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進歩が止まった富里スイカロードレース|10km40分の壁と故障の停滞期 - 第20章(サブスリーまで509日)

2025年12月15日月曜日

マラソン物語-サブスリーへの道

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進歩が止まった富里スイカロードレースで停滞期に直面する市民ランナー - サブスリーへの道 第20章
努力がそのまま結果にならない――。10km40分の壁と故障に苦しんだ停滞期を振り返ります。

りんごちゃん
前回は芝生でフォームを直して怪我が減った話だったよね。じゃあ、もう順調に速くなっていったの?

バナナぴろし
それがね……その前に、どん底の停滞期があったんだ。10kmを40分19秒で走った直後から、タイムがまったく伸びなくなった。しかも走るたびに故障する悪循環でね。

りんごちゃん
走るたびに怪我!? それじゃ練習にならないよ…。レースはどうだったの?

ナップル博士
富里スイカロードレースで41分35秒のビルドダウン――後半ほど失速する内容じゃった。原因は明確。同じ刺激の練習を繰り返し、土台が未完成のまま距離だけ伸ばしたこと。これでは速くならんし、故障もする。停滞期の典型例なのじゃよ。

バナナぴろし
まさに、その通りなんだ。今日は「ただ走っているだけでは速くならない」と痛感した2018年春〜初夏の停滞期を、伊豆大島一周ランの思い出も交えながら、正直に振り返るよ。

10kmを40分前後で走れるようになると、多くのランナーが一度は直面するのが「走力が上がらない頭打ちの壁」です。バナナぴろしも、10km 40分19秒を出した直後から、タイムがまったく伸びなくなりました。

同じ練習を続け、距離を踏めば踏むほど故障。ロング走 → 足を痛める → 休養、の悪循環。富里スイカロードレースでは41分35秒のビルドダウンという結果に。「ただ走っているだけでは速くならない」。そう痛感した2018年春〜初夏のランニング履歴と、10km 40分の壁にぶつかったリアルな失敗談を振り返ります。
サブスリーまで509日を示す図 - 停滞期の第20章
努力が結果に出ない停滞期。サブスリーまで残り509日。

走力が上がらず頭打ちに|10km40分の壁にぶつかった実体験

2018年3月11日、10km【第4回かつしかふれあいRUNフェスタ】。40分19秒で走った直後から、走力の伸びが止まりました

このブログを最初から読んでくれている方なら、バナナぴろしの走力が一気に伸びていたことを感じていたと思います。当時、継続していた主な練習は次の2つだけでした。
  • 10kmペース走のラストスパート
  • 1.3kmのダッシュ

この練習はこの後も継続していましたが、ここで明確に走力の頭打ちを感じます。つまり、この練習内容だけでは、走力は伸び続けないということ。これは理論ではなく、バナナぴろし自身のラン履歴から導き出された現実的な結論です。10km40分の壁です。
10km40分の壁を前に伸び悩むランナーのイメージ - 第20章
10km40分の壁にぶつかり、思うように前へ進めなかった当時の心境。記録だけを追っていた頃の「伸び悩み」を象徴する一枚。
この壁を超えるには、戦略的かつ体系的なトレーニングが必要不可欠でした。

2018年4月のランニング履歴|走れない時期と故障の始まり

前章で10km40分の壁について触れましたが、ここからは走力が頭打ちになり始めた2018年4月のラン履歴を振り返ります。
2018年4月の月間走行距離134.6kmのカレンダー記録 - 第20章
10km40分の壁にぶつかっていた2018年4月の走行距離。故障と停滞で「思うように走れない時期」が数字ではっきり表れています。
月間走行距離:134.6km

2018年4月4日、青森県への出張中に20kmの出張ランを行いました。
2018年4月の青森出張中に行った20kmランの記録 平均ペース4分55秒 - 第20章
故障の引き金になった青森出張中の20kmラン。当時は「走れる=成長」と思い込み、負荷管理を軽視していました。
この日のことは、今でもよく覚えています。この出張ランをきっかけに、左足のアキレス腱に痛みが出始めました。
ランニング中に足を痛めて立ち止まるイメージ - アキレス腱の故障 第20章
故障が重なり、思うように走れなかった停滞期のメンタルを象徴する一枚。
さらに追い打ちをかけるように、右足首も痛めてしまいます。原因は――酒を飲んで酔っ払って捻挫
ランニング後に座り込み停滞感に打ちひしがれるイメージ - 第20章
夜の公園で立ち止まり、「このままでいいのか」と自分に問いかけていた頃。
左足のアキレス腱右足首、まさかのダブルパンチ。その結果、4月中盤以降はほとんど走れない状態になりました。

2018年5月のマラソントレーニング|伊豆大島一周ランという転機

2018年5月の月間ランニング履歴がこちらです。
2018年5月の月間走行距離137.5kmのランニング履歴 - 第20章
故障明けで満足に走れなかった2018年5月の履歴。量も質も中途半端になり、「どう立て直すか」を考え始めた時期。
月間走行距離:137.5km

正直に言うと、この月はこれといったトレーニングはしていません。故障の影響もあり、ペース走やポイント練習を組む余裕はなく、走力アップを狙える状況ではありませんでした。そんな2018年5月に行った数少ないランニングが、5月4日の「旅ランニング」です。

伊豆大島|走れない時期に心を動かしたランニング体験

これまで訪れた場所の中で、最も印象に残っているのが伊豆大島です。島全体に広がる美しい景色は、思わず足を止めてしまうほどでした。車で走れば一瞬で通り過ぎてしまう景色も、ランニングで巡ると、景色の密度がまったく違います

走っては立ち止まり、深呼吸して、また走り出す。記録やペースを一切気にしないランニングが、これほど心をリフレッシュさせてくれるとは、このとき初めて実感しました。22時に竹芝を出発する船に乗り、夜通し海を進み、翌朝5時に伊豆大島へ到着。静かな夜の海と船の揺れは、都会の喧騒を完全に忘れさせてくれる時間でした。
走れない停滞期から伊豆大島ランへ至る流れを描いた図 - 第20章
走れない停滞期から伊豆大島ランへ至る流れ。記録を追うだけのランニングから、「心を整えるために走る」段階へ移行した転機。

大島一周ランへの挑戦

伊豆大島の山間部から海を望む原生林の風景 - 旅ラン 第20章
伊豆大島一周ランの途中で足を止め、思わず見入ってしまった島の原生林と海の景色。
島を一周するランニングは、走行距離42.0km。フルマラソンと同じ距離です。
伊豆大島一周ラン約42kmの走行ルート地図 - 第20章
伊豆大島一周ランで実際に走ったルート。「観光ではなく、自分の足で島を一周する」挑戦が現実になった瞬間。
伊豆大島一周ラン後半区間の走行ルート地図 - 第20章
伊豆大島一周ラン後半のルート。ゴールへ向かうにつれて脚が重くなり、「フルマラソンと同じ距離」の厳しさを実感。
後半は足がガクガクになり、決して楽なランではありませんでした。それでも、走力が伸び悩んでいたこの時期に、「走ることの原点」を思い出させてくれた、価値あるランニング体験となりました。

この最高の景色を、ドン。
伊豆大島の絶景ポイントを走りながら撮影した未舗装の山道 - 第20章
伊豆大島一周ラン中に現れた未舗装の山道区間。景色は美しい一方で、脚へのダメージが一気に増した厳しいパート。
伊豆大島ランニング中の海沿い・トンネル区間の風景 - 第20章
伊豆大島一周ラン中に通過した長いトンネル区間。単調な景色と暗さの中で、メンタルと脚の両方が削られていきました。
伊豆大島の火山地帯を走るランニングコース - 第20章
伊豆大島一周ランの途中、火山地帯で立ち止まって撮影した一枚。きつさの中でも「ここまで来た」という達成感を感じ始めていました。

2018年6月のランニング履歴|30km走と故障を繰り返す悪循環

2018年6月のランニング履歴はこちら
2018年6月の月間走行距離105.5kmのカレンダー記録 - 第20章
30km走に挑戦し始めた2018年6月の履歴。距離を伸ばそうとする一方で、故障リスクが一気に高まっていた時期。
月間走行距離:105.5km

この頃から、バナナぴろしはフルマラソンに強い興味を持ち始めます。そして、2018年12月開催の第4回さいたま国際マラソンにエントリー。エントリーしたことで、モチベーションだけは一気に上がりました。そこで取り組んだのが、30km走です。

実施日は、2018年6月1日2018年6月16日。しかし結果は、どちらも足の痛みを残すランになりました。長距離を走るたびに足を痛め、そのたびに休養。走る → 痛める → 休む。この悪循環に、完全にはまってしまいます。おそらく原因は、ランニングフォームの未完成と、土台不足のまま距離を伸ばしたこと

それでは、実際の30km走の記録を振り返ります。
2018年6月1日 30km 平均ペース 5'06
2018年6月1日に行った30km走の記録 平均ペース5分06秒 - 第20章
2018年6月1日に実施した初めての30km走の記録。フルマラソンを意識して距離を踏み始めたものの、土台不足を痛感する結果に。
2018年6月16日 30km 平均ペース 5'59
2018年6月の30km走の走行ルート地図 - 第20章
2018年6月の30km走で実際に走ったコース。距離だけを意識して走り、フォームや疲労管理を軽視していた当時の象徴的なルート。
30km走を行う。足を痛める。もう一度、30km走を行う。また足を痛める。同じ失敗を、同じやり方で繰り返していました。そしてこの月、第35回 富里スイカロードレースにも出場します。
富里スイカロードレースをイメージしたスイカ×ランナーのイラスト - 第20章
富里スイカロードレースの「スイカ×ランナー」の世界観。記録更新を狙って挑んだものの、10km40分の壁の現実を突きつけられました。
この富里スイカロードレースで、走力の停滞がはっきりと数字で突きつけられることになります。

第35回富里スイカロードレース|更新できなかった10km自己ベスト

2018年、第35回 富里スイカロードレース、種目:10km。前半は粘れたものの、後半にかけて――。結果がこちらです。
第35回富里スイカロードレース10kmの走行ルートとラップ記録 - 第20章
第35回富里スイカロードレース10kmの走行ルートとラップ。前半は粘れたものの、後半にかけて失速し「40分の壁」を痛感したレース。
富里スイカロードレース10kmのペース推移データ 後半失速 - 第20章
富里スイカロードレース10kmのペース推移。後半に向かってペースが落ち、ビルドダウンになった課題が一目で分かります。
結果は、見事なビルドダウン記録:41分35秒

2018年3月に出した10km 40分19秒を、このレースでも更新することはできませんでした。しかも、後半になるほどペースが落ちる内容です。
第35回富里スイカロードレース10kmの記録証 41分35秒 - 第20章
第35回富里スイカロードレース10kmの記録証。タイム41分35秒、男子40歳以上の部。数字として突きつけられた「40分の壁」を、はっきり自覚した瞬間。
何度も書いてきた通り、10km40分切りを目指すには、ただ走っているだけでは、絶対に届かないという現実を、このレースではっきり突きつけられました。走力は頭打ち、練習は場当たり的、フォームも未完成。
走力の頭打ち・場当たり的な練習・未完成なフォームという停滞の原因を整理した図 - 第20章
富里スイカロードレース後に突きつけられた「停滞の原因」。走力の頭打ち・場当たり的な練習・未完成なフォームという課題が明確になりました。
ここから、バナナぴろしは「走り方そのものを見直す」フェーズに入っていきます。次回は、フォームを根本から変えたシザースドリルの話です。
▶ 次の話:第21章「シザースドリルでランニングフォーム改善」

バナナぴろし
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本文で苦しんだ30km走。なぜ後半に足が止まるのか――その原因を乳酸閾値とエネルギー理論から完全解説。停滞期の答え合わせにどうぞ。


バナナぴろし
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この停滞期にエントリーした第4回さいたま国際マラソン。初フルマラソンに挑み、サブ3.15を目指した本番の練習と難易度を解説しています。


りんごちゃん
伊豆大島の旅ラン、すごく良さそう…!でも、ちゃんと速くなるには「走り方を見直す」のが大事なんだね。

バナナぴろし
そう。同じ失敗を同じやり方で繰り返してたら、いつまでも壁は超えられない。この悔しいレースが、フォームを根本から変えるきっかけになったんだ。次回はその「シザースドリル」の話。お楽しみに!

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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