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サブスリーへ|フルマラソンで速くなる体幹トレーニング(プランク8種5分) - 第34章(サブスリーまで273日)

2025年12月28日日曜日

マラソン物語-サブスリーへの道

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フルマラソンで速くなる体幹トレーニングを実践するバナナぴろし - サブスリーへの道 第34章
ライバルとのスパート勝負、そして後半の失速を防ぐ体幹トレーニング。サブスリーへ直結する2つの要素を掘り下げます。

りんごちゃん
ライバルのケンタローと初めて競った練習会、勝てたの?

バナナぴろし
それがね……ラストスパートで完敗。背中が全然縮まらなくて「敗北」だったよ。でも、その悔しさが俺を変えた。しかもその日、ケンタローに「毎日やってる」っていう体幹トレを教わったんだ。

りんごちゃん
体幹トレーニング? それって、そんなに大事なの?

ナップル博士
大事も大事じゃ。フルマラソンで速く走るのは、脚を速く動かすだけではない。体幹が安定すると無駄な動きが減り、同じスピードをより少ないエネルギーで出せる――これがランニングエコノミーの向上じゃ。車に例えれば、どんな高性能エンジンも、車体がブレては力を出せん。後半の失速を防ぐ、最大の武器なのじゃよ。

バナナぴろし
そう。今日は、ケンタローとのスパート勝負と「勝ち負け」の意味、記録志向のAチームのこと、そして実際にやっているプランク8種・約5分の体幹メニューを全部公開するよ。サブスリーを本気で狙う人へのヒントが詰まってるはず。

サブスリーを目指して練習を続けているのに、「思ったほど記録が伸びない」「フルマラソン後半で失速してしまう」。そんな壁にぶつかっていませんか。この第34章では、マラソンチームの練習会を通して学んだ、仲間との勝負意識体幹トレーニングという、走力向上に直結する2つの重要な要素を掘り下げていきます。

ライバルとのスパート勝負で感じた「勝ち負け」の意味、記録志向のマラソンチームという環境がもたらす成長、そしてフルマラソンで結果を出すために欠かせない体幹トレーニングの具体的な内容とその効果を、実体験ベースで詳しく解説します。「なぜ体幹を鍛えるとフルマラソンが楽になるのか」「なぜ一人で走るより、誰かと競うと強くなるのか」。その答えが、この章には詰まっています。
サブスリーまで273日を示す図 - 体幹トレーニングに取り組む第34章
勝負意識と体幹、2つの武器を手にした一章。ここからサブスリーまで、残り273日です。

練習会での勝負体験|ライバルとのスパートが生んだ意識改革

マラソンチームの練習会は、ただ距離を踏むだけの場ではありません。ライバルと同じペースで走り、最後は本気でぶつかる。そんな実戦に近い練習が、走力と意識を一段引き上げてくれます。この日の練習内容は、キロ5'00で15kmのペース走 → 残りをキロ3'50前後でスパートでした。
練習会で行ったペース走+スパートの20km走ペース推移グラフ。後半に4分を切るペースまで上昇 - 第34章
ペース走から一気にスパートへ。後半に大きくペースが上がっている、勝負練習のラップデータです。
スパートに入った時、先頭にいたのはケンタロー。心の中で、はっきりと決めました。ここは勝負だ。
練習会のスパートでライバルと本気勝負するバナナのイメージイラスト - 第34章
「ここは勝負だ」。追い抜くつもりで気合を入れた、スパートの一場面を象徴する一枚です。
追い抜くつもりで気合を入れました。しかし、ケンタローの背中は一向に縮まりません。敗北
スパート勝負に敗北し悔しさを感じるバナナのイメージイラスト - 第34章
ラストのゴール地点まで、差を詰めることはできませんでした。この悔しさが、次への原動力になります。
ゴール後、ケンタローが振り返り――ドーン。
練習会後に振り返るケンタローの姿 - 第34章
ゴール後に振り返るケンタロー。これ、出会ってから5ヶ月後の写真でした😂

マラソンの勝ち負けとは何か|自分との勝負だけでは足りない理由

ケンタローに対しては、初対面の自己紹介の時点で、正直に言えばロックオンしていました。一緒に走って、敗北して、だからこそ絶対に勝ちたい。そんな感情が、一気に湧き上がったのを覚えています。

よく言われます。マラソンは自分との勝負。もちろん、それは間違いではありません。ただ、俺はこうも思っています。人と競い合うからこそ、本気になれる

数年前に見たニュースで、運動会のリレーで順位をつけない/みんな頑張ったから全員1位という話がありましたが、俺は正直、強い違和感を覚えました。勝ち負けがあるからこそ、そこに努力が生まれ、過程が意味を持つ。マラソンも同じだと思っています。一人で黙々と走る練習も大切ですが、誰かと競い、負けて、悔しい思いをすることで、自分の弱さがはっきりと見えてきます。

そして実は、この勝ち負けの意識が、後に大きな問題へと発展します。
勝ち負けへの執着が引き起こす大きな問題を象徴するイメージイラスト - 第34章
勝ち負けへの執着が、やがて思わぬ出来事へ。後の伏線となる一枚です。
かなり大ごとになり、取り返しのつかない事件が起きてしまいました。その内容については、10話ほど先で書きますまたもや出し惜しみですが(😁)。

記録志向のAチームという環境|走力を伸ばすクラブ

ここで、話題を少し変えます。俺がこのとき加入したAチームというマラソンチームについて紹介します。このAチームは、記録向上を目的としたマラソンチームでした。

もともと、αキャプテンは、大きなマラソンクラブの一員でした。そのクラブは、飲み会やファンランも多く、とても楽しい雰囲気の集まりです。ただし、記録を本気で狙う雰囲気ではありませんでした。「もっとガチで走りたい」「本気で走力を上げる環境を作りたい」。そんな思いから、αキャプテンが立ち上げたのがAチームです。

分裂や対立というよりも、「記録を狙いたい人はこちらへ」という支部的な位置づけでした。実際、大きなクラブとAチームを掛け持ちしているメンバーも何人かいました。ただ、αキャプテン自身は、次第にAチーム主体で動くようになっていた印象です。Aチームの連絡手段はLINEグループ。月初めに練習日程を決め、各自が主体的に参加するスタイルでした。

ここで、練習会の話に戻ります。練習会が終わり、集合地点に戻ると、ケンタローがこう言いました。「いつもやっている練習を、少しやろう」。とても興味が湧きました。その練習とは、体幹トレーニングです。

フルマラソンで速くなる体幹トレーニング|プランク8種・約5分

フルマラソンで後半に失速せず、安定したペースを維持するために、俺が「これは必須だ」と実感したのが体幹トレーニングです。それまで、正直に言うと体幹トレーニングというものを、ほとんどやったことがありませんでした。「5分くらいなら余裕だろう」と完全に甘く見ていたのですが、実際にやってみると、想像以上にキツい

笑えるくらいキツかったですが、なんとか1セットを最後までやり切りました。ケンタローは、「これ、毎日やってるよ」と平然と言います。それを聞いて、負けるわけにはいかないと思いました。こうして、俺も体幹トレーニングを継続することを決意します。現在も、この体幹トレーニングは練習メニューの一部として続いています。実際に行っている内容がこちらです。
サブスリーを目指す市民ランナーが行う体幹トレーニングメニュー(プランク8種) - 第34章
実際に続けている体幹トレーニングメニュー。1セット8種目・約5分、途中のレストなしです。
1セット8種目・約5分
途中のレストなし
  • ① ストレートアームプランク 60秒
  • ② スタンダードプランク 30秒
  • ③ ワンレッグプランク(右足)30秒
  • ④ ワンレッグプランク(左足)30秒
  • ⑤ サイドプランク(右)30秒
  • ⑥ サイドプランク(左)30秒
  • ⑦ スタンダードプランク 30秒
  • ⑧ ストレートアームプランク 60秒
自宅でプランクを行うサブスリー挑戦中の市民ランナーのイメージイラスト - 第34章
自宅で取り組むプランク。特別な器具は不要、毎日の積み重ねが走りの土台になります。

体幹トレーニングの重要性

フルマラソンで速く走るために必要なのは、単に脚を速く動かすことだけではありません。体幹の安定こそが、走りの土台になります。車に例えるなら、どれだけ高性能なエンジンを積んでいても、車体が不安定では性能を発揮できません。ランナーも同じで、体幹が弱いと、走力を活かしきれないのです。

特にフルマラソンのような長距離では、体幹が安定することで無駄な動きが減り、エネルギー消費を抑えられます。これがランニングエコノミーの向上です。同じスピードでも、より少ないエネルギーで走れるようになる。この省エネ走法こそが、フルマラソン後半の失速を防ぎ、サブスリー達成に近づくための大きな武器になります。
ナップル博士
プランクで鍛えるのは、腹横筋や多裂筋といった体幹のインナーマッスルじゃ。これらが働くと、骨盤が安定し、着地のたびに上体が左右へブレるのを防げる。ブレが減るぶん、推進に使えるエネルギーが増える。たった5分でも、毎日続ければフルの30km以降で必ず差が出る。地味じゃが、これがサブスリーへの確かな一歩なのじゃよ。

体幹に加えて、走りの「安定」と「効率」を高める考え方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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ランニングフォームの安定を高め、左右のブレを抑える走り方と腕振り・体幹トレーニングのコツを解説しています。

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体幹と骨盤の強化で地面反力を最大化し、マラソンの速さを引き上げる効果的なトレーニング法を解説しています。

練習会の最後に、αキャプテンに聞きました。「ラン履歴をLINEにUPしてもいいですか?」。αキャプテンは、「どうぞどうぞ」と快く承諾。この日から、バナナぴろしはAクラブの一員として活動することになりました。次回は、そのチームで学んだマラソンチームに入るメリットを、継続力と走力の両面から掘り下げます。
▶ 次の話:第35章「マラソンチームに入るメリットとは?継続力と走力が伸びた実体験」

バナナぴろし
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長距離で脚が潰れる原因はフォームにあります。蹴らない・地面を押す走り方と、股関節を使うドリルで、何キロ走っても崩れない省エネフォームを身につけましょう。


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体幹で安定した土台を作ったら、次は「バネ」。筋肉の伸張・収縮とパワーを最大化する膝の角度を解説。ランニングエコノミーを高めて、もっと楽に速く走りましょう。


りんごちゃん
敗北の悔しさが、体幹トレを始めるきっかけになったんだね。プランク5分、地味だけど後半の失速を防ぐなんてすごい武器だ!

バナナぴろし
速い脚も、ブレない体幹があってこそ活きる。ケンタローに負けた日に教わったこの5分が、サブスリーまでずっと俺を支えてくれたんだ。次回は、マラソンチームに入って実感した「継続力と走力が伸びるメリット」の話。お楽しみに!

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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