りんごちゃん
クラブを離れて、次はどう走ったの?
バナナぴろし
脱退したメンバー4人で「サブスリーを目指すランナーの集まり」っていうグループを作ったんだ。そして自分の柏の葉での失敗を分析したら、決定的な“欠け”が見えた。
りんごちゃん
欠け? あんなに芝生で走り込んだのに?
ナップル博士
そう、月間258.7kmと距離は十分。じゃが、30km以上のロング走が、月にたった1回しかなかったのじゃ。月間距離が多くても、フルの後半を支える「距離耐性」は別物。芝生で心肺とスタミナの土台はできても、42kmを4分25秒で押し切る「脚持ち」が足りなかった。そこでバナナくんは、週1回の30km以上ロング走を軸に据えたのじゃよ。
バナナぴろし
そう。今日は、ロング走は何キロから意味があるのか、30km走と3時間走どっちか、レベル別の距離・頻度、そしてロング走だけじゃ足りないスピード練習の話まで、サブスリーへの考え方を全部整理するよ。
本記事では、ロング走が不足していた時期の失敗レースから、30km走を週一で継続するようになって見えた変化まで、実体験をもとに詳しく解説します。ロング走は何キロから意味を持つのか、30kmと3時間どちらを選ぶべきか、フルマラソンに効くロング走の頻度とやり方。「走行距離は足りているはずなのに結果が出ない」――そんなランナーにこそ読んでほしい、ロング走の考え方を整理する1記事です。
ロング走はなぜ必要?サブスリーを目指す理由とマラソン哲学
この時、俺は「何のために走る?」と聞かれたら即答でした。それは、サブスリーを得るため。 マラソンチームAクラブに入った理由も、ただひとつ「マラソンが速くなりたかった」からです。しかし、数か月で脱退。その後、脱退したメンバー4人で『サブスリーを目指すランナーの集まり』というグループLINEを立ち上げました。ライバルと呼べる存在に出会えたこと。その意味では、Aクラブには今でも感謝しています。
バナナぴろし
フルマラソンにおけるタイムと完走率の現実
サブスリー(3:00以内)は、男子完走者の上位約3%。この壁の高さが、数字からも分かります。月間走行距離とスタミナ|258.7kmでもロング走は足りなかった
- 月間走行距離は258.7kmと十分だが、30km以上のロング走は1回のみ
- 1回あたりは10〜15km前後の中距離ランが中心で、フルを想定した長時間負荷が不足
- 30km前後の走行は単発で終わり、継続的なロング走習慣になっていない
- 芝生中心ゆえ脚へのダメージは抑えられた一方、後半特有の「脚持ち」を作る刺激が不足
- 結果、心肺的には余裕があっても、4'25/kmペースを42km維持する耐久性が足りなかった
- 芝生ランニング
- 週1回のロング走
ロング走は何キロから?30km走・3時間走の考え方
この頃、俺は「足を作るためのロング走」について、ひとつの持論を持っていました。
※現在の持論としては、この考え方は間違っていたと思っています。3時間走るのであれば、30km走で十分だと考えています。
そんな試行錯誤の中で、ロング走の一環として行ったのが、次の2つです。
3時間走:34.7km
峠走:45.3km
峠走:45.3km
3時間走(34.7km)
ひたすら芝生を走り続けました。制限時間は3時間。後半はかなり脚にきて、正直、ふらふらでした。
峠走(45.3km)
もうひとつは、45.3kmの峠走です。一人でのロング走でしたが、景色も良く、意外と楽しく走れました。【レベル別】ロング走の距離・ペース・頻度|サブ4・3.5・3
サブスリーは、ただ走行距離を増やすだけでは到達できないと感じています。実体験から強く感じたのは、ロング走の「やり方」と「目的意識」が結果を大きく左右するということです。サブスリーを目指す過程で特に重要だと感じたキーワードは、次の4つ――目的意識/練習効果/ルーティーン/ライバルの存在。ロング走は「なんとなく長く走る練習」では意味がありません。自分のレベルに合った距離・ペース・頻度で行うことで、はじめてフルマラソン後半に効いてきます。サブ4はフルを歩かずに走り切ることが最優先で、ロング走は「完走体力」を作る位置づけで十分。サブ3.5は後半の失速を防ぐため、30km前後の距離耐性を意識し始めたい段階。そしてサブ3では、ロング走は「特別な練習」ではなく「土台」になります。特に重要なのは、30km以降もフォームとリズムを崩さず走れること。サブスリーに必要な【スピード】【スタミナ】の比重は、スピード:必要/スタミナ:絶対に必要。まずはロング走でフルマラソンを最後まで押し切れる脚を作り、その上でスピード練習を積み上げていく。これが、俺がたどり着いたサブスリーへの現実的な考え方です。
ロング走だけでは足りない?サブスリーに必要なスピード練習
サブスリーを目指しているのに、なかなか届かない人に多いと感じている共通点があります。それは、スピード練習をほとんど行っていないことです。
特に、トラック5000mを一度も走ったことがないランナーは、意外と多いのではないでしょうか。トラックレースにエントリーすることで、スピード練習は「やるかどうか」ではなく、やらざるを得ない練習に変わります。実際に、俺も5月に初めてトラックレースへエントリーしました。その大会が、OTT(大人タイムトライアル)です。
1500mのTTでトップスピードを把握
江戸川陸上競技場で、自分のトップスピードを知るために1500mのTTを行いました。結果:5分16秒。月間333kmで見えた変化|ロング走を週1で続けた結果
5月。- 30kmを超えても、脚の余裕が以前より残るようになった
- 翌日の疲労がコントロールできるようになってきた
- フルマラソン後半を具体的にイメージしながら走れるようになった
- 「ロング走=不安」から「ロング走=必要な練習」へ意識が変化した
バナナぴろし
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バナナぴろし
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りんごちゃん
月間距離が多くても、30km走が足りないと意味が薄いんだね。レベル別の表、すごく分かりやすい! トラックレースを「逃げ場のない約束」にするのも賢いなあ。
バナナぴろし
ロング走で「土台」、トラックで「スピード」。この両輪がそろって、初めてサブスリーが現実になる。月間300km超えと週1ロング走で、ようやく道が見えてきたんだ。次回はその仕上げ、ヤッソ800と変化走の話。お楽しみに!
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