムは1:29:31。
サブスリーには後半を1:30:29以内で走りきれればいい計算だ。
この時点での順位は435位。スタート時の828位から約400人をパスしていた。
後半のラップタイムが上昇していく様子が、数字に残酷なほど刻まれている。
ハーフよりも速いペースで30kmを通過できていた事実は、今振り返っても驚く。
この時点では「サブスリー行けるんじゃないか」と本気で思っていたのが正直なところだ。
後半崩壊レポ — 35〜40kmで4'44まで落ちた原因と実データ
ペースは4'17"/kmまで落ち、「脚が重い」というより「体が熱い」という感覚が強くなってきた。
これが暑さによる蓄積ダメージの始まりだった。
35〜40kmのラップは23:41(4'44"/km)。
30kmまでの4'11から一気に33秒も失速してしまった。
体感としては「ペースを落としたくないのに、脚が勝手に止まっていく」という感じ。
給水のたびに全身に水をかぶり、なんとか体温を下げようとしたが追いつかなかった。
このあたりから「まずい」という感覚が確実に育っていった。
15kmラップペース4'12はまさに目標通りだった。
15〜30kmの区間は4'12〜4'15でほぼ一定を保っていた。
ところが35km以降に折れ線グラフが急落し、40kmでは4'44〜4'50まで落ち込んでいる。
ゴールタイムは3:02:23。サブスリーまであと2分23秒届かなかった。
仮に35〜40kmのラップが4'44ではなく4'12のままだったとすれば、
その差は約1分36秒。ギリギリながらサブスリーに届いていた計算になる。
効率スコア「優秀120%」、トレーニング負荷「638TL 高い」が皮肉に光る。
フルマラソンとしてはかなり高い数値で、後半の体温上昇が心拍を押し上げ続けた結果だ。
トレーニング負荷は638TL「高い」と判定されており、レース後に4〜5日間脚の重さが取れなかったのも頷ける。
気温21℃でフルマラソンのタイムは何分落ちるか — 暑さの影響を実体験から解説
後半に崩れながらも588人を追い抜いた展開は、序盤の走り方が証明された結果でもある。
30kmまで4'11"/kmで走れていたのに、35〜40kmで一気に4'44"/kmに落ちた。
この急激なペースダウンの主因は、間違いなく気温21℃という条件だ。
スポーツ科学の観点から見ると、フルマラソンのパフォーマンスは気温が上がるにつれて低下することが知られている。
フルマラソンの最適気温は一般的に10〜13℃前後とされており、
それを超えると体温調節に多くのエネルギーが割かれ、筋肉への酸素供給が相対的に減少してしまう。
今回の21℃という気温は、この最適ゾーンを大きく外れていた。
実際のレースデータで確認してみよう。
- 目標タイム: 3:00:00(4'12"/km計算)
- 実際のタイム: 3:02:23
- 差分: +2分23秒
- 35〜40km区間の失速による推定損失: 約1分30秒〜2分
ペースが崩れたのはたった5kmの区間だけなのに、それでサブスリーを逃した。
暑さの影響が数字以上に大きいことが、このデータから伝わると思う。
見逃せないのが「レース後の蓄積ダメージ」でもある。
暑い環境でのフルマラソンは、通常より深部体温が高い状態が長時間続く。
これが筋肉・内臓・ホルモンバランスへのダメージを通常より大きくし、
翌日以降の練習再開が遅くなる傾向がある。
今回も実際にレース後4〜5日間は脚の重さと疲労感が抜けなかった。
春マラソンに挑む場合に押さえておくべきポイントをまとめる。
- 気温15℃を超えたら、目標タイムより5〜10分程度遅くなることを想定しておく
- 前半は「楽すぎる」と感じるくらい抑えて入るのが正解
- 給水所ごとに体に水をかける体温管理を徹底する
- 「暑い日のベストタイム」として割り切り、涼しい秋冬レースへの布石と位置づける
涼しいコンディションなら、同じ走りでサブスリーが十分狙えるパフォーマンスだったと確信している。
次は秋の涼しいレースでリベンジを果たしたいと思っているよ!
バナナぴろし
こちらの記事も合わせてどうぞ🍌
夏のランニングを安全で快適に!筆者が実際に使って効果を実感した、最新の熱中症・暑さ対策グッズを厳選して紹介しています。
夏のランニングを安全で快適に!筆者が実際に使って効果を実感した、最新の熱中症・暑さ対策グッズを厳選して紹介しています。
りんごちゃん
ハーフ1:29:31って本当にすごい!サブスリーまであと2分23秒かぁ。
でも暑さの中でも順位828位→240位まで上がったのって、もっとすごくない?
秋のレースが楽しみすぎる!
でも暑さの中でも順位828位→240位まで上がったのって、もっとすごくない?
秋のレースが楽しみすぎる!
バナナぴろし
ありがとう!今回のレースで「暑さの中でも脚は作れている」という自信は持てたんだよね。
次は涼しいコンディションで同じ走りができれば、サブスリーは十分狙える。
秋のターゲットレースに向けて夏の練習をしっかり積んで、また報告するよ!
次は涼しいコンディションで同じ走りができれば、サブスリーは十分狙える。
秋のターゲットレースに向けて夏の練習をしっかり積んで、また報告するよ!

0 件のコメント:
コメントを投稿