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初めての200mインターバルは4本で撃沈|スピード練習嫌いが向き合った日 - 第14章(サブスリーまで690日)

2025年12月6日土曜日

マラソン物語-サブスリーへの道

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初めての200mショートインターバル練習に挑戦するランナー - サブスリーへの道 第14章
ずっと逃げてきたスピード練習に、ついに挑戦。
200m×10本の予定が、たった4本で撃沈した日の記録です。

りんごちゃん
第13章で30kmの壁にぶつかったバナナぴろし。「本気の練習を調べ始めた」って言ってたよね。何を始めたの?

バナナぴろし
ずっと避けてきた"インターバル練習"にね……。でも初めての200m×10本は、たった4本で撃沈したんだ。

りんごちゃん
4本!? 200mってそんなに短いのに!? どうしてそんなにキツいの?

ナップル博士
短い距離を全力で走るインターバルは、心肺を限界まで追い込む高強度練習。キツいのは当然じゃ。じゃが、それこそが“スピードと心肺”を一気に底上げする最高の刺激でな。苦しさには、ちゃんと意味があるのじゃよ。

バナナぴろし
そう。正直「二度とやりたくない」と思ったよ(笑)。でもこの日から走力が確実に変わり始めたんだ。今日は、その失敗と、ショートインターバルの正しいやり方を話すよ。

マラソンの練習を続けているのに、「なかなかスピードが上がらない」「後半になると心肺が先に限界を迎える」——そんな壁にぶつかっていませんか?
私自身、ランニングを始めてしばらくはLSDや距離走ばかりで、スピード練習をほとんど避けてきました。理由はシンプル、インターバル練習が嫌いだったからです。しかし2017年12月、フルマラソン練習での連続DNF(途中棄権)をきっかけに、ついに“逃げ続けてきた練習”と向き合う決断をしました。それが200mショートインターバルです。

この第14章では、マラソン練習で本当に重要だと感じた2つのトレーニング、初めての200mショートインターバルの失敗体験、そして初心者でも安全に取り入れられるショートインターバルの効果と正しいやり方を、実体験とともに詳しく振り返ります。
サブスリーまで690日を表した図 - インターバル練習に初挑戦した第14章
苦手と向き合った日が、転機になりました。サブスリーまで残り690日。

マラソン練習で知った2つの重要トレーニング

マラソンを始めてから、いろいろ調べるうちに「走りを伸ばすための練習には種類がある」ことを知りました。その中でも特に大切だと感じたのが、次の2つのトレーニングです。

① インターバル練習

インターバル練習は、短い距離を速いスピードで走り、続けて短い休息を挟むことを繰り返すトレーニングです。心肺機能が一気に鍛えられ、スピード向上に直結するのが特徴。一般的には数百メートル〜数キロを設定ペースで走り、その後に同じ時間(もしくはそれ以下)の休息(ジョグまたは歩き)を取ります。

② LSD(Long Slow Distance)

ゆっくり長く走るLSDトレーニングのイメージ
LSDは、レースペースよりかなり遅い速度で長く走るトレーニング。
LSD(ロングスローディスタンス)は、レースペースよりかなり遅い速度で長く走るトレーニングです。持久力の向上・筋持久性の強化・エネルギー効率の改善など、マラソンに必要な土台をつくります。ゆったりしたペースで2時間以上走ることで、身体が“長く走るためのリズム”を覚えていきます。
ナップル博士
この2つは車の両輪じゃ。インターバルで"エンジン(心肺・スピード)"を、LSDで"燃費(脂肪を使う持久力)"を鍛える。どちらか片方では速くなれん。バナナくんはLSDばかりで、エンジンを磨くのを後回しにしておったわけじゃな。


2017年12月のマラソン練習|走行距離175kmと試練の一ヶ月

12月の月間走行距離は175.3km。この頃の私はまだ走力の土台をつくっている段階でしたが、それでも「走ることで成長している」という実感が少しずつ芽生え始めていました。
2017年12月のマラソン練習記録の様子
12月は月間175.3km。走力の土台づくりの時期でした。
2017年12月2日(土)、そして翌週の12月9日(土)。いずれもフルマラソン距離の練習で途中棄権(DNF)という結果でした。当時の私は距離に対する耐久力がまだ足りず、「最後まで走り切れない悔しさ」だけが残ったのを覚えています。

しかし、この2連続DNFのあと、私は気持ちを切り替えました。そして——ついに、あの練習をおこなう決断をします。それがインターバル練習でした。

初めてのショートインターバル練習|200m×10本に挑んだ日

2017/12/13(水)、ショートインターバル(200m×10本)の予定。この日は、家の前のまっすぐな道路を使って初めての本格的なショートインターバル練習に挑戦しました。200mを全力ダッシュし、ジョグでスタート地点まで戻る。これを10本繰り返す——そんな計画でした。
自宅前の道路で200mショートインターバルを行うバナナぴろし
舞台は家の前のまっすぐな道路。200mダッシュ→ジョグで戻るの繰り返し。
200mダッシュして戻る。また200mダッシュして戻る。3本目、4本目と続けるうちに、脚が鉛のように重くなっていきました。
200mインターバルで脚が止まり倒れ込みそうなバナナぴろし
3本、4本…と進むうちに、脚が鉛のように重く。
10本やるつもりが、4本で撃沈。初めての200mショートインターバルの結果は、次のとおりです。
本数タイム
1本目3'45(様子見)
2本目3'10(全力)
3本目3'20
4本目3'35
5本目おしまい
200mインターバル4本で撃沈した日の記録
4本終えた時点で心が折れ、続行不能に。
1本目は様子見、2本目で全力ダッシュ。そこで体力を使い切り、すでにバテバテでした。この時の私の心の声は、まさにこれ。「なにこの練習、メッチャ辛いじゃん。全然楽しくないし、もうイヤ。こんな練習したくない」。
スピード練習が嫌すぎて駄々をこねるバナナのイラスト
「もうイヤだ!」スピード練習が嫌すぎて、駄々をこねる始末。
ここで正直に告白します。私は昔からスピード練習が大嫌いでした。だからこそ、マラソンを始めて2年5ヶ月経つまで、1000m×5本のインターバルを完遂したことが一度もありません。もし、マラソン1年目から1000mインターバルを取り入れていたら——もっと早く、サブスリーになれたと思います。

ショートインターバルの効果と正しい方法

200mショートインターバルが走力アップに効く理由

短い距離を高強度で走るショートインターバル(200m)は、初心者でも取り組みやすく、スピードと心肺機能の底上げにとても効果があります。特に、マラソン初心者が最初に取り入れる強度練習としてもおすすめで、「速く走る感覚を身につける」ための最短ルートでもあります。

200mショートインターバル練習のメリット

  • スピードの向上:短い距離で速く走ることで、脚の回転数・反発力・加速感が身につきます。
  • 心肺機能の強化:200mの高強度ランはVO₂MAXの向上に直結し、マラソン後半の失速防止にもつながります。
  • メンタルの強化:短い距離でも追い込む練習を繰り返すことで、「苦しくても粘る力」が鍛えられます。

200mショートインターバルの正しいやり方

  1. ウォームアップ:10〜15分のジョグ+動的ストレッチで筋肉をしっかり温める。
  2. 200mのショートインターバル走:フォームを崩さず速めのスピードで走る。
  3. 回復:200mをゆっくりジョグし、呼吸を整える。
  4. セットを繰り返す:5〜10本を目安に、無理ない範囲で実施する。

ショートインターバルを成功させるポイント

① 全力で走りすぎない
200mは短いですが、毎本100%で走ると後半つぶれます。「8割のスピード×本数をこなす」ことが、成長につながります。

② フォームを意識する
ショートインターバルはフォーム改善の効果も高いので、腕振り・接地位置・リズムに注意しながら走ることが重要です。

③ 翌日の疲労をチェックする
インターバルは強度が高いため、週1〜2回を上限に行うのが安全です。疲労が抜けない日は思い切って休むほうが、結果的に伸びます。
ナップル博士
バナナくんの失敗の原因は、まさに「2本目で全力を出し切った」こと。インターバルは"全力"ではなく"8割で揃える"のがコツじゃ。最後の1本まで同じペースで刻めてこそ、心肺に正しい刺激が入る。撃沈は、いい勉強になったのう。

まとめ:200mショートインターバルは走力の土台を作る最強メニュー

200mショートインターバルは、スピード・心肺・メンタルを同時に鍛えられる、非常に効率の良い練習です。短い距離だからこそ挑戦しやすく、継続することで「キレのある走り」「余裕を持って走れる心肺」を手に入れることができます。ぜひ、あなたの練習ルーティンにも取り入れてみてください。

2017年12月の走り|PB更新と忘れられない年末ラン

話を戻して、このときの私の走力レベルは、200mダッシュがおよそ3'10ペース。短い距離とはいえ、このペースで走れるようになってきた時期でした。そして2017年12月23日(土)、ついに10kmで自己ベスト更新(42'51)
2017年12月23日に10kmで自己ベスト42分51秒を記録したラップ
12/23、10kmで42'51のPB。インターバルの効果が早くも顔を出します。
翌日の12月24日(日)はロング走。定番としていた17kmのロング走コースを走りました。
2017年12月24日の17kmロング走の記録
翌日は定番の17kmロング走。距離も着実にこなせるように。
17kmロング走のラップ詳細
スピード練習とロング走の両輪が、回り始めました。
この日の帰宅ダッシュでも自己ベスト更新。1.38kmを5'34(平均ペース4'02)と、明らかに走力の成長を感じた月でした。
帰宅ダッシュで平均4分02秒の自己ベストを記録したラップ
帰宅ダッシュも4'02でPB。スピードがついてきた手応え。
そして、今でも鮮明に覚えているランがあります。2017年12月31日、柏の「極楽湯」から手賀沼を走った年末ラン。
2017年大晦日の手賀沼での年末ランの記録
大晦日の年末ラン。手賀沼の奥まで走って折り返す計画でした。
極楽湯をスタートし、手賀沼の奥まで走って折り返し。しかし、15km地点で低体温症になり倒れかけました
年末ランで低体温症になりかけたバナナのイラスト
15km地点で低体温症に。「走るって命がけだな」と痛感した日です。
本当に危険な状態で、「走るって命がけだな」と心から感じた日でした。そんな12月は、PBも複数更新し、走力が一気に伸びた月でもありました。
種目2017年12月のPB
帰宅ダッシュ(平均ペース)4'02
10km42'51
月末にはPBに喜びつつ、走ることの奥深さと怖さも味わった、濃い1ヶ月でした。
PBを更新して喜ぶバナナぴろし
苦手な練習に向き合った先に、たしかな成長がありました。
▶ 次の話:第15章「ランニングを初めて一年目の振り返り|走行距離と個人ベストの進化」

バナナぴろし
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バナナぴろし
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坂道インターバルで「速くて、楽」な走りを手に入れるための具体的メソッド。スピードとランニングエコノミーを同時に高めたい人へ。


りんごちゃん
嫌いな練習に向き合った日が、転機になったんだね。撃沈しても、ちゃんと前に進んでる!

バナナぴろし
そうなんだ。苦手から逃げないことも、時には大事。次回は、ランニングを始めて1年目を振り返る回——走力がどう変わったかを、データでまるごと見せるよ。お楽しみに!

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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