200m×10本の予定が、たった4本で撃沈した日の記録です。
りんごちゃん
第13章で30kmの壁にぶつかったバナナぴろし。「本気の練習を調べ始めた」って言ってたよね。何を始めたの?
バナナぴろし
ずっと避けてきた"インターバル練習"にね……。でも初めての200m×10本は、たった4本で撃沈したんだ。
りんごちゃん
4本!? 200mってそんなに短いのに!? どうしてそんなにキツいの?
ナップル博士
短い距離を全力で走るインターバルは、心肺を限界まで追い込む高強度練習。キツいのは当然じゃ。じゃが、それこそが“スピードと心肺”を一気に底上げする最高の刺激でな。苦しさには、ちゃんと意味があるのじゃよ。
バナナぴろし
そう。正直「二度とやりたくない」と思ったよ(笑)。でもこの日から走力が確実に変わり始めたんだ。今日は、その失敗と、ショートインターバルの正しいやり方を話すよ。
私自身、ランニングを始めてしばらくはLSDや距離走ばかりで、スピード練習をほとんど避けてきました。理由はシンプル、インターバル練習が嫌いだったからです。しかし2017年12月、フルマラソン練習での連続DNF(途中棄権)をきっかけに、ついに“逃げ続けてきた練習”と向き合う決断をしました。それが200mショートインターバルです。
この第14章では、マラソン練習で本当に重要だと感じた2つのトレーニング、初めての200mショートインターバルの失敗体験、そして初心者でも安全に取り入れられるショートインターバルの効果と正しいやり方を、実体験とともに詳しく振り返ります。
マラソン練習で知った2つの重要トレーニング
マラソンを始めてから、いろいろ調べるうちに「走りを伸ばすための練習には種類がある」ことを知りました。その中でも特に大切だと感じたのが、次の2つのトレーニングです。① インターバル練習
インターバル練習は、短い距離を速いスピードで走り、続けて短い休息を挟むことを繰り返すトレーニングです。心肺機能が一気に鍛えられ、スピード向上に直結するのが特徴。一般的には数百メートル〜数キロを設定ペースで走り、その後に同じ時間(もしくはそれ以下)の休息(ジョグまたは歩き)を取ります。② LSD(Long Slow Distance)
ナップル博士
この2つは車の両輪じゃ。インターバルで"エンジン(心肺・スピード)"を、LSDで"燃費(脂肪を使う持久力)"を鍛える。どちらか片方では速くなれん。バナナくんはLSDばかりで、エンジンを磨くのを後回しにしておったわけじゃな。
2017年12月のマラソン練習|走行距離175kmと試練の一ヶ月
12月の月間走行距離は175.3km。この頃の私はまだ走力の土台をつくっている段階でしたが、それでも「走ることで成長している」という実感が少しずつ芽生え始めていました。しかし、この2連続DNFのあと、私は気持ちを切り替えました。そして——ついに、あの練習をおこなう決断をします。それがインターバル練習でした。
初めてのショートインターバル練習|200m×10本に挑んだ日
2017/12/13(水)、ショートインターバル(200m×10本)の予定。この日は、家の前のまっすぐな道路を使って初めての本格的なショートインターバル練習に挑戦しました。200mを全力ダッシュし、ジョグでスタート地点まで戻る。これを10本繰り返す——そんな計画でした。
ショートインターバルの効果と正しい方法
200mショートインターバルが走力アップに効く理由
短い距離を高強度で走るショートインターバル(200m)は、初心者でも取り組みやすく、スピードと心肺機能の底上げにとても効果があります。特に、マラソン初心者が最初に取り入れる強度練習としてもおすすめで、「速く走る感覚を身につける」ための最短ルートでもあります。200mショートインターバル練習のメリット
- スピードの向上:短い距離で速く走ることで、脚の回転数・反発力・加速感が身につきます。
- 心肺機能の強化:200mの高強度ランはVO₂MAXの向上に直結し、マラソン後半の失速防止にもつながります。
- メンタルの強化:短い距離でも追い込む練習を繰り返すことで、「苦しくても粘る力」が鍛えられます。
200mショートインターバルの正しいやり方
- ウォームアップ:10〜15分のジョグ+動的ストレッチで筋肉をしっかり温める。
- 200mのショートインターバル走:フォームを崩さず速めのスピードで走る。
- 回復:200mをゆっくりジョグし、呼吸を整える。
- セットを繰り返す:5〜10本を目安に、無理ない範囲で実施する。
ショートインターバルを成功させるポイント
① 全力で走りすぎない200mは短いですが、毎本100%で走ると後半つぶれます。「8割のスピード×本数をこなす」ことが、成長につながります。
② フォームを意識する
ショートインターバルはフォーム改善の効果も高いので、腕振り・接地位置・リズムに注意しながら走ることが重要です。
③ 翌日の疲労をチェックする
インターバルは強度が高いため、週1〜2回を上限に行うのが安全です。疲労が抜けない日は思い切って休むほうが、結果的に伸びます。
ナップル博士
バナナくんの失敗の原因は、まさに「2本目で全力を出し切った」こと。インターバルは"全力"ではなく"8割で揃える"のがコツじゃ。最後の1本まで同じペースで刻めてこそ、心肺に正しい刺激が入る。撃沈は、いい勉強になったのう。
まとめ:200mショートインターバルは走力の土台を作る最強メニュー
200mショートインターバルは、スピード・心肺・メンタルを同時に鍛えられる、非常に効率の良い練習です。短い距離だからこそ挑戦しやすく、継続することで「キレのある走り」「余裕を持って走れる心肺」を手に入れることができます。ぜひ、あなたの練習ルーティンにも取り入れてみてください。2017年12月の走り|PB更新と忘れられない年末ラン
話を戻して、このときの私の走力レベルは、200mダッシュがおよそ3'10ペース。短い距離とはいえ、このペースで走れるようになってきた時期でした。そして2017年12月23日(土)、ついに10kmで自己ベスト更新(42'51)。
月末にはPBに喜びつつ、走ることの奥深さと怖さも味わった、濃い1ヶ月でした。
バナナぴろし
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バナナぴろし
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りんごちゃん
嫌いな練習に向き合った日が、転機になったんだね。撃沈しても、ちゃんと前に進んでる!
バナナぴろし
そうなんだ。苦手から逃げないことも、時には大事。次回は、ランニングを始めて1年目を振り返る回——走力がどう変わったかを、データでまるごと見せるよ。お楽しみに!
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