10km40分切りを狙って挑んだ松戸市七草マラソン。そこで待っていたのは、まさかのコース誘導ミスでした。
2019年は「10km40分切り」を目標にしたんだよね! 松戸市七草マラソン、結果はどうだったの?
それがね……スタート直後にコース誘導ミスが起きて、トラック出口が大渋滞。スタートからわずか40秒で、40分切りは現実的に不可能になったんだ。
ええっ!? 40秒で目標が消えるなんて……。そんなことってあるの!?
10kmで40分を切るには、平均3分59秒/kmを維持し続ける必要がある。1kmでも大きく落とせば、取り返すのは至難の業じゃ。この日のバナナくんは、1km目が5分20秒。本来狙う3分55秒から1分半近くも遅れてしまった。これでは40分切りは厳しい。だが、この悔しさが次のレースの糧になるのじゃよ。
今日は、年始の28kmロング走の課題から、箱根駅伝経験者8人が集った豪華な招待選手、誘導ミスのトラブルとラップ分析、トップ選手とのフォーム比較、そして2週間後の我孫子市新春マラソンでのリベンジまで、波乱の一戦を全部振り返るよ。
2019年シーズンに向けて掲げた、10km40分切りという明確な目標。その達成を目指して挑んだ松戸市七草マラソン大会で、まさかの想定外トラブルが待ち受けていました。本記事では、年始に取り組んだトレーニング内容から、レース当日の状況、コース誘導ミスによって生じた影響、そして次戦でのリベンジまでを、すべて実体験ベースで振り返ります。
失敗は、終わりではなく次への材料。「なぜ目標を達成できなかったのか」「次はどう立て直すべきか」。同じように記録更新を目指す市民ランナーにとって、きっと参考になる気づきが詰まったレース記録です。
2019年の初戦に挑む回。ここからサブスリーまで、残り314日です。
2019年シーズンの目標設定|10km40分切りに挑んだ理由
前回は、2018年シーズンの振り返りをしました。振り返ってみると、思うように走力が伸びず、もどかしさが残る1年。正直なところ、「このままで大丈夫か?」と感じる場面も多くありました。
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距離を踏んでもタイムが伸びなかった2年目の体験を振り返り、「なんとなく練習」から脱却して走力アップにつながった要因を解説しています。
それでも気持ちを切り替え、2019年シーズンに向けて改めて目標を設定します。公式大会で、10km40分切りを達成する。タイムだけを見れば高い壁ですが、市民ランナーとして次のステージに進むためには、ここを避けて通るわけにはいかない目標でした。
2019年、俺のマラソン熱は再び沸騰。失速した1年を取り戻すべく、「まずは10kmで結果を出す」ことに全力を注ぐ決意を固めたのです。
年始28kmロング走の実践と課題|本番を見据えた調整
2019年1月4日
年始一発目の練習として、28km走を実施しました。10kmで40分切りを狙うシーズンではありますが、土台となるスタミナを確認する意味もあり、あえて距離を踏むロング走を選択。
この日はビルドアップ走のつもりでスタート。前半は余裕を持って入り、後半にかけてペースを上げる想定でした。しかし現実は甘くなく、気持ちだけ先行してしまい、脚がついてこない。結果として、後半はペースを上げきれず失速する内容となりました。
「距離は踏めているのに、スピードが出ない」。市民ランナーあるあるですが、この時点で練習の質と目的が噛み合っていないことを、うっすらと感じ始めていました。このロング走の反省が、のちにレース展開や練習内容を見直すきっかけになります。
年始に実施した28kmロング走の走行ログ。ビルドアップを狙うも、後半にペースを維持できなかった実体験の記録です。
松戸市七草マラソン大会の概要|豪華招待選手とタフなコース
2019年1月13日
松戸市七草マラソン大会10kmにエントリーしました。年始恒例のこの大会は、スピードと対応力が試される市民ランナー注目のレースです。
松戸市七草マラソン大会10kmのコースマップ。折り返しと競技場内走行が多く、ペース配分が難しいと感じた実体験です。
コースはアップダウンが多く、フラット基調の10kmとは違い、後半に脚を削られるタフなレイアウト。俺にとっては、今回が2回目の出場となります。そしてこの年、2019年の招待選手がとにかく豪華でした。
松戸市七草マラソン大会 招待選手
この年の松戸市七草マラソン大会は、市民ランナーにとって特別な意味を持つ大会となりました。
第64回松戸市七草マラソン大会の招待選手一覧。箱根駅伝経験者が多数名を連ね、市民ランナーとのレベル差を強く感じた実体験です。
なんと――箱根駅伝を走った松戸市中学校卒業生8人が招待選手。
地元・松戸から箱根路へと進んだランナーたちが、そろって凱旋するという豪華すぎる顔ぶれ。市民ランナーにとっては、トップレベルの走りを間近で体感できる貴重な機会でした。
松戸市七草マラソン大会に招待された選手たちの集合写真。スタート前から漂う速さのオーラに圧倒されました。
| 招待選手 | 招待選手 |
| 髙橋翔也 選手 | 石綿宏人 選手 |
| 島貫温人 選手 | 土方英和 選手 |
| 小林彬寛 選手 | 外山正一郎 選手 |
| 野口雄大 選手 | 伊勢翔吾 選手 |
松戸市七草マラソン大会10kmのスタート直後。招待選手たちの鋭い出足とスピード感に圧倒された瞬間です。
招待選手のスタートは、市民ランナーとは明らかに違う緊張感とスピードでした。
招待選手と市民ランナーが同時に飛び出す、レース序盤の混在シーンです。
先頭を走る招待選手たち。余裕すら感じさせるフォームとスピードの違いを、間近で実感した場面です。
ここからは、俺自身の話です。とはいえ――同じ大会にエントリーしていたのだから、サインをもらっておけばよかった……(^_^;)
招待選手にサインをもらう妄想をイラスト化したワンシーン。声をかける勇気が出なかった自分へのセルフツッコミです。
俺は、この松戸市七草マラソン大会に向けて、年始から「10km40分切り」を最大目標に掲げ、強い覚悟を持ってスタートラインに立っていました。そして――
号砲。
事件が発生しました。
コース誘導ミス発生|ラップ分析と40分切り未達の要因
今回のレースで起きた事件――誘導員のコース誘導ミス。
スタート直後、トラックを1/4周して外へ出るのが正しいルート。しかしその出口付近に誘導員が立っておらず、先頭集団はそのままトラックを1周してしまう形になりました。
競技場内スタート直後のコース図。本来は1/4周で外に出るはずが、出口が分かりづらく混乱が生じた実体験です。
異変に気づいたランナーたちが、一斉にグラウンドを横切って出口へ殺到。エントリー数約2000人が、トラック出口の狭い通路で完全に渋滞します。押し合いながら進むしかない、スタート直後とは思えない異様な光景でした。
誘導ミスにより出口で大混雑した状況をイラストで表現。2000人規模のランナーが一斉に殺到した現場の混乱です。
俺も、当然この出口渋滞に巻き込まれました。スタートからわずか40秒で、この日の目標だった10km40分切りは、現実的に不可能となります。
ガックシ。
誘導ミスで目標が崩れ、気持ちが切れてしまった心境をイラストで表現。スタート40秒で40分切りが消えた瞬間です。
結果です。
松戸市七草マラソン大会10km当日の走行データ。スタート直後の渋滞で1km目が大きく落ち、リズムを崩した記録です。
| No | 距離 | ラップ |
| 1 | 1.0km | 5'20" |
| 2 | 1.0km | 4'03" |
| 3 | 1.0km | 3'54" |
| 4 | 1.0km | 4'02" |
| 5 | 1.0km | 3'57" |
| 6 | 1.0km | 4'04" |
| 7 | 1.0km | 3'59" |
| 8 | 1.0km | 3'53" |
| 9 | 1.0km | 3'51" |
| 10 | 1.0km | 3'49" |
| 11 | 0.2km | 0'44" |
1km目のラップは、5'20"。本来なら3'55前後で入りたかったところ。それができていれば、目標の40分切りは十分狙える状態でした。実際、2km目以降は3分台後半〜4分ちょうどで刻めており、脚そのものは仕上がっていたのです。トラックを余計に走らされ、完全にリズムを崩したレース展開でした。
競技場内のGPS軌跡。本来不要なトラック周回が発生し、距離超過が起きていることが分かる実走データです。
まぁ、しょうがない。運営のミスは自分ではどうにもできません。大事なのは、ここで腐らずに次へ向かうことでした。
トップ選手とのフォーム比較|走りの違いから学ぶ改善点
ここで少し視点を変えて、俺自身のランニングフォームを、招待選手と比べて振り返ってみます。同じコースを走ったからこそ見えた、決定的な差がありました。
バナナぴろしの場合
レース終盤、呼吸が荒くなりながらもフォームを崩さず前に出続けた瞬間。実戦でしか得られない「粘り」の感覚を思い出す一枚です。
写真を見ると、上体がやや沈み、腕振りや脚の運びにも無駄があるのが分かります。
招待選手 駒澤大学 伊勢翔吾選手の場合
市街地コースを単独で駆け上がる伊勢翔吾選手の走り。上体の安定と推進力を無駄にしないフォームが際立つ瞬間です。
一方で伊勢選手は、上体がブレず、重心が高く、地面からの反発を素直に前進力へ変えているフォーム。
正直、俺に比べて圧倒的にカッコいい。
トラック終盤、脚の重さを感じながらも腕振りで前に進んだ瞬間。レース後半の粘りと、実戦ならではの苦しさが表情に表れています。
トップ選手のフォームは、重心が高く、接地が体の真下で起こるのが特徴じゃ。これにより地面の反発を「バネ」として推進力に変えられる。逆に上体が沈むと、接地が体の前になり、一歩ごとにブレーキがかかってしまう。市民ランナーでも、姿勢・接地・腕振りを意識するだけで、同じ走力でも確実に楽に・速くなれるのじゃよ。
この比較から感じたのは、「速さは才能ではなく、日々のフォーム意識と積み重ねで作られる」ということ。市民ランナーでも、姿勢・接地・腕振りを意識するだけで、走りは確実に変わっていきます。フォームと「バネ」の使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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次戦でのリベンジ計画|我孫子市新春マラソンへの挑戦
松戸市七草マラソンでの悔しさを、そのままにして終わるつもりはありません。俺が次に選んだリベンジの舞台は、2019年1月26日にエントリーしていた――
我孫子市新春マラソン 10km
松戸とは違い、比較的走りやすいコース設定。「ここなら、今の走力を正当に試せる」。そう確信して臨んだ大会でした。
河川敷を往復する我孫子市新春マラソンの10kmコースマップ。折り返しが多く、ペース管理と風対策が重要になるレイアウトです。
結果は――しっかりとPB更新。松戸で得た反省と気づきが、無駄ではなかったことを証明できました。安定したラップで、最後までペースを維持できたのです。
我孫子市新春マラソン10kmでPB更新した際の走行データ。1km目から安定して4分前後で刻み、最後までペースを維持できた実体験です。
松戸での誘導ミスは確かに悔しかった。でも、その悔しさがあったからこそ、次のレースに集中できた。その詳しい内容は、次回で。下り坂ダッシュの効果と、我孫子で出した会心のタイムをお届けします。
▶ 次の話:第29章「我孫子市新春マラソンPB|下り坂ダッシュの効果」
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自分のミスじゃないのに目標が消えるなんて、悔しすぎる……。でも腐らずに2週間後にPB更新するなんて、すごく前向きだね!
レースは何が起こるか分からない。でも、トップ選手のフォームを間近で見られたのも、悔しさをバネに次で結果を出せたのも、出場したからこそだよ。次回はそのリベンジ戦、我孫子市新春マラソンと下り坂ダッシュの効果の話。お楽しみに!
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