りんごちゃん
前回は走るたびにPB更新!って勢いだったよね。その後、どうなったの?
バナナぴろし
それがね……ピタッと止まったんだ。月に170km以上走ってるのに、10km40分前後から1秒も縮まらない。完全な停滞期に入っちゃったんだよ。
りんごちゃん
えええ!? そんなに走ってるのに!? それって才能とか年齢のせい…?
ナップル博士
いや、違うのじゃ。原因はもっとシンプル。「なんとなく練習」を続けていると、走力は必ず頭打ちになる。距離を踏んでも、目的と強度の設計がなければ身体は変わらん。これは才能の問題ではないのじゃよ。
バナナぴろし
まさにそれ。今日は、月間171.6kmを走っても伸びなかった2018年2月〜3月の練習を全部さらして、「マラソンで走力が向上しない理由」を正直に話すよ。同じ壁で止まってる人に、絶対読んでほしい回なんだ。
この第18章では、月間170km以上走っても走力がほとんど向上しなかった実体験をもとに、マラソンで走力が向上しない理由を赤裸々に解説します。さらに、10km40分の壁で8か月間停滞した私が、そこから抜け出すために「気づくべきだったポイント」も紹介します。「このまま走り続けて意味があるのか?」と不安を感じているランナーほど、ぜひ最後まで読んでください。あなたの停滞期を終わらせるヒントが、ここにあります。
【実録】月間170km走っていた2018年2月の練習内容
前回の記事では、2018年1月のラン履歴を振り返りました。今回は、2018年2月のマラソントレーニングについてです。正直に言います。この月は「頑張って走っていた記憶」はあるのですが、これといった手応えや成長実感がほとんどありません。新しい練習を取り入れたわけでもなく、明確なテーマを持っていたわけでもない。今振り返ると、ただ走っていただけの1か月だったと思います。まずは、そのときのラン履歴をそのまま載せます。
数字だけを見ると、「それなりに走っている月」です。この月は、出張先でもランニングをしていました。場所は沖縄。
2018年2月19日
10km
出張中でも走れるようになり、「仕事+ランニング」が当たり前になってきた時期です。
2018年2月24日
31km
走っているのに速くならない原因はどこにあったのか
もう一度、数字を見てください。2018年2月の月間走行距離:171.6km
一般的に見れば、「しっかり走っている部類」に入ります。それでも、走力はほとんど向上しませんでした。当時の練習内容を、あらためて整理するとこうです。
- 気が向いたら10km
- 気が向いたらロング走
- 気が向いたら家の前で200mインターバルを10本
今見ると、共通点がひとつあります。それは、すべて「目的が曖昧」だったことです。ペース設定なし。強度の意図なし。週間・月間の流れもなし。結果として、走力アップ度は体感で……1%くらい。「走っているのに速くならない」、まさにこの状態でした。
しかし――記録を本気で伸ばしたい人、サブスリーを目指す人は、この段階で「理論に基づいた練習」へ切り替えなければなりません。
10km40分の壁にぶつかった2018年3月のレースと練習
2018年3月。この月は、自分の走力がどの位置にあるのかをはっきり突きつけられる出来事がありました。2018年3月11日
かつしかふれあいRUNフェスタ10kmにエントリー。
40分19秒
なぜ「なんとなく練習」は走力停滞を招くのか【失敗の本質】
走力が向上しなかった理由は、練習量が足りなかったからではありません。原因は、ただひとつ。なんとなく練習
を続けていたからです。これは今だからはっきり分かることで、当時の自分には、まったく見えていませんでした。
ナップル博士
身体は「かけた刺激」にしか適応せん。毎回ほどほどのペースで走ると、身体は「この強度で十分」と判断して、それ以上は変わらんのじゃ。速くなりたければ、閾値走・インターバルで“今より少しキツい刺激”を意図的に入れる必要がある。ただ距離を踏むだけでは、刺激が同じだから停滞するのじゃよ。
ここで、はっきり忠告します。なんとなく練習を続けている人は、必ずこのあたりのタイムで頭打ちします。10km40分前後。この壁を超えるのが、途方もなく遠く感じる時期が必ずやってきます。走っているのに、練習量もそれなりにあるのに、なぜかタイムだけが伸びない。私自身が、まさにそうでした。
バナナぴろしは、10kmで2018年3月11日、40分19秒。このタイムで完全に停滞しました。そこから「もっと走れば速くなるはず」「そのうち伸びるだろう」と思いながら走り続けましたが、結果は何も変わりませんでした。
10kmで40分を切れたのは、それから8か月後。2018年11月18日、39分22秒。この差を生んだのは、才能でも、年齢でもありません。練習の「考え方」を変えたかどうか。ただ、それだけでした。
では、どうすれば走力は伸びるのか? 走力が向上しない最大の原因は練習量ではなく、目的と理論のない「なんとなく練習」だった。その答えは、この「サブスリーへの道」を最後まで読めば分かります。次回は、停滞期のもうひとつの壁――怪我と向き合った話です。
バナナぴろし
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この停滞、実はもう一度ぶつかります。ランニング2年目に再び「走力が伸びない理由」と向き合った回。同じ轍を踏まないためのヒントです。
バナナぴろし
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「なんとなく練習」の対極にある答え。閾値走・インターバル・30km走を軸に、サブスリーを現実にした練習の“組み方”を公開しています。
りんごちゃん
距離をたくさん走れば速くなる、って思い込んでたんだね。「考え方」を変えるって、勇気がいりそう…。
バナナぴろし
そうなんだ。でも気づけば、ちゃんと壁は超えられる。40分の壁を抜けた8か月後の話も、これから書いていくよ。……ただ、その前に俺は“怪我”という別の壁にぶつかるんだけどね。次回もお楽しみに!
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