バナナぴろしのブログ検索(人気キーワード 芝生、10km、坂ダッシュ)
カテゴリ・リストへジャンプ

夏のランがきついあなたへ|続ける工夫と「生活に組み込む」ロング走戦略

2025年7月2日水曜日

練習日誌/ロング走

t f B! P L
夏のランがきついあなたへ|続ける工夫と「生活に組み込む」ロング走戦略
Xでフォローする
マラソン記録や失敗談などを発信中🏃‍♂️
走るバナナ🍌を応援したい方は、
ぜひフォローしてください!

暑い夏のロング走、「暑さで続けられない」「時間がない」とお困りではありませんか?
でも実は、ほんの少しの発想転換で、ロング走を日常生活に自然に組み込む工夫が可能です。

本記事では、「帰宅ラン」「週末30km」「翌日のEペースジョグ」という3つの戦略を、実際のCOROSデータと走行記録を交えて詳しく解説します。
忙しい市民ランナーも、サブエガ・ウルトラマラソン志望者も参考になる内容です。最後までぜひご覧ください。





りんごちゃん

ねぇバナナぴろし、夏って暑くて全然走る気にならないよ〜!
ロング走なんて絶対ムリ…って思っちゃうんだけど、みんなどうしてるの?

バナナぴろし

うんうん、夏のランニングってほんとにきついよね。
でも、工夫次第で無理なくロング走を続ける方法はあるんだよ。
僕が実践してるのは、「生活に走る時間を組み込む工夫」なんだ。

りんごちゃん

生活に組み込む…って、どういうこと?
なんかランニングが家事みたいに聞こえてきた(笑)

バナナぴろし

たとえば「帰宅ラン」とか「週末の30km走」を上手く組み合わせるんだ。
あとは翌日のEペースジョグで疲労を抜きながらフォームも整えるのがコツかな。
これなら、時間がない市民ランナーでもしっかり距離と効果を稼げるよ。

りんごちゃん

なるほど〜!それなら私でもできるかも?
実際のやり方とか効果も気になるなぁ〜!

バナナぴろし

うん、じゃあ今回は「夏でもロング走を継続するための工夫」について、
実際のデータや走行記録とあわせて詳しく紹介していくね。
さっきのりんごちゃんの質問にもあったけど、「どうやって続けるか?」の工夫が大事なんだ。

なぜ夏はロング走がきつい?暑熱環境の壁を科学的に解説

暑さ・疲労・時間の壁をどう乗り越える?

夏は気温・湿度・日差しの三重苦によって、ロング走の継続が非常に困難になります。
特に日中は30℃を超える日も多く、脱水や熱中症リスクが高まるため、ペースを落とすだけでなく時間帯の工夫が重要です。

加えて、平日は仕事・家事などで走る時間を確保しづらいという方も多く、
「走りたいけど時間がない」「距離が稼げない」と悩んでいる方も多いはずです。

そこでおすすめしたいのが、ロング走を生活に組み込む工夫です。
たとえば、通勤を走る『帰宅ラン』や、夜や早朝の涼しい時間帯を狙ったタイムマネジメントが有効です。

実際に筆者も、夜の帰宅ランで24kmを走るなど、無理なく距離を積み上げる工夫を実践しています。
このときのCOROSデータでは、有酸素TEが4.1と非常に高い評価。
真夏の練習でもしっかりとトレーニング効果を得られることが証明されています。

暑さに抗うよりも、「どうすれば続けられるか?」を考えるのが夏練習のコツ。
時間・気温・生活リズムの中に工夫を組み込むことで、継続可能な走力強化が実現します。


夏ロング走で伸びる5つの走力要素

夏の練習はきつい分、走力を底上げするチャンスでもあります。
筆者が6月末に実施した気温28℃・湿度74%の30km走では、
「前半抑えて→後半ビルドアップ」の戦略でスタミナ・フォーム・粘りを育てることができました。

  • ① 有酸素持久力:心拍ゾーン2〜3をキープしながら2時間以上走行
  • ② ペース耐性:後半ビルドアップでも安定ペースを維持
  • ③ フォーム維持力:ストライドとピッチが崩れず疲労下でも走りきれた
  • ④ 暑熱順化:高温下での30kmで、夏でも動ける身体を作った
  • ⑤ メンタル耐性:「最後まで止まらない」経験が次のレース後半に活きる

夏だからといって諦めるのはもったいない。
生活に溶け込むロング走を継続することで、走力全体を着実に底上げできます。
暑さに工夫で立ち向かい、秋のレースシーズンに向けて差をつけましょう。


バナナぴろし

もっと知りたい方はこちら
サブスリーを目指すランナー必見!ロング走の重要性 - 第44章 (サブスリーまで174日)

サブスリー達成に向けたロング走の意義と、バナナぴろしさん自身の3時間走・峠走などの実践トレーニングを紹介しています。



実践①:仕事終わりの「帰宅ラン」で24km走|平日でもロング走

COROSで見る実走データと有酸素TEの効果

帰宅ラン24kmのコースは、松戸〜市川〜船橋〜鎌ヶ谷〜松戸と周回するルート
COROSデータ:24km帰宅ランの詳細(平均ペース5'05/km・有酸素TE4.1・効率100%)

この日は平日夜の仕事終わりに、松戸市発の帰宅ランとして24.01kmのロング走を実施しました。
ルートは市街地を避けつつ、東方向へ抜ける比較的フラットなコース。
気温28℃・湿度73%という蒸し暑いコンディションの中、平均ペース5'05/kmをキープしながら走破しました。

COROSの記録を確認すると、平均心拍数144bpm・効率100%と非常に安定した数値。
さらに有酸素TEは「4.1」と評価され、持久力強化・心肺向上に最適な負荷であることがデータからも明らかです。

特に注目すべきは後半12km以降のペースで、4'55〜5'05/kmとブレなく走行。
20km地点での4'47/kmなど、終盤に自然とペースアップできた点も好材料でした。

このように、限られた平日の時間を“練習に変える”帰宅ラン戦略は、
「忙しくても走力を積みたい」「週2回はロングを入れたい」
という市民ランナーやサブエガ志向の方にとって、有効な選択肢となります。

通勤や移動を“走る時間”に変えるだけで、練習の質と距離を両立可能
夏場のような厳しい時期でも、継続力とスタミナのベース作りに役立ちます。


走行データとパフォーマンス分析(COROSより)

  • 距離:24.01km
  • 時間:2:02:10
  • 平均ペース:5'05/km
  • 平均心拍数:144bpm
  • 最速1km:4'44/km
  • 有酸素TE:4.1(大幅に改善)
  • トレーニング負荷:268(高い)

心拍効率100%という高評価は、フォームやペース配分が無駄なく整っていた証拠
平日の夜でも、十分に効果的なロング走トレーニングが可能であることがデータでも裏付けられました。



実践②:週末30km走を効率化!補給戦略とペース管理

30kmロング走コースマップ|松戸〜柏〜鎌ヶ谷を三角形に周回する実践ルート
30kmロング走データ|時間2時間32分・ペース5'04/km・効率98%(COROS記録)

実践②:週末30kmロング走|スタミナ・集中力・補給戦略を一体化

夏でも粘れる脚づくりとメンタル強化を狙った実践例

今回は松戸市を起点とした30km周回コースを活用し、平均ペース5'04/km
トレーニング時間2時間32分のロング走を実施しました。

特徴的だったのは、前半〜中盤(0〜20km)を5'00〜5'10/kmで安定キープしつつ、
後半も粘り強くペースを維持できた点です。
ベストラップは4'26/kmで、脚に余裕を残した走りができたことも好材料でした。

補給は10km・20kmでジェルを摂取し、水分はスポーツドリンクを携帯。
暑さの中でもこまめに補給を行うことで、終盤のペースダウンや失速を防ぐことができました。

データからもわかる通り、心拍数149bpm・効率98%と非常に良好な数値をキープ。
有酸素TEは「4.0(大幅に改善)」で、スタミナ養成にしっかり寄与する内容でした。

30km走は「距離を踏むだけ」でなく、メンタル強化にも絶大な効果があります。
「まだ10kmある」「もう20km来た」といった思考の波を乗り越える体験は、
マラソン後半の粘りにつながる武器になります。

夏場は厳しい環境になりますが、補給戦略とペース管理を徹底することで、質を保った練習が可能です。
暑さに順応しながら、「最後まで走りきる力」を積み上げましょう。


走行データ(COROSによる記録分析)

  • 距離:30.02km
  • 時間:2:32:00
  • 平均ペース:5'04/km
  • 平均心拍数:149bpm
  • 最速1km:4'26/km
  • 有酸素TE:4.0(大幅に改善)
  • トレーニング負荷:261(高め)

前半から後半まで5'00〜5'10/kmの安定したラップを刻み、
心拍効率98%という高評価からも、無駄のない走りであったことがうかがえます。

特に後半20〜30kmではペースを維持し、スタミナ・集中力・補給計画の成果が現れました。
終盤にベストラップ(4'26/km)が出ており、粘れる脚が仕上がってきている証拠です。

真夏でも30kmを安定してこなせるようになれば、秋冬シーズンのマラソン完走力は格段に上がります。


バナナぴろし

もっと知りたい方はこちら
【60km走とは?】フルマラソンが楽になるロング走の効果と実践法

60km走を13回以上実践した筆者が、その効果・やり方・記録・注意点までをわかりやすく解説しています。



実践③:翌日のEペースジョグで疲労回復×フォーム調整

COROSデータ:10.41kmジョグ(Eペース・平均心拍153・有酸素TE3.2・効率104%)

“走らない”より“軽く走る”で、回復も技術も伸ばす

ロング走の翌日は、Eペース(イージーペース)でのジョグを行っています。
このジョグの目的は、脚の疲労回復とフォームの再調整です。
いわば「つなぎ」の役割を持つ、大切な練習のひとつです。

ポイントは心拍数を抑えたリラックスランに徹すること。
5'40〜6'00/km程度のペースを目安に、前日の疲労を持ち越さないように注意しています。

ジョグ中は、着地の感覚・腕振り・肩の脱力・呼吸の深さなどを意識し、
ただ走るだけでなく「身体を整える時間」として活用します。

こうした動的リカバリーは、血流促進・筋緊張の緩和・ケガ予防に効果があり、
翌週のトレーニングの質にも大きく影響します。

特にサブエガやウルトラを目指すような高強度トレーニングでは、
ジョグの質=回復の質とも言えます。
ロング走とセットでジョグも戦略的に取り入れることが、継続的な走力アップにつながります。


実際のジョグデータと振り返り(COROS)

  • 距離:10.41km
  • 時間:51:05
  • 平均ペース:4'54/km
  • 平均心拍数:153bpm
  • 最速1km:3'56/km
  • 有酸素TE:3.2(維持・回復)
  • トレーニング負荷:171(中程度)

当日のジョグは、ペースを抑えつつもリズム良く走ることができ
心拍153bpm・ピッチ179と、適度な刺激を残しながらも無理のない運動強度となりました。

有酸素TEは3.2と「維持・回復」ゾーンに入り、回復効果を狙ったジョグとして理想的。
効率104%という数値も出ており、フォームの安定性とエネルギー効率が良好であることがわかります。

ジョグも「目的を持って走る」ことで、単なる距離稼ぎから質の高い練習へと変わります。
ロング走+Eペースジョグの組み合わせで、疲労回復とパフォーマンス向上の両立を目指しましょう。


まとめ|「帰宅ラン+週末30km+回復ジョグ」で夏の練習を習慣化する

無理なく続ける“3ステップ戦略”で、スタミナも走力も底上げ

暑さや湿度が厳しい夏場は、ロング走が特につらく感じる季節です。
しかし、今回紹介したように、以下の3つのステップを習慣にすることで、
平日・休日問わず継続的に走力を高める練習サイクルが可能になります。

  • 平日夜:帰宅ランで24km|移動時間を練習に変える工夫
  • 週末:30kmロング走|スタミナ+粘り+補給戦略を実践
  • 翌日:Eペースジョグ|疲労回復+フォーム確認

実際のCOROSデータでも、有酸素TEが4.0〜4.1と高く、
心肺機能・持久力の向上に直結していることが明確に示されています。

また、回復ジョグを戦略的に取り入れることで、翌週の練習の質を高く保ちつつ、
怪我のリスクを抑え、継続可能なトレーニング習慣を構築できます。

暑い季節こそ、「気合で走る」ではなく、“仕組みで続ける”発想が重要です。
特にサブエガやウルトラ完走を目指すランナーにとっては、
生活にトレーニングを組み込むこと=夏を乗り切る最大の武器になります。

ぜひ、あなたもこの3ステップ戦略を試してみてください。
「やる気がない日も、自然と走れていた」──そんな未来が待っています。



このブログを検索

カテゴリ・ラベル

    プロフィール(著者)

    自分の写真



    昭和49年生まれ
    2017年1月1日からランニングを始める。
    初めての10km走を75分

    トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

    その結果
    2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
    その後、
    1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

    5000m: 17:22
    10km: 35:33
    ハーフマラソン: 1:18:47
    フルマラソン: 2:49:35
    ウルトラマラソン: 挑戦中

    X(Twitter) Facebook

    ページビューの合計

    QooQ