海沿いの幕張コースで待っていたのは、絶景と地獄でした。
りんごちゃん
第2章では500mで歩いちゃったバナナぴろし。あのあとどうなったの?ちゃんと走れるようになった?
バナナぴろし
それがね、「置きチャリ作戦」で毎日帰宅ランを続けたら、あの頃の俺でも1か月で2.1kmを完走できるようになったんだ。体って、意外とちゃんと変わるんだよ。
りんごちゃん
えっ、1か月で!? じゃあもう、バリバリ走れるようになったんだね!
バナナぴろし
……と思って調子に乗って、いきなり10kmに挑戦したんだ。海沿いの幕張コースでね。結果は——タイム75分、ゴール後は芝生に倒れ込んで“屍”だったよ。
ナップル博士
ふぉっふぉ。1か月で2.1kmを走れるようになるのは立派な進歩じゃ。じゃが10kmはその約5倍の距離。距離が伸びれば、体に必要なものも一気に変わる。バナナくんはそれを、身をもって知ることになるのじゃよ。
この第3章では、ランニング初心者だった私(バナナぴろし)が、帰宅ランというシンプルな習慣から走力を伸ばし、人生初の10kmランニングに挑戦したリアルな体験を、今の自分が振り返ります。
タイムもペースも気にせず、ただ「歩かずに走り切る」ことだけを目標にした日々。その積み重ねが、体の変化としてはっきり現れ始めました。そして迎えた、海沿いの幕張ランニングコース10kmへの初チャレンジ——景色の良さとは裏腹に、後半は地獄のような展開が待っていました。
これからランニングを始めたい人、10kmに初挑戦しようとしている人にとって、「最初の1か月に何が起こるのか」を具体的にイメージできる内容です。失敗も苦しさも含めた等身大のランニング記録を、ぜひ最後まで読んでみてください。
▼ 動画で見る:100円の時計を手に、幕張で「しかばね」になった10km
「絶対に歩かない」という意地だけで走りきった10km。ゴール後の屍のような姿と、そこから始まった本気の挑戦を声でお届けします。(再生時間:約7分)帰宅ランの効果がすごい|置きチャリ作戦で1か月で2.1km完走
会社に置きチャリをして、朝の通勤は必ず走らなければいけない状況を作りました。タイムもラップもまったく気にしません。ただ、走る。会社までの2.1kmを完走する——それだけを目標に走りました。すると、成果はすぐに出ました。この交差点で息が上がって歩いたのに、今日はまだ走れる。この前は苦しくなった場所が、今日は大丈夫。ゼーハーしていた区間でも、今日は呼吸が楽——体が、確実にパワーアップしているのを感じました。
ナップル博士
これこそ帰宅ランの強みじゃ。毎日ほぼ同じ距離・同じコースを走ると、心肺と脚の毛細血管が少しずつ発達し、同じ運動がどんどん楽になる。初心者が最初に走力を伸ばすには、「短くても毎日」がいちばん効くのじゃよ。
成果が現れると、走ることが楽しくなります。いつ完走できたかは正確には覚えていませんが、会社までの2.1km完走は1月中旬には達成できていました。
行きは、汗をかきたくないのでゆっくり。
海沿いの幕張ランニングコース10kmに初挑戦|絶対に歩かないと決めた結果
「10km ランニングコース」とGoogleで検索。
【コースデータ】
・距離:片道6.5km、往復13km
・距離表示の有無:500mごとに有り
・距離:片道6.5km、往復13km
・距離表示の有無:500mごとに有り
距離表示があるし、海沿いで景色もよいし、車もイオンに止められる。初めての10kmにはぴったりの場所でした。
ここで10km走ってみようと決めて、土曜日に幕張へ出かけました。このときはGPS時計もランニングアプリも使っていないので、走行履歴はありません。カレンダーを見返すと、1月28日(土)のこと。つまり、ランニングを始めて約1か月後のことでした。
車はイオンに停め、時間を計測したいと思いましたが、腕時計はしない派。そこでその日、イオンのダイソーで100円の腕時計を買いました。
りんごちゃん
100円の時計で10km!? GPSウォッチとかじゃないんだ……ずいぶん思いきったスタートだね!
バナナぴろし
そうそう。最初は道具なんて何でもいいんだよ。絶対に歩かないと決心して——ヨーイドン💨💨💨。前半は「景色いいなー」なんて、ほのぼの走ってたんだ。
前半は、海沿いの景色を眺めながらのほのぼのランニング。
歩かないと決めたので、頑張って走る。けれど——あれは、走っていたのでしょうか?
そして、ゴール後はまったく動けず……。倒れた場所からイオンの駐車場まで、手すりにつかまりながら移動し、イオンの自販機の横の椅子で、屍のようになっていました。
りんごちゃん
2.1kmは走れるようになったのに、10kmだとなんでこんなにボロボロになっちゃうの……?
ナップル博士
距離が長くなると、必要になる筋持久力とエネルギーの量が桁違いになるからじゃ。2kmは勢いで押し切れても、10kmは脚の筋肉が悲鳴をあげ、糖が枯渇して失速する。じゃが心配いらん。この“惨敗”こそ、体に「もっと強くなれ」と伝える最高の刺激。ここから本当の成長が始まるのじゃよ。
バナナぴろし
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バナナぴろし
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りんごちゃん
100円時計で75分、ゴールで屍……ボロボロだったけど、ちゃんと10km完走したんだね。なんだかすごく勇気が出てきた!
バナナぴろし
そう、タイムなんて二の次。まず10kmを歩かず完走できたこと自体が大きな一歩なんだ。次回は、この75分という記録が世間的にどのレベルなのか——10kmの平均タイムをデータで確かめる話だよ。お楽しみに!
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