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音ゲーで脚が速くなる!? DDRで身につけるマラソン向けピッチ走法とは

2025年6月29日日曜日

マラソン練習/ピッチ向上

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音ゲーで脚が速くなる!? DDRで身につけるマラソン向けピッチ走法とは

マラソンの記録を伸ばしたい市民ランナーさんへ。
フォーム改善に心肺トレーニングも済ませたけど、「あとひと押し」の伸び悩みを感じていませんか?

そんな時に試してほしいのが、意外にも“音ゲー”――DDR(ダンスダンスレボリューション)です。
ゲームしながらピッチ走法まで鍛えられるユニークトレ法。

本記事では、DDRを使った「楽しんで走力アップ」メソッドを、
初心者から上級者まで実践できる形でやさしく解説します。




🎮DDRランナー的ピッチ走法の考察:足を速くするのではなく、回すんだ!

りんごちゃん

ねぇバナナぴろし、マラソンって走り込みもフォームも結構やってるのに、なんか「あとちょっと足りない…」って感じが抜けないの。
どうすればスピードって上がるのかなぁ?

バナナぴろし

それ、けっこう多くのランナーが感じる壁なんだよね。
実は僕も似たような時期があって…そんな時にハマったのが、まさかの「音ゲー」だったんだ。

りんごちゃん

音ゲー!? えっ、バナナぴろしってゲーマーだったの?(笑)
でもどうしてゲームで速くなるの?まったく関係なさそうだけど…?

バナナぴろし

実は「ダンスダンスレボリューション(DDR)」っていう音ゲー、足を高速で動かすことが求められるんだよ。
これがピッチ走法とめちゃくちゃ相性良くて、気づいたら走りにもいい影響が出てきてね。

りんごちゃん

えぇ〜!ゲームで足が速くなるなんて意外すぎるっ!
その「DDRランナー式」ってやつ、もっと詳しく教えて〜!

バナナぴろし

うんうん、さっきのりんごちゃんの疑問にもあったけど――「ピッチ走法」ってなに?
まずはそこから、DDRとの関係までわかりやすく解説していくね。

ピッチ走法の基本とDDRとの相性

「ピッチ走法」と聞くと、少し専門的に感じるかもしれませんが、これは1分間に何歩走るか(=spm:steps per minute)を意識したランニングの技術です。
一般的に効率の良いとされるピッチは180spm前後。しかし、今回紹介する「DDRランナー的ピッチ走法」は、なんと200〜220spmという高回転ゾーンに挑戦します。

高ピッチにはこんなメリットがあります:
  • ストライドを抑えることで省エネ
    無理に大股で走らないため、疲れにくくなります

  • フォームが安定しやすい
    上半身のブレが減り、効率よく前に進める

  • 着地衝撃の軽減
    脚の接地がよりソフトになり、関節への負担が軽くなります。これはウルトラマラソンなど長距離に特に有効!

では、なぜダンスダンスレボリューション(DDR)がピッチ走法と関係しているのか?
それは、DDRがまさに「高速で足を動かす」ゲームだからです。音楽のリズムに合わせて正確に、かつ連続して足を動かすこの動作は、まさに高ピッチランニングに通じるものがあります。

例えば、180〜200spmの曲でDDRをプレイすると、それだけで自然に「脚を高速回転させる感覚」が身につきます。しかもリズム感があるから無理なく続けられる。
実際、筆者自身もピッチ220spmでジョグをするようになってから、「速く走ってないのに、進みがいい」と実感しています。

ピッチを「上げよう」と意識するより、リズムに乗って“自然に回る”ようにする。
それが、この「DDRランナー的ピッチ走法」の真髄なのです。

DDRで鍛える!ピッチ向上の具体的効果

りんごちゃん

でもでもバナナぴろし、音ゲーで足が速くなるって…本当にそんな効果あるの?
なんか、ゲームしてるだけって感じでピンとこないよ〜!

バナナぴろし

その気持ち、よくわかるよ。
でも実際にやってみると、ピッチ走法に必要な動きが、DDRの中にぎゅっと詰まってるんだ。
高速ステップに、リズム感、それに体幹の安定感まで。

りんごちゃん

わわ、なんかランニングとリンクしてる感じがしてきたかも…!
じゃあ、DDRのどんな動きがランに効いてくるのか、もっと知りたーい!

バナナぴろし

よし、それじゃあDDRで鍛えられる「ピッチ向上の具体的な効果」について、わかりやすく説明していくね。

「ゲームで走力アップ!?」と思われるかもしれませんが、ダンスダンスレボリューション(DDR)の動きは、実はピッチ走法を支える“走るための武器”を自然に養ってくれるトレーニング要素が満載です。

DDRを活用したピッチ向上の要素を、以下の表にまとめました。
DDRの動き ランニングへの効果
高速ステップ ピッチ向上(200spm超)
自然に足の回転スピードが上がる
リズム・音に合わせる ペース感覚の強化
自分の走るテンポを意識しやすくなる
体幹を使った軸の安定 フォームのブレ防止
長距離でも姿勢が安定する
左右交互の着地 骨盤の可動域UP+左右差解消
体のバランスが整い、怪我予防にも
連続踏み+コンボ処理 インターバル的心肺強化
有酸素&無酸素の切り替えトレーニングになる

特に注目したいのが、「リズムの中で脚を回し続ける力」。これはフルマラソン後半やウルトラマラソンの30km以降、脚が重くなった時に大きな武器になります。

さらに、DDRではつねに音楽に乗って体を動かすため、ペース感覚や心肺負荷の変化に敏感になれます。これはスピード練習やビルドアップ走の精度を高めるのにも有効です。

ゲームの中で楽しみながら、自然に脚が速く動く、安定した走りが身についていく。
これが、DDRランナー式ピッチ走法が注目される理由です。

実践データで実証:DDRは立派な有酸素運動!

筆者自身が2025年6月に行ったDDRプレイ時の心拍データをご紹介します。
COROSウォッチによる計測で、39分間のプレイ中、平均心拍数は123bpm最大157bpmに達しました。

この時の有酸素トレーニング負荷(TE)は2.0(維持レベル)で、しっかりとした心肺トレーニング効果が確認されています。
特に注目なのが、心拍ゾーンの割合です:


有酸素運動、ダンスダンスレボリューションの結果
有酸素運動、ダンスダンスレボリューションの結果
心拍ゾーン 範囲(bpm) 滞在時間
リカバリー <130 59%(23:01)
有酸素持久ゾーン 130〜146 33%(12:50)
有酸素パワーゾーン 147〜154 6%(2:31)
乳酸性閾値ゾーン 155〜165 2%(0:39)

このように、約4割が有酸素ゾーン(130〜154bpm)にしっかり入っており、単なる遊びではなく心肺機能を刺激する運動になっていることが分かります。

ランナーにとって重要な「有酸素持久力の維持・向上」が、DDRを活用した自宅トレーニングでも実現可能であるという、貴重な実証結果です。
しかも、気分転換やモチベーション維持にも効果が高く、継続性という面でも大きなメリットがあります。


加えて、この日は5分間のプランクサーキットを実施。以下のような種目構成で、全身の体幹を効率よく刺激しました:

5分プランク、プッシュアッププランク、エルボープランク、レッグレイズプランク、サイドプランク
種目 時間
プッシュアッププランク 1:00
エルボープランク 0:30
レッグレイズプランク(左) 0:30
レッグレイズプランク(右) 0:30
サイドプランク(左) 0:30
サイドプランク(右) 0:30
エルボーtoハンド 0:30
プッシュアッププランク(再) 1:00

このような体幹サーキットをラン後に組み込むことで、姿勢保持力や骨盤の安定性が養われ、フォームの乱れを防ぐことができます。

特にウルトラやフル後半では、この体幹の安定感が「最後まで走り切れるかどうか」の差を生みます。
DDRのリズム感と、プランクトレの安定感が掛け合わさることで、まさに“粘れる走り”の土台が完成するのです。


実践メニュー:DDRランナー式ピッチトレーニング

「ピッチを上げたい」と思っても、いきなり200spmや220spmで走るのは簡単ではありません。

そこでおすすめなのが、DDRランニングを組み合わせた「DDRランナー式ピッチ養成トレーニング」です。
楽しみながらステップを増やしていけるので、初心者でも取り入れやすく、効果も抜群です!


🔴 上級編:220spm感覚を走りにインストール
ピッチ走法の習得に慣れてきたら、さらに精度を高める上級メニューへステップアップ!
ここでは、「感覚と走りをつなげる練習」が重要になります。
  1. DDRで180~200spmのリズムを刻む
    曲のテンポに合わせて足を動かし、ピッチのリズム感を体に覚え込ませる

  2. ストライドを抑えてピッチ200〜で3km走
    E〜Mペース(5'30~4'30/km)でフォームを意識しながら走る

  3. その後、4'00/km以内で1kmをピッチキープ
    ピッチを維持したままスピードを上げることで、「速く走る感覚」を養う

ポイントは「跳ねない・押さない・置くだけ」のステップ感覚。
ランニング中もDDRのように、リズムを体に刻む意識が大切です。

このような「走りと遊びのハイブリッドトレーニング」は、楽しさと効果の両立ができる革新的な方法。
何より、継続しやすいのが最大のメリットです!

効果・注意点・そしてこれから

「走りながらゲームしてるだけで速くなるの?」
そう思う方もいるかもしれませんが、実際にDDRランナー式ピッチ走法を取り入れたランナーたちの声はリアルで、説得力があります。

💬 ピロシ語録(実体験からのフィードバック)
  • スピード出してるわけじゃないのに、速く進む

  • ウルトラの後半、脚が残ってる

  • フォームが崩れないまま、3時間以上走れてる

  • スピードがない自分でも、ピッチで押し切れる

こうした声が示す通り、ピッチ走法は体の省エネ化と持久力の底上げに直結します。特に、後半に粘る力・フォームを保つ力が養われるのが大きな魅力です。

しかし、メリットが多い分、注意点もいくつかあります。無理にピッチを上げてしまうと、逆効果になるケースもあるので、以下のポイントには気をつけましょう。
  • 脚が空回りしないように接地の安定を重視
    地面にしっかり「置く」感覚を忘れずに

  • 骨盤・股関節・ハムストリングスの柔軟性を保つ
    ピッチを支える可動域が狭いとフォームが崩れやすい

  • いきなり220spmを狙わない
    特にふくらはぎにかかる負荷が急増するため、段階的に強化を

🎯 ピッチを制する者が、マラソンを制す。
高速ステップを武器にするこのアプローチは、スピードに悩む市民ランナーにこそ試してほしい技術です。

記録を伸ばすのも、長く走り続けるのも――その鍵はピッチにある。
そして、その鍵をリズムゲームがくれる時代が来ています。

さあ、走る準備はできましたか?
次のステップは、ビートに合わせて足を動かすだけです。

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    プロフィール(著者)

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    昭和49年生まれ
    2017年1月1日からランニングを始める。
    初めての10km走を75分

    トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

    その結果
    2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
    その後、
    1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

    5000m: 17:22
    10km: 35:33
    ハーフマラソン: 1:18:47
    フルマラソン: 2:49:35
    ウルトラマラソン: 挑戦中

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