フォーム、スタミナ、そしてフルマラソン後半の粘り――。
本記事では、マラソン歴2年4か月目・後半に実践した
芝生ランニング中心の走り込み期を、実体験ベースで詳しくまとめています。
江戸川沿いでの芝生コース探索、
古ヶ崎ゲートボール場での安定した芝生周回、
周回を避けた3時間・36kmの芝生ロング走、
さらに芝生上でのショートインターバルや変化走(ウェーブ走)まで――。
芝生を走り続けたことで実感した
ランニングエコノミーの向上とスタミナの積み上がり。
その成果を確かめるため、実力測定として挑戦を決めたのが
柏の葉爽快マラソンでした。
サブスリー達成に向けて、 「ただ走る」から「意味を持って走る」へ。 走り込み期が本格化した重要な転換点を記録した一章です。
芝生ランニング継続の手応え|フォーム改善とスタミナ向上の実感
芝生ランニングを集中的に続けて約半月。
マラソンを始めて、2年と4か月目に入り、久しぶりにロードを走ったとき、
明らかな「走りの変化」を感じるようになりました。
芝生という不安定な路面を走り込んだことで、
体の使い方そのものが自然と整ってきた感覚です。
- ランニングフォームが安定し、ランニングエコノミーが明らかに向上
- 無駄な力を使わず走れるようになり、スタミナとロング耐性が強化
数値で測ったわけではありませんが、
「同じペースなのに楽」「後半も余裕が残る」
そんな変化が、はっきりと体感できるようになりました。
前章では、前半の半月ほど芝生ランニングを続けた話を書きましたが、
千葉・埼玉で見つけた不整地ランニングコースと練習内容、ロード走への効果を実体験で解説したランニング記録です。
後半の半月も引き続き、芝生を求めてさまざまな場所を探索しました。
バナナぴろしの主な練習拠点は、
千葉県松戸市・江戸川右岸です。
この日は、新たな芝生コースを探すため、
江戸川左岸へ足を伸ばし、芝生中心で10kmランを実施しました。
走ってみて初めて分かる路面コンディションの違い
実際に走って判断することの大切さを実感
この場所も決して悪くはありませんが、
芝が高い部分と短い部分が混在し、
地面の凹凸も大きく、安定したフォームを保つのが難しい印象でした。
フォーム作りと継続的な走り込みを重視する今の目的には合わず、
この場所での練習は、今後は見送ることにしました。
古ヶ崎ゲートボール場再訪|走りやすさが際立つ芝生周回コース
やはり、ここは数ある芝生コースの中でも、
特に芝生ランニングがしやすい場所だと再認識しました。
芝の長さが比較的均一で、
地面の凹凸も少なく、リズムよく走り続けることができます。
芝の均一さがフォーム維持を助けてくれる
芝生ランニングの継続に最適な環境
千葉・松戸市の芝生一周600 mの走りやすいランニングコースを紹介。フラットでインターバル練習にも最適な場所です。
芝生ランニングに体が慣れてくると、
4分30秒/km前後のペースであれば、
ジョグ感覚で走れるようになってきました。
しかし、芝生ランを始めた当初は違います。
5分00秒/kmでも「ひいこら、ひいこら」状態で、
すぐに息が上がり、脚にも疲労が溜まっていました。
同じ場所・同じ芝生でも、
継続することで走り方と体力が確実に変わっていく。
それを実感できたのが、この古ヶ崎ゲートボール場でした。
周回を避けた芝生ロング走|3時間・36km走の挑戦
正直に言うと、
芝生ランニングの周回コースはメンタル的にかなり辛いです。
景色が変わらず、
距離感覚も曖昧になり、
ロング走では集中力が削られていきます。
そこで今回は、
周回を避けられる芝生コースを求めて、
千葉県松戸市から南方向へ探索に出かけました。
ロング走に集中できる環境が整っていた
折り返しを活用して距離を積み上げられる
この日は忘れることのできない一日になりました。
意地でも走り切ろうと、自分と何度も対話しながら前へ進んだ日です。
芝生の上で、
3時間にわたるロングランに挑戦。
平均ペースは4分40秒/km。
途中、何度も心が折れそうになりましたが、
X(Twitter)に投稿するという小さな目標を支えに、
一歩一歩、走り続けました。
その結果、
走行距離は36.759km。
芝生ランニングとしては、これ以上ない負荷を体に与えることができました。
このコースの魅力は、とにかく分かりやすいことです。
芝生が延々と続いています。
南へ5km走って折り返せば10km。
同じように北へ5km走って折り返せば、また10km。
距離管理が非常にしやすく、ロング走に集中できます。
トイレと水道も完備されており、
芝生の状態も安定していて走りやすい。
間違いなく、
芝生ロング走に最適な環境でした。
松戸市から市川市へ向かう河川敷の芝生ランニングコース(約30km)を、給水ポイント・トイレ・無料駐車場の情報付きで詳しく紹介している記事です。
芝生ショートインターバル走|250m・300mでスピード刺激
前日に芝生で3時間ロング走を実施しました。
そして、その翌日。
あえて芝生で250mインターバルを行うことにしました。
ロング走の翌日にスピード練習。
ロードでは、まず考えられない組み合わせです。
しかし、芝生の上であれば話は別でした。
ダメージを抑えつつスピード刺激を入れる狙い
芝生の反力を活かしたスピード練習
ペースは3分10秒/km前後。
芝生の反力を意識しながら、
250mをしっかり追い込み、ジョグで戻る。
この動きを繰り返しました。
3時間ものロング走の翌日に、
これだけのスピード刺激を入れられるのは、
芝生ランニングならではです。
芝生は着地衝撃を吸収してくれるため、
足へのダメージが最小限に抑えられます。
その結果、翌日も質の高い練習が可能になります。
数日後には、
あえてペースを落とした300mインターバルも実施しました。
フォームを崩さずスピードを維持
スピードと回復を両立
芝生を使えば、
ロング走とスピード練習を無理なく組み合わせることができます。
これが後のスタミナ強化と、レース後半の粘りにつながっていきました。
スタミナを伸ばす変化走(ウェーブ走)|サブスリーを支えた練習
この時期、スタミナ不足を根本から改善するために、
新しく取り入れた練習があります。
変化走、ウェーブ走という練習を知っていますか?
名前は聞いたことがあっても、
実際にやったことがある人は、意外と少ないかもしれません。
月末に、この変化走(ウェーブ走)を本格的に実施しました。
ペースを上下させながらスタミナに負荷をかける
一定ペース走では得られない刺激が入る
変化走(ウェーブ走)
スタミナ増強に非常に効果的な練習方法で、
サブスリーを達成できた理由の一つだと断言できます。
変化走(ウェーブ走)のやり方
基本は、1kmごとにペースを変えるだけです。
この時に行った設定は、
4'30 → 4'15 → 4'00 → 4'30 → 4'15 → 4'00 →
このサイクルを繰り返します。
実はこの練習、
箱根駅伝の常連大学でも取り入れられている定番メニューです。
変化走(ウェーブ走)を理論的に見ると、
ペースを上げた区間で乳酸が溜まる
ペースを落とした区間で遅筋が乳酸を除去する
この「溜めて・処理する」を繰り返すことで、
レース後半でも粘れるスタミナが鍛えられます。
遅筋による乳酸除去の仕組みについては、
以下の記事で詳しく解説しています。
エネルギーと筋肉の種類についてです。
筋肉のタイプと乳酸の関係から、フルマラソンの持久力アップや「30kmの壁」克服のヒントを解説します。
心拍を意図的に上下させることで、
心肺にも脚にも強い負荷がかかります。
一定ペースで走るよりも、
筋肉の使い方が変わり、刺激が大きいのが特徴です。
正直に言うと、
かなりキツい練習です。
それでも、
佐倉朝日健康フルマラソンでの撃沈を経て、
「ここを越えないと次はない」と感じていた自分には、
必要不可欠な練習でした。
柏の葉爽快マラソンへ挑戦|芝生走り込み後の実力測定
マラソンを始めて、2年と4か月。
ここまで読み進めていただければ、
この時期のバナナぴろしが、
どれだけ芝生ランニングに時間を費やしていたか、
伝わっていると思います。
ランニングの80%は芝生。
時間があれば、とにかく芝生。
それを続けた2年と4か月目。
スタミナが確実に積み上がってきている感覚がありました。
それは偶然ではなく、
ただひたすら走り続けてきた結果です。
そんなある日、
「芝生をこれだけ走ってきたし、そろそろフルを走りたいな」
と、ランニングチームのグループLINEにつぶやきました。
すると返ってきたのが、
「5月3日に柏の葉爽快マラソンがあるよ。エントリーできるよ」
という一言でした。
実力測定にちょうどいいタイミングだった
そこで、この大会にエントリー。
芝生ランニングの成果を、
初めて「フルマラソン」という形で確認することにしました。
このレースでのテーマは、
ネガティブスプリット。
設定したペースは、以下の通りです。
0~35km 4'25/km
35km~ラスト 4'20/km
芝生で積み上げてきたスタミナがあれば、
後半にペースを上げる展開も現実的だと考えました。
エントリーを決めたことで、
練習への意識はさらに高まり、
日々の芝生ランニングにも、より明確な目的が生まれました。
柏の葉爽快マラソンで、
今の自分の実力を測る。
そんな位置づけのフルマラソンに、
挑戦することになったのです。
つづく(サブスリーまで199日)
柏の葉爽快マラソンのフルマラソンレースを実体験で分析。コース特徴や設定ペース、結果と学びを詳しく解説しています。

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