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股関節伸展スピードを上げる4つの方法|地面を強く蹴る推進力でマラソンが速くなる

2025年3月16日日曜日

マラソン技術や理論-股関節の使い方

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股関節伸展スピードを上げてマラソンを速く走る - 股関節の使い方
速さを決めるのは「脚を後ろへ蹴り出すスピード」。
股関節伸展を速くすれば、同じ力でも前へ強く進めます。

りんごちゃん
一生懸命に脚を前に出して走ってるのに、全然スピードが上がらないんです……。なんでですか?

バナナぴろし
あの頃の俺も同じだったよ。「脚を前へ前へ」ばかり意識してた。でも速いランナーは逆で、脚を後ろへ蹴り出すスピードがケタ違いに速いんだ。そこを直したらタイムが一気に動いた。

りんごちゃん
後ろへ蹴り出すスピード……?前に出すんじゃなくて?

ナップル博士
その動きこそ「股関節伸展」じゃ。脚を後ろへ押し出す動作のことでな、このスピードが速いほど地面からの反発を大きく受け、推進力が生まれる。トップ選手と市民ランナーの差は、ピッチよりこの伸展の鋭さに出るのじゃよ。

ナップル博士
今日は股関節伸展とは何か・なぜ速さに直結するか・伸展スピードを上げる4つの方法を順に解説しよう。動画つきじゃから、動きごと真似してみるとよいぞ。

マラソンで速く走りたいとき、つい「脚を前に出すこと」ばかり意識していませんか?

実はスピードを決めるのは、脚を後ろへ蹴り出す「股関節伸展」のスピードです。ここが速いほど地面を力強く押し、大きな推進力に変わります。
この記事では、股関節伸展の意味から、伸展スピードを上げる4つの方法(スクワット・Aスキップ&Bスキップ・シザースジャンプ・デプスジャンプ)までを、動画つきで具体的に解説します。


股関節伸展とは?屈曲との違いを知る

股関節伸展とは、屈曲(脚を前に持ち上げた状態)から、脚を後方へ押し出す動作のことです。走るときに地面を力強く蹴り、前へ進む推進力を生み出す、まさに走りのエンジン部分にあたります。

逆に股関節屈曲は、脚を前方へ振り上げる動作。走りはこの「屈曲(前へ振る)」と「伸展(後ろへ蹴る)」の繰り返しで成り立っています。
  • 屈曲…脚を前に持ち上げる(リズムを作る)
  • 伸展…脚を後ろへ蹴り出す(推進力を生む)

この屈曲と伸展のリズムがスムーズで、特に伸展が鋭いほど、効率よくスピードを維持できます。

股関節の屈曲と伸展の違い - 股関節伸展とは
前に振り上げる「屈曲」と、後ろへ蹴り出す「伸展」。速さを生むのは伸展側です。
ナップル博士
短距離のトップ選手は、この伸展動作がとにかく鋭い。地面を後ろへ「パンッ」と弾くように蹴るのじゃ。マラソンでも原理は同じで、伸展が速い脚は燃費よく前へ進むぞ。

股関節伸展スピードが「速さ」を決める理由

股関節伸展のスピードが速いほど、前方への推進力は大きくなります。カギになるのは、地面を蹴る瞬間の「後方スイングスピード」です。

足が地面に着いてから後ろへ抜けるまでの動きが速いと、地面からの反発を大きく受け取れます。これが効率のいい推進力=同じ脚力でもより速く・より楽に進む走りにつながります。

走るスピードは「ストライド(歩幅)×ピッチ(歩数)」で決まりますが、トップ選手と一般ランナーでピッチの差は意外と小さく、差が大きいのはストライド。そのストライドを支えているのが、鋭い股関節伸展なのです。

股関節伸展スピードが推進力とストライドを決める - 速く走る仕組み
後ろへ蹴り出すスピードが速いほど、反発を活かしてストライドが伸びます。
りんごちゃん
ええっ!? 速い人ってピッチが多いんじゃなくて、一歩が大きいんですね……!

股関節伸展スピードを上げる4つの方法

ここからが本題。股関節伸展スピードを高める4つの方法を、動画つきで紹介します。

股関節伸展スピードを上げる4つの方法 - トレーニング一覧
筋力・着地位置・足の切り替え・足首。4方向から伸展スピードを底上げします。

①筋力アップ(スクワット)

伸展の主役は大臀筋(お尻)とハムストリングス(もも裏)。ここが強いほど、地面を力強く蹴り出せます。基本のトレーニングはスクワットですが、ポイントは膝ではなく股関節を後ろへ引く意識で行うこと。お尻を後ろに突き出すように沈むと、伸展に効くスクワットになります。


②足の着地位置(Aスキップ・Bスキップ)

足が重心から遠くに着くと、股関節に力が伝わらずスピードロスになります。理想は重心の真下〜少し前。着地後すばやく体重を乗せて前へ抜ける動きが、伸展の効果を最大化します。この感覚はAスキップ・Bスキップで身につきます。


③素早い足の切り替え(シザースジャンプ)

股関節の曲げ伸ばしを速く繰り返すほど、推進力は効率よく生まれます。地面を蹴った後、すばやく脚を前へ振り戻す動きがスピードアップの鍵。シザースジャンプ・ダブルシザースジャンプで、切り替えの速さを鍛えましょう。


④足首の強化(デプスジャンプ・プライオメトリクス)

足首が弱いと、着地で過度な背屈が起きて伸展動作の邪魔になります。足首を鍛えると着地の衝撃を受け止め、スムーズに体重移動できます。デプスジャンプなどのプライオメトリクスで、地面からの反発を一瞬で返す「バネ」を養いましょう。


方法狙い主なメニュー
①筋力アップ大臀筋・ハム強化で蹴り出しを強くスクワット(股関節主導)
②着地位置真下接地でロスを消すAスキップ・Bスキップ
③足の切り替え曲げ伸ばしを速くするシザース/ダブルシザースジャンプ
④足首の強化反発を返すバネをつくるデプスジャンプ等プライオメトリクス
バナナぴろし
俺はジョグ前のドリルにAスキップとシザースを少し入れるようにした。たった数分でも、走り出すと脚が後ろへ「スパッ」と抜ける感覚が変わるんだ。
股関節伸展を高めるドリルの動き - トレーニング実践
ドリルで「後ろへ蹴り出す」動きを体に覚え込ませます。

まとめ|後ろへ鋭く蹴り出す脚をつくる

  • 速さを決めるのは股関節伸展(後ろへ蹴り出す)スピード
  • 伸展が速いほど反発を活かし、ストライドが伸びる
  • 高める4つの方法=スクワット・Aスキップ&Bスキップ・シザースジャンプ・デプスジャンプ
  • 着地は重心の真下、足首のバネも忘れずに

「脚を前へ」ではなく「後ろへ鋭く蹴り出す」。意識とドリルを少し変えるだけで、同じ脚力でも前への進みが変わります。まずはジョグ前にAスキップとシザースを数本、取り入れてみましょう。

バナナぴろし
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りんごちゃん
「前に出す」って思い込んでました!明日から後ろへ蹴り出す意識で、Aスキップから始めてみます。

ナップル博士
うむ。伸展は一日では変わらんが、続ければ確実に鋭くなる。地面を後ろへ「パンッ」と弾く脚を、コツコツ育てるのじゃぞ🍍

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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