芝生ランニングは、フルマラソンの実戦でどこまで通用するのか。柏の葉爽快マラソンで、その現在地をシビアに確認します。
芝生をあれだけ走り込んだ成果、いよいよフルで試すんだね! 結果はどうだったの?
結果は3時間1分57秒。数字だけ見れば悪くないけど、ネガティブスプリットを狙ったのに、後半でしっかり失速したんだ。芝生の手応えと、フルの厳しさ、その両方がはっきり出たレースだったよ。
えっ、芝生で鍛えたのに失速しちゃったの? どうして?
要因は2つじゃ。ひとつは気温20度超えの暑さ。もうひとつは4.2km×10周の周回コース。同じ景色を何度も走ると、身体より先に心が疲れる。そして何より、この時点のバナナくんには「4分25秒/kmで42kmを走り切る走力」がまだ足りなかった。サブスリーは、想像以上にハードルが高いのじゃよ。
そう。今日は、ペース設定の狙い、周回フルの難しさ、暑さの影響、そして30km以降の失速まで、レースを冷静に分析するよ。それと……このレースの後、思いもよらない展開も待っていたんだ。
本記事では、一か月継続してきた芝生ランニングが、フルマラソンの実戦でどこまで通用するのかを検証します。舞台は「柏の葉爽快マラソン【フルマラソン】」。設定ペースは4分25秒/km、狙いはネガティブスプリット。ペース走として42kmを走り切れる実力があるのかを、実戦でシビアに確認するレースでした。
結果は3時間1分57秒。数字だけ見れば悪くないように見えますが、そこには芝生ランニングの手応えと、フルマラソン特有の厳しさ、その両方がはっきり表れていました。ペース設定・周回コースの難しさ・暑さの影響・後半失速の要因まで、レース展開を振り返りながら冷静に分析しています。サブスリーを目指すランナーにとって、「今の自分はどこまで走れるのか?」――その現在地を知るヒントになれば幸いです。
サブスリーの「現在地」を測った一戦。ここからサブスリーまで、残り189日です。
柏の葉爽快マラソン参戦の目的|芝生はフルで通用するのか
柏の葉爽快マラソンでの目的は、次の2つでした。
- ① 自分の実力を正確に把握する
- ② ペース走でフルマラソンを走りきれる速度を認識する
特に② ペース走でフルマラソンを走りきれる速度を認識する。これがどれだけ重要かは、30kmの壁を乳酸・LT値の観点で解説した第38章を読むと分かります(フルマラソン成功の道は、乳酸を溜めずに走り切れる速度を知ることです)。
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筋肉のタイプと乳酸の関係から、フルマラソンの持久力アップや「30kmの壁」克服のヒントを解説しています。
コース分析|周回フルマラソンがきつい理由
柏の葉爽快マラソンのコースは、いわゆる周回コースです。一本道ではなく、同じ景色を何度も走る構成になっています。
同じ場所を何度も通るため、距離感覚が狂いやすいコース。精神的な消耗が、じわじわ効いてきます。
4.2kmを10周。スタート時に輪ゴムを渡され、1周終わるごとにゴミ箱へ捨てていく方式。全部なくなったら、ようやくゴールです。仕組みとしては分かりやすいのですが、実際に走るとこの「周回」が想像以上にメンタルを削ります。まだ半分も終わっていないのに、何度も同じ景色・同じカーブ・同じ直線が現れる。
周回のフルマラソンは、身体より先に心が疲れます。この心理的な消耗が、後半のペース維持や集中力に大きく影響してきます。そしてこの要素が、後の展開にもしっかり効いてきました。
レース展開と結果|3時間1分57秒のリアル
バナナぴろしとケンタローは、今回は一緒に走ることにしました。設定ペースは4分25秒/km。よーいどん。
1周目(0km〜4.2km)
周回コースかつ森の中のため、GPSが安定しない序盤。時計を見ながらのペース管理が、想像以上に難しい。
この周回コースは森の中を走るため、GPSウォッチの数値が安定しません。数字に頼ったペース走が、最初からやりづらい状況でした。
2周目(4.2km〜8.4km)
体はまだ軽く、設定ペースを維持できている区間。暑さの影響は、まだ表に出ていません。
中間レビュー(3〜6周目/12.6km〜25.2km)
数字上は安定して見える中盤。ただし体内では、確実に疲労が蓄積していました。
いい感じ😁。この時点では、「今日はいけるかもしれない」、正直そう思っていました。
7〜8.5周目(約29km〜36km)
30kmを過ぎたあたりから、明らかに脚が重くなる。ここからが、本当のフルマラソンです。
残り2周、あと8km。ケンタローが声をかけてきました。「イケる?」。バナナぴろしは、「……むりー」。その直後、ケンタローはスパート。背中が、どんどん遠くなっていきました。
最終結果と評価
ネガティブスプリットを狙ったものの、一定ペースを維持することはできませんでした。
ネガティブスプリット――一定ペースで走ることが出来ませんでした(T_T)。
走り切ったものの、余力はほぼゼロ。今の実力が、そのまま結果に出ました。
柏の葉爽快マラソン【フルマラソン】のレース結果
周回コースかつGPS不安定なため、参考記録扱い。それでも、今の立ち位置を知るには十分な結果でした。
3時間1分57秒
森の中を走るコース特性によりGPSが安定せず、ランニングウォッチ上の距離は41.341km。周回コースかつコーナーでの誤差も考慮し、この記録は参考タイムとして受け止めています。
得た教訓|サブスリーに足りなかったもの
今回の一番の収穫は、この時点の俺の実力では、4分25秒/kmのペース走で42kmを走り切れないという現実を、はっきり認識できたことでした。
サブスリーは、想像以上にハードルが高い。
頭では分かっていたつもりでも、実戦で突き付けられると、その重みはまったく違います。「まだ何かが足りない」。そう強く認識させられたレースでした。
芝生で「ランニングエコノミー」と「スタミナの土台」は確かに上がった。じゃが、フルを4分25秒で押し切るには、LT値そのものをもう一段引き上げる必要がある。つまり、土台はできた。次に必要なのは、その上に乗せる「閾値走」や「スピード持久力」じゃ。失敗は、次にやるべきことを正確に教えてくれる――これも大きな収穫なのじゃよ。
柏の葉爽快フルマラソンを終えたあと、マラソンチームのメンバーであるぴろし、ケンタロー、ジモンさんと一緒に、柏にあるスーパー銭湯へ向かいました。温泉にビール。
走り終えたあとのビールは格別。レースの反省も、この時間があるから前向きにできます。
身体の疲労と一緒に、気持ちもリセット。次に向けて考え始める、大切な時間です。
マラソントークやAクラブの話をしながら、本当に楽しい1日になりました。Aクラブに入って、本当に良かった😁。そう思えた、素直に良い一日でした。
ただ、このあとAチームのLINEに、何気なくこんなメッセージを書き込みます。
『ストラバ(Strava)っていうランニングに特化したSNSがあります。モチベーションアップにとても役立ちます。皆さんでどうでしょうか?』
この一言が、思いもよらない展開につながっていきました。
サブスリーまであと189日
Aクラブ脱退まであと7日
Aクラブに入って、本当に良かった😁 ――そう思ったばかりなのに、あと7日で脱退??? どういうことなのか。次回、その顛末を正直に書きます。
▶ 次の話:第43章「マラソンチームを辞めた理由|PB共有・Strava導入で生まれた価値観の対立」
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「4分25秒で押し切れない」を解決するには、計画的な練習が不可欠。サブ4・3.5・3.15を目標別に、設定タイムまで網羅した逆算練習プランです。
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「Aクラブに入って良かった」と思えた理由。マラソンチームが継続力と走力に与える影響を、実体験から解説します。
3時間1分57秒、あと少しなのに……サブスリーの壁は高いんだね。でも「足りないものが分かった」のは大きな収穫だね。それより、7日で脱退ってどういうこと!?
そう、あんなに「入って良かった」と思ってたのに、良かれと思って提案したStravaが、まさかの事態を招くんだ……。次回は、その切なくて温かい人情物語。クラブを辞めた理由を、正直に書くよ。お楽しみに!
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