フルマラソン撃沈後、芝生ランニングに活路を見出した頃の記録。菜の花ロード30km走は、今も忘れられない原点のひとつです。
30kmの壁の答えが「芝生ランニング」だったんだよね。具体的にどんな練習をしたの?
佐倉で撃沈してから、松戸の江戸川沿い「菜の花ロード」を見つけて、そこで芝生30km走をやったんだ。春は一面が黄色で、足を止めたくなるほど綺麗だったよ。
わあ、気持ちよさそう! でも芝生って走りやすいの?
いや、それが逆なのじゃ。芝生は柔らかくてペースが上がらず、同じ距離でもロードよりずっとキツい。じゃが、その「走りにくさ」こそが狙い。不安定な地面が無駄な力みを削り、ランニングエコノミーを磨くのじゃ。バナナくんは半信半疑のまま「1か月やって効果がなければやめよう」と決めて、続けたのじゃよ。
そう。今日は、芝生コースの探し方、菜の花ロード30km走、そして疑心暗鬼と戦いながら月間237kmを積んだ「地味だけど効く土台づくり」の話だよ。
フルマラソンで撃沈したあと、「このまま同じ練習を続けていても、また同じ結果になる」。そう強く感じたことが、すべての始まりでした。本章では、佐倉朝日健康マラソンでの失敗をきっかけに取り組み始めた芝生ランニングと不整地トレーニングについて、実際に走った松戸市・菜の花ロードのランニングコース紹介とともに振り返ります。
ラン歴2年3か月目(3月)の練習内容、春の菜の花が咲き誇る江戸川沿いで行った30kmロングラン、そして月間237kmに到達するまでの過程を、当時の迷いや葛藤も含めてリアルに記録しました。不整地では思うようにペースが上がらず、正直「本当に意味があるのか」と疑心暗鬼になることもありました。それでもランニングエコノミー向上という仮説を信じ、地味でキツい練習を積み重ねていった――フルマラソン再挑戦に向けた、派手さはないけれど確実に効いてくる“土台づくり”の記録です。
地味な土台づくりに切り替えた一章。ここからサブスリーまで、残り226日です。
佐倉撃沈からの改善策|芝生ランニングに辿り着くまで
佐倉朝日健康マラソンで撃沈したことで、「なぜ最後まで脚が持たなかったのか」「自分に足りなかった要素は何だったのか」を真剣に振り返りました。思いつきではなく、プラン → 実行 → チェック → 改善を回す、ビジネスの基本でもあるPDCAサイクルを、ランニングにも本気で落とし込むことを決意します。
その中で辿り着いた仮説が、不整地ランニングによるランニングエコノミー向上でした。ペースを上げる以前に、「同じスピードを、より楽に維持できる身体」を作る必要がある。そう考え、芝生ランニングを練習の軸に据えることにしました。
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芝生ランニングのメリットとトレーニングでの活用方法を、初心者にもわかりやすく紹介しています(前編)。
当時は正直、芝生ランニングの効果に半信半疑でした。それでも「やらない理由より、試す理由」を優先し、まずは実践してみることにします。千葉県で芝生が走れる場所が分からず、徘徊したり、記憶を辿ったり、GoogleMapで必死に探したのを覚えています。
芝生が走れる場所をGoogleMapで探した記録。手探りのスタートでした。
松戸市の江戸川河川敷には芝生区間がありますが、芝が高く、想像以上に走りにくい場所も多かったです。
この頃の自分は、芝生ランニングにまったく慣れておらず、たった数キロでも、メチャメチャ疲れました。
松戸市・菜の花ロードで30km走|芝生と絶景が続く春のコース
千葉県松戸市から三郷市、流山市、野田市方面へ、江戸川沿いを北上していくと、春になると一面が黄色に染まる菜の花ロードがあります。バナナぴろしが勝手に命名したこのランニングコースは、信号が少なく、景色も良く、ロングランや30km走に最適な区間が続きます。まずは、実際に走ったコース全体像から紹介します。
菜の花ロードの30km走ルート。江戸川沿いを北上する一本道です。
この菜の花ロードを、30kmしっかり走りました。こんな道が、ひたすら続きます。
江戸川沿いに続く菜の花ロード。信号が少なく、走りに集中できます。
一面に広がる菜の花。走っていて、何度も足を止めたくなる絶景でした。
菜の花が咲き誇る春の江戸川ランニングコース。景色・距離・走りやすさ、どれを取ってもロングラン向きです。
ペース設定は、後半に向けて徐々に上げていくビルドアップ走。
菜の花ロード30km走のペース推移。後半に向けて、徐々にペースを上げていきました。
この日は3月19日。菜の花が満開で、走っていて何度も足を止めたくなるほど綺麗でした。景色・距離・走りやすさ、どれを取ってもロングランにおすすめのランニングコースです。
菜の花ロードでの一枚。この絶景が、地味でキツい芝生練習を続ける支えになりました。
芝生ランニングを継続する意味|2年3か月目・月間237kmの意味
30km走を行った翌日も、俺は迷わず芝生ランニングを選びました。疲労が抜けきらない状態でも、「脚づくりは一朝一夕ではできない」と思ったからです。
30km走の翌日も、迷わず芝生ランニング。脚づくりは継続が命です。
流山橋の北側にある芝生広場は、実際に走ってみて「ここは当たりだ」と感じた芝生エリアです。平坦で走りやすく、継続練習に向いています。フルマラソンでの撃沈をきっかけに、走りに対する向き合い方も、自然と真剣になっていました。芝生コースをもっと探したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
正直なところ、芝生ランニングはペースが上がらず、かなりキツい練習でした。同じ距離でも、ロードとは疲労感がまったく違います。
芝生ランニング後はいつもヘトヘト。ロードとは別物の疲労感でした。
効果が出るのか分からず、正直、疑心暗鬼にもなりました。それでも、「1か月やって効果がなければやめよう」「それまでは続けてみよう」。そう決めて、走り続けました。こうして3月が終了。ラン歴2年3か月目(3月)の月間走行距離は――
ラン歴2年3か月目(3月)の月間走行距離。地味な芝生練習を積み重ねた1か月でした。
237.2kmでした。この地味な土台づくりが、のちのサブスリーに直結していきます。次回は、芝生ランニングの効果がいよいよ実感に変わる――千葉・埼玉の不整地コースと、走りが激変した話です。
▶ 次の話:第40章「芝生ランニングで走りが激変|千葉・埼玉の不整地コースと練習法まとめ」
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なぜ芝生ランニングでフォームと走力が変わるのか。その効果とフォーム改善の秘訣を、自然の力を使ったトレーニングとして解説します(後編)。
効果が見えないのに「1か月は続ける」って決めて走り抜くの、すごい根気だね。菜の花の絶景があったから頑張れたのかな。
正直、半信半疑だったよ。でも「期限を決めて試す」と覚悟が決まる。地味でキツい芝生練習を、絶景に助けられながら積んだこの1か月が、次の激変につながるんだ。次回はその手応えの話。お楽しみに!
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