りんごちゃん
いよいよサブスリー1か月前! ここまで来たら、最後にもっと追い込むんだよね?
バナナぴろし
それが逆なんだ。1か月前からは「足す」じゃなくて「抜く」。インターバルも特別な練習もやめた。走り込みは終わり。ここからはピーキング――疲労を抜いて、走力だけを本番に残す期間だよ。
りんごちゃん
走らないと不安にならない? せっかく積み上げたのに…。
ナップル博士
そこが一番むずかしい。バナナくんは過去2回――さいたま3時間17分、佐倉3時間24分――どちらも「不安だから」と直前まで走り続け、疲労を抜き切れずに失敗しておる。今回は違った。2週間前に30km走をサブスリーペースで余裕を持って完走し、それを精神的支柱にした。そして本番前2日間は完全ランオフ。一番勇気のいる「走らない判断」を、ついに選べたのじゃ。
バナナぴろし
今日は1か月前の週間距離、2週間前の30km走、直前1週間のジョグとランオフ判断まで、ピーキングの全手順を公開するよ。心にあった言葉はずっとこれ――「夏の間に流した汗の量だけ、ゴールしたとき泣いてやる」。サブスリーまで、残り1日。
フルマラソン1カ月前は、「このままで本当に大丈夫なのか」「もう少し追い込むべきではないか」多くのランナーが不安を感じる時期です。実際、私自身も同じように迷いながら、あえてやらなかった練習と、やるべきことだけを選んだ判断を積み重ねていきました。この章では、1カ月前の週間走行距離、レース2週間前の30km走、直前1週間のジョグとランオフ判断を、実体験ベースで時系列にまとめています。「サブスリーを狙っているが、直前期の練習に自信が持てない」そんな方にこそ、ひとつの判断材料として読んでもらえたら嬉しいです。
サブスリー達成1カ月前の心境と練習全体像
フルマラソンでサブスリーを狙ううえで、レース1カ月前は「不安」と「手応え」が同時に押し寄せる時期です。この頃の自分は、「もう追い込むべきか、それとも積み上げを信じるか」そんな葛藤を抱えながら練習していました。11月の第1週は10月最終週を含むため、第1・第2週をまとめて振り返ります。第1週 週間走行距離 82.0km
第2週 週間走行距離 55.2km
距離は積めているが、あえて追い込み過ぎなかった時期
サブスリーを狙う練習期は、「何かを足す」よりも「余計なことをしない」判断が、後半のピーキングに大きく影響すると実感しています。
【レース2週間前】30km走とピーキング開始の判断
週間走行距離 61.7km
距離を落としながらピーキングへ移行したタイミング
パフォーマンスを最大化するピーキングとは
マラソンにおけるピーキングとは、レース当日に最高のパフォーマンスを発揮するため、トレーニングと回復のバランスを最適化することです。目的はシンプルで、それまでの練習で蓄積した疲労を抜きつつ、走力だけをレース当日に残すこと。この時期に重要なのは、「もっとやりたい」という気持ちを抑える冷静さでした。栄養面では、炭水化物中心の食事を意識し、レース本番に向けたエネルギー充填を進めます。さらに、これまで積み上げてきた練習を信じるメンタルの安定も、ピーキングには欠かせません。
11月10日(日)サブスリーペース30km走
つくばマラソンの2週間前、サブスリーペースでの30km走を実施しました。コースは江戸川の往復周回。起伏が少なく、ペース管理に集中できる環境です。レース本番を想定した最終確認の位置づけ
ペースに余裕を持って走り切れたことが自信につながった
【レース直前1週間】ジョグ中心とランオフ戦略
11月10日に30km走を終えてからは、スピード練習や追い込みは一切行いませんでした。この期間にやったことは、とてもシンプルです。基本はジョグのみ。
強度を完全に落とし、疲労抜きを最優先した調整期間
- 2018年12月 さいたま国際マラソン 3時間17分
- 2019年4月 佐倉マラソン 3時間24分
夏の間に流した汗の量だけ、ゴールしたとき泣いてやる
不安よりも「やるだけやった」という感情が勝っていた
バナナぴろし
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バナナぴろし
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りんごちゃん
過去2回は不安で走りすぎて失敗…今回は2週間前の30km走を「お守り」にして、あとは思い切って抜いたんだね。「走らない勇気」って、こんなに大事なんだ。
バナナぴろし
積み上げを信じる。それがピーキングの本質だ。不安より「やるだけやった」が勝った状態で、スタートラインに立てた。3年間の全部を、この42.195kmにぶつける。次回はいよいよ最終話――つくばマラソン本番。涙のゴールまで、見届けてほしい。
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