20年ぶりに走ってみたら、たった500mで息切れ。
ここから「走れる環境づくり」が始まりました。
第1章で「運動不足を解消しよう」って決意したバナナぴろし。いよいよ走り始めるんだよね?最初からスイスイ走れたの?
それがね……あの頃の俺は20年ぶりに走ったら、たった500mで息が切れて歩いちゃったんだ。情けないくらいの出発点だったんだよ。
ええっ!? 500mで!? サブスリーランナーにも、そんな走れない時期があったの……?
あるとも。20年動かなかった体は、心肺も筋力も眠っておる。じゃが面白いのはここからでな。バナナくんはいきなり走らず、“走れる環境”を先に作ったのじゃ。意志ではなく仕組みで動いた——これが続いた理由のひとつなのじゃよ。
そういうこと。意志はゼロでもサボれない仕組み——名付けて「置きチャリ作戦」を思いついてね。今日はその、情けないけど大事な第一歩を振り返るよ。
20年間まったく運動していなかった42歳の私(バナナぴろし)が、「運動不足を解消したい」という軽い気持ちで走り始めた結果——最初はたった500mで息切れという現実に直面しました。
冬の寒さ、続かない決意、走れない自分への落胆。それでも生活習慣を少しずつ変え、無理のない目標を積み重ねたことで、この挫折だらけのスタートが、やがてサブスリーへの第一歩になります。
この第2章では、20年ぶりのランニングが続かなかった理由と、運動不足の初心者でも“走る習慣”を作れた工夫を、今の自分が振り返ります。「走りたいけど続かない」「運動不足のまま年齢だけ重ねている」——そんな人にこそ読んでほしい、リアルな第2話です。
500mも走れなかった日から、サブスリーまで残り1050日。カウントダウンは静かに進みます。
▼ 動画で見る:500mで絶望したバナナが「環境ハック」で変わった瞬間
「0日坊主」だった私が、どうやって強制的に最初の一歩を踏み出したのか?意志の力に頼らない
物理的な戦略(置きチャリ作戦)の本質を声でお届けしています。(再生時間:約12分)
「1月1日から走る」が0日坊主に|冬にランニングが続かない本当の理由
「今年こそ運動不足を解消しよう」——そう思った私は、1月1日から走り始めると決めました。
ところが、いざ冬休みになると空気が冷たすぎて、布団から出るだけで修行レベル。気合だけは十分だったのに、現実はとても厳しいものでした。
そして冬休みは1月4日まで。結局、休みの間は一度も走りませんでした。「1月1日からやろう」と意気込んだのに、まさかの0日坊主です。
真冬の朝、布団から出るだけで修行。これが「続かない」最初の壁でした。
正直、20年も運動していない人間が、真冬の外でいきなり走るのはほぼ拷問です。気合だけでは動けないのは、当然のことでした。
それは意志が弱いのではないのじゃよ。寒い・つらい・面倒——人間の脳は負担の大きい行動を自動的に避けるようにできておる。だから「来年から走るぞ」という決意だけでは続かん。大事なのは、やる気に頼らず動ける“仕組み”を先に用意することなのじゃ。
そこで私が最初に決めたのは、いきなり走ることではなく——「チャリ通(自転車通勤)をやめること」でした。まずは生活に歩く時間を増やす。小さな行動ですが、これが冬の運動再開に向けた大きな一歩になりました。
最初の練習場所は通勤路の2.1km|サボれない「置きチャリ作戦」
私の家から会社までは、道のりで2.1km。この距離なら、運動不足の体でも無理なく歩ける絶妙な長さでした。
就業開始は8時半。それまでは自転車で8時に家を出て、8時10分に会社へ着く生活。でも、2.1kmを歩いても多くて25分です。
つまり——「7時50分に家を出れば、歩いても十分間に合うじゃん!」と気づいたのです。こうして私は、まずチャリ通をやめると決心しました。
まずは「走る」ではなく「歩いて通勤する」。ハードルを思いきり下げた一歩です。
ところが——1月5日の朝。少しだらけてしまい、気づけば7時55分。「これは歩いたら間に合わない…」と判断し、結局自転車通勤に逆戻りしました。
「あと5分早ければ…」決めたことが、こんなにも守れない。
またしても、決めたことを守れず。この時点で、走ると決意してから5日間、1回も走れていない状態でした。
「明日こそ」を5日くり返す。運動不足あるあるの足踏みでした。
5日間ゼロ!? わ、わかる……「明日こそ」って思ってるうちに、どんどん日が過ぎちゃうやつだ……。
そうなんだよ。それで会社でハッと気づいたんだ。「家に自転車があるから、甘えちゃうんだ」って。だったら——自転車を会社に置いてくればいい。名付けて「置きチャリ作戦」だ。
ある日の帰り、私は自転車を会社に残し、歩いて帰宅しました。これで翌朝は否応なく歩き、そして帰りは“走って”自転車を取りに行くしかない——意志ではなく環境で、自分を走らざるを得なくしたのです。
見事じゃ。これは行動科学でいう「行動のデザイン」そのものでな。やる気を出すのではなく、やらざるを得ない状況に自分を置く。置きチャリは、サボる選択肢を物理的に消す——習慣化の王道なのじゃよ。
20年ぶりの帰宅ランは500mで終了|運動不足ランナーのリアルな現実
そしてついにその日、私は初めての帰宅ランに挑戦しました。ずっと「走らなきゃ」と思いながら5日間も走れずにいたので、気持ちはもうワクワク半分・不安半分。
結果は——500mほど走って、息が切れて歩く。「えっ…もうダメなの?」と、自分でも驚くレベルでした。
最初の500m。あっという間に息が上がり、足が止まりました。
少し歩いて呼吸を整え、また走り出す。けれど今度は200mほどでまた息が切れて歩く。体力が想像以上に落ちていることを、痛いほど思い知らされました。
次は200m。走っては歩き、走っては歩き…の繰り返しでした。
そして、あとは歩いて家に帰る。もはやランニング初心者あるあるのフルコンボ状態です。でも、これが「普通」なんです。
結局ほとんど歩いて帰宅。それでも、走り出せたこと自体が前進でした。
記念すべき初帰宅ランの「成績」を、正直にまとめるとこうです。
| 区間 | 結果 |
| スタート〜約500m | 走る → 息切れして歩く |
| その後 約200m | 再び走る → すぐ息切れして歩く |
| 残りの区間 | ほぼ歩いて帰宅 |
500mと200mで力尽きちゃうなんて……。でも、これって落ち込んだほうがいいの?それとも気にしなくていいの?
まったく気にせんでよい。20年動かなければ、心臓も肺も筋肉も“省エネモード”じゃ。最初に息が切れるのは体が壊れているのではなく、ただ眠っているだけ。走り続ければ、毛細血管も心肺も必ず目を覚ます。ここからが本当のスタートラインなのじゃよ。
恐ろしいほど体力は落ちていました。でもこれは、長年運動不足だった人が走り始めるときに必ず通る道。むしろ、ここからが本当のスタートです。
ランニング初心者が立てた最初の目標は「2.1km完走」|キロ8分から始まった道
そして私は、ようやくひとつの“現実的な目標”を立てました。
それは——歩かずに会社まで行く、つまり2.1kmを完走すること。
ランニング初心者にとって、2km完走は意外と大きな壁です。私も当時はこの距離ですら、とても遠く感じていました。
ペースは?時計も使っていなかったので正確にはわかりませんが、おそらくキロ8分前後。それでも2.1kmを走り切ることすらできませんでした。冬のランニング初心者には、この距離が本当にキツい。まるで昨日のことのように思い出せます。
まずは「2.1kmを歩かず完走」。背伸びしない目標が、最初の支えでした。
この目標設定こそ秀逸じゃ。「サブスリー」のような遠い目標は、初心者の心を折る。じゃが「2.1km完走」なら、少し頑張れば届く距離。手の届く目標を一段ずつ越えていく——それが走力を伸ばし、習慣を根づかせる最短ルートなのじゃよ。
そんな、まともに走ることすら難しかった🍌バナナぴろし🍌ですが……のちに2年11ヶ月でサブスリーランナーになれました。正直、当時の自分からは想像もできなかった未来です。
でも私は思っています。練習方法を間違えなければ、走力は必ず伸びると。ランニング初心者でも、正しいステップを積み重ねればゴールに届く。私はその証拠のひとりです。
当時はただの“妄想”だったサブスリー。それが1050日後に現実になります。
ブログではこれから、どんな練習をして、どのように走力が伸びていったのかを、詳しく書いていきます。ランニング初心者の方にも真似しやすい内容にしていきますので、ぜひ読み進めてください。
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才能じゃなくて、「サボれない仕組み」と「届く目標」だったんだね。500mで歩いちゃう私でも、ちょっとやってみようかな……!
その一歩で十分だよ。誰だって最初は500mから。次回はいよいよ、初めて10kmのコース(幕張)に挑戦した話——少しずつ走れる距離が伸びていくよ。お楽しみに!
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