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柏の葉爽快マラソン|芝生ランニングはフルで通用するのか【3時間1分57秒】 - 第42章(サブスリーまで189日)

2025年12月31日水曜日

マラソン物語-サブスリーへの道

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柏の葉爽快マラソンで芝生ランニングの成果を試すバナナぴろし - サブスリーへの道 第42章
芝生ランニングは、フルマラソンの実戦でどこまで通用するのか。柏の葉爽快マラソンで、その現在地をシビアに確認します。

りんごちゃん
芝生をあれだけ走り込んだ成果、いよいよフルで試すんだね! 結果はどうだったの?

バナナぴろし
結果は3時間1分57秒。数字だけ見れば悪くないけど、ネガティブスプリットを狙ったのに、後半でしっかり失速したんだ。芝生の手応えと、フルの厳しさ、その両方がはっきり出たレースだったよ。

りんごちゃん
えっ、芝生で鍛えたのに失速しちゃったの? どうして?

ナップル博士
要因は2つじゃ。ひとつは気温20度超えの暑さ。もうひとつは4.2km×10周の周回コース。同じ景色を何度も走ると、身体より先に心が疲れる。そして何より、この時点のバナナくんには「4分25秒/kmで42kmを走り切る走力」がまだ足りなかった。サブスリーは、想像以上にハードルが高いのじゃよ。

バナナぴろし
そう。今日は、ペース設定の狙い、周回フルの難しさ、暑さの影響、そして30km以降の失速まで、レースを冷静に分析するよ。それと……このレースの後、思いもよらない展開も待っていたんだ。

本記事では、一か月継続してきた芝生ランニングが、フルマラソンの実戦でどこまで通用するのかを検証します。舞台は「柏の葉爽快マラソン【フルマラソン】」。設定ペースは4分25秒/km、狙いはネガティブスプリット。ペース走として42kmを走り切れる実力があるのかを、実戦でシビアに確認するレースでした。

結果は3時間1分57秒。数字だけ見れば悪くないように見えますが、そこには芝生ランニングの手応えと、フルマラソン特有の厳しさ、その両方がはっきり表れていました。ペース設定・周回コースの難しさ・暑さの影響・後半失速の要因まで、レース展開を振り返りながら冷静に分析しています。サブスリーを目指すランナーにとって、「今の自分はどこまで走れるのか?」――その現在地を知るヒントになれば幸いです。
サブスリーまで189日を示す図 - 実力測定の柏の葉爽快マラソン第42章
サブスリーの「現在地」を測った一戦。ここからサブスリーまで、残り189日です。

柏の葉爽快マラソン参戦の目的|芝生はフルで通用するのか

柏の葉爽快マラソンでの目的は、次の2つでした。
  • ① 自分の実力を正確に把握する
  • ② ペース走でフルマラソンを走りきれる速度を認識する
特に② ペース走でフルマラソンを走りきれる速度を認識する。これがどれだけ重要かは、30kmの壁を乳酸・LT値の観点で解説した第38章を読むと分かります(フルマラソン成功の道は、乳酸を溜めずに走り切れる速度を知ることです)。
バナナぴろし
こちらの記事も合わせてどうぞ🍌

筋肉のタイプと乳酸の関係から、フルマラソンの持久力アップや「30kmの壁」克服のヒントを解説しています。


ペース設定|4分25秒/kmで42kmは走り切れるのか

柏の葉爽快マラソンの大会パンフレットとフルマラソン種目の概要 - 第42章
柏の葉爽快マラソンはペース管理がシビアになる周回フル。今回は実戦ペース走として、設定を明確にして臨みました。
柏の葉爽快マラソン【フルマラソン】の設定ペースは、以下としました。
設定ペース
  • 0〜35km:4分25秒/km
  • 35km〜ラスト:4分20秒/km
このレースは、マラソンチームに加入してからAチームとして初めて出場する大会でもありました。仲間と同じレースに出場し、同じ目標ペースで走る。その高揚感もあり、スタート前からテンションはかなり高めです。
仲間と一緒にフルマラソンへ向かう高揚感を表現したイメージイラスト - 第42章
チームで同じレースに出る高揚感は独特。その一方で、オーバーペースのリスクも高まります。
ただし、この日のコンディションは油断できませんでした。テンションとは裏腹に、気温は20度超え。フルマラソンとしては、明らかに暑い条件です(笑)。
柏の葉爽快マラソンのフルマラソンスタート地点とレース前の雰囲気 - 第42章
レース前はワクワク感が勝っていましたが、この暑さが後半に効いてくることになります。
気分はウキウキ。初めて撮るシューズ円陣。
柏の葉爽快マラソンのスタート前に仲間でシューズ円陣を組む様子 - 第42章
この時点では、誰もが最後まで走り切れると思っていました。フルマラソンの怖さは、ここから始まります。

コース分析|周回フルマラソンがきつい理由

柏の葉爽快マラソンのコースは、いわゆる周回コースです。一本道ではなく、同じ景色を何度も走る構成になっています。
柏の葉爽快マラソンの周回コース。森の中を走るレイアウト - 第42章
同じ場所を何度も通るため、距離感覚が狂いやすいコース。精神的な消耗が、じわじわ効いてきます。
4.2kmを10周。スタート時に輪ゴムを渡され、1周終わるごとにゴミ箱へ捨てていく方式。全部なくなったら、ようやくゴールです。仕組みとしては分かりやすいのですが、実際に走るとこの「周回」が想像以上にメンタルを削ります。まだ半分も終わっていないのに、何度も同じ景色・同じカーブ・同じ直線が現れる。

周回のフルマラソンは、身体より先に心が疲れます。この心理的な消耗が、後半のペース維持や集中力に大きく影響してきます。そしてこの要素が、後の展開にもしっかり効いてきました。

レース展開と結果|3時間1分57秒のリアル

バナナぴろしケンタローは、今回は一緒に走ることにしました。設定ペースは4分25秒/kmよーいどん。

1周目(0km〜4.2km)

柏の葉爽快マラソン1周目のラップと序盤のペース推移 - 第42章
周回コースかつ森の中のため、GPSが安定しない序盤。時計を見ながらのペース管理が、想像以上に難しい。
この周回コースは森の中を走るため、GPSウォッチの数値が安定しません。数字に頼ったペース走が、最初からやりづらい状況でした。

2周目(4.2km〜8.4km)

柏の葉爽快マラソン2周目のラップと安定期のペース記録 - 第42章
体はまだ軽く、設定ペースを維持できている区間。暑さの影響は、まだ表に出ていません。

中間レビュー(3〜6周目/12.6km〜25.2km)

柏の葉爽快マラソン中盤の安定したペース推移 - 第42章
数字上は安定して見える中盤。ただし体内では、確実に疲労が蓄積していました。
いい感じ😁。この時点では、「今日はいけるかもしれない」、正直そう思っていました。

7〜8.5周目(約29km〜36km)

柏の葉爽快マラソン30km前後でペースが崩れ始めたラップデータ - 第42章
30kmを過ぎたあたりから、明らかに脚が重くなる。ここからが、本当のフルマラソンです。
残り2周、あと8km。ケンタローが声をかけてきました。「イケる?」。バナナぴろしは、「……むりー」。その直後、ケンタローはスパート。背中が、どんどん遠くなっていきました。

最終結果と評価

柏の葉爽快マラソン終盤のラップ低下と失速を示すデータ - 第42章
ネガティブスプリットを狙ったものの、一定ペースを維持することはできませんでした。
ネガティブスプリット――一定ペースで走ることが出来ませんでした(T_T)
柏の葉爽快マラソン完走後に疲労困憊となったランナーの様子 - 第42章
走り切ったものの、余力はほぼゼロ。今の実力が、そのまま結果に出ました。
柏の葉爽快マラソン【フルマラソン】のレース結果
柏の葉爽快マラソンのフルマラソン公式リザルトと完走タイム - 第42章
周回コースかつGPS不安定なため、参考記録扱い。それでも、今の立ち位置を知るには十分な結果でした。
3時間1分57秒

森の中を走るコース特性によりGPSが安定せず、ランニングウォッチ上の距離は41.341km。周回コースかつコーナーでの誤差も考慮し、この記録は参考タイムとして受け止めています。

得た教訓|サブスリーに足りなかったもの

今回の一番の収穫は、この時点の俺の実力では、4分25秒/kmのペース走で42kmを走り切れないという現実を、はっきり認識できたことでした。

サブスリーは、想像以上にハードルが高い。

頭では分かっていたつもりでも、実戦で突き付けられると、その重みはまったく違います。「まだ何かが足りない」。そう強く認識させられたレースでした。
ナップル博士
芝生で「ランニングエコノミー」と「スタミナの土台」は確かに上がった。じゃが、フルを4分25秒で押し切るには、LT値そのものをもう一段引き上げる必要がある。つまり、土台はできた。次に必要なのは、その上に乗せる「閾値走」や「スピード持久力」じゃ。失敗は、次にやるべきことを正確に教えてくれる――これも大きな収穫なのじゃよ。

柏の葉爽快フルマラソンを終えたあと、マラソンチームのメンバーであるぴろし、ケンタロー、ジモンさんと一緒に、柏にあるスーパー銭湯へ向かいました。温泉ビール
フルマラソン完走後に仲間とビールを飲みながら振り返るイメージ - 第42章
走り終えたあとのビールは格別。レースの反省も、この時間があるから前向きにできます。
フルマラソン後に温泉で疲労回復するランナー仲間のリラックスしたイメージ - 第42章
身体の疲労と一緒に、気持ちもリセット。次に向けて考え始める、大切な時間です。
マラソントークやAクラブの話をしながら、本当に楽しい1日になりました。Aクラブに入って、本当に良かった😁。そう思えた、素直に良い一日でした。

ただ、このあとAチームのLINEに、何気なくこんなメッセージを書き込みます。

『ストラバ(Strava)っていうランニングに特化したSNSがあります。モチベーションアップにとても役立ちます。皆さんでどうでしょうか?』

この一言が、思いもよらない展開につながっていきました。
サブスリーまであと189日
Aクラブ脱退まであと7日
Aクラブに入って、本当に良かった😁 ――そう思ったばかりなのに、あと7日で脱退??? どういうことなのか。次回、その顛末を正直に書きます。
▶ 次の話:第43章「マラソンチームを辞めた理由|PB共有・Strava導入で生まれた価値観の対立」

バナナぴろし
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「4分25秒で押し切れない」を解決するには、計画的な練習が不可欠。サブ4・3.5・3.15を目標別に、設定タイムまで網羅した逆算練習プランです。


バナナぴろし
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「Aクラブに入って良かった」と思えた理由。マラソンチームが継続力と走力に与える影響を、実体験から解説します。


りんごちゃん
3時間1分57秒、あと少しなのに……サブスリーの壁は高いんだね。でも「足りないものが分かった」のは大きな収穫だね。それより、7日で脱退ってどういうこと!?

バナナぴろし
そう、あんなに「入って良かった」と思ってたのに、良かれと思って提案したStravaが、まさかの事態を招くんだ……。次回は、その切なくて温かい人情物語。クラブを辞めた理由を、正直に書くよ。お楽しみに!

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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