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【疲れない走り方】何キロ走っても潰れないフォームの作り方|股関節ドリル完全解説

2026年2月16日月曜日

マラソン技術・理論-フォーム改善

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【疲れない走り方】何キロ走っても潰れないフォームの作り方|股関節ドリル完全解説

りんごちゃん

ねぇバナナぴろし、なんで60km走とかできるの?

バナナぴろし

それね、僕は疲れない走り方のフォームができるからだよ。
ブレーキをかけない走り方

ナップル博士

うむ。走るたびに「減速→再加速」を繰り返しないってことじゃ。
たとえばトレッドミルで進行方向に蹴れば、ベルトの流れに逆らうじゃろ?
それと同じで、地面に逆らうフォームはエネルギーを浪費するのじゃよ。

りんごちゃん

えっ!?じゃあ「蹴るぞー!」って頑張るほどダメってこと!?
もしかして、長距離で潰れる原因ってそこなの!?

バナナぴろし

その通り。大事なのは「蹴る」じゃなくて流れに逆らわない押す走り方なんだ。
流れに逆らわない長距離ランニングフォームができれば、消耗は激減するよ。
さっきのりんごちゃんの質問にもあったけど、「なぜ潰れるのか?」をここから順番に解説していくね。

バナナぴろし
60km走の練習レポート🍌

ウルトラマラソンで10時間切りを目指すために、成田で設計した獲得標高ある62kmロング走と練習ポイントを実走レポートした記事です。


何キロ走っても脚が重くならない人と、 30kmを過ぎると急に潰れてしまう人。

その違いは「スタミナ」ではありません。
違いは疲れない走り方を知っているかどうかです。

長距離ランニングで潰れる原因の多くは、フォームのブレーキ。
無意識に地面に逆らい、毎歩ごとにエネルギーを捨てているのです。

本記事では、
・流れに逆らわないフォームの原理
・蹴らない「地面を押す」走り方
・股関節を使う具体的ドリル(ダブルシザーズ・ランジ)

を徹底解説します。

キーワードは、省エネ・地面を押す・股関節主導

速さではなく「消耗しないフォーム」を身につければ、
60kmでも、100kmでも、走りは崩れません。

何キロ走っても潰れない身体は、 筋力ではなく“動き方”で作れます。


疲れない走り方とは?長距離で潰れる原因を解説

60km、80km、100km――。
距離が伸びると、ある地点で急に脚が終わる。
「脚が売り切れた」「後半に失速した」という経験は、多くのランナーが一度は味わっています。

ではなぜ潰れるのか。
それは単純に「スタミナ不足」ではありません。

本当の原因は、無意識にブレーキをかけ続けているフォームにあります。

走るたびにエネルギーを捨てている

ランニングは前に進む運動です。
しかし多くの人は、前に進みながら、同時に減速もしています。

代表例が以下です。

  • かかとから強く着地するオーバーストライド(ヒールストライク)
  • 前足で突っ込むような前足着地
  • 脚を前に振り出しすぎる動き

これらに共通しているのは、進行方向と逆向きの力が発生していること。
つまり、走るたびにブレーキをかけているのです。

トレッドミルを思い出してほしい

ジムのトレッドミルを思い出してください。
ベルトは後ろに流れています。

もしその上で、斜め前方向に地面を押したらどうなるでしょう。
ベルトの流れに逆らうため、強い抵抗が生まれます。

これが長距離で潰れる原因です。

地面に対して「蹴る」「叩く」「踏み込む」という動きをしていると、
毎回わずかな摩擦と衝撃が発生します。

その小さなロスが、ロング走では、ダメージの蓄積へ変わるのです。

疲れない走り方の本質は“摩擦を減らすこと”

ピラミッドの四角い石を地面で引きずると想像してください。
重さだけでなく、「摩擦」が体力を奪います。

筋力(パワー)に頼る走りと摩擦によるエネルギー消耗を表現したバナナキャラクターのイラスト
パワーで押し切ろうとすれば、筋力はすぐに底を尽きます。
長距離走は「いかに摩擦を減らすか」のゲームです。
それを持ち上げようとすれば、さらに筋力を使う。
パワーに頼るほど、消耗は激しくなります。

しかし、走るという動作は本来違います。

筋肉は引き伸ばされれば、自然に縮もうとする性質があります。
いわゆるバネの力(伸張反射)です。

筋肉の伸張反射(バネの力)のメカニズムと自然に縮む性質を解説した図
人間が持つ天然のバネ「伸張反射」。
この反発を推進力に変えるのが、疲れない走り方の極意です。
抵抗をかけずにこの反発を利用すれば、最小のエネルギーで最大の推進力を生み出せます。

ランニングにおける伸張反射(バネの力)の利用と、抵抗なしで最小エネルギーから最大推進力を生み出す効率的な走り方のメカニズム図解
抵抗をなくしてバネを活かせば、驚くほど楽にスピードが出ます。
これが「疲れない走り方」のゴールです。
つまり、疲れない走り方の核心は二つ。

  • ダメージを生まないこと
  • 余計なエネルギーを使わないこと
疲れない走り方の核心をまとめた図解イラスト:ダメージ(摩擦・衝撃)を避け、パワーに頼らない脱力走法で賢く走る方法の解説
「強くなる」よりも「無駄を削る」のがサブエガへの近道。
脚力に頼らず、減速ポイントを消すことだけに集中しましょう。

距離に強いランナーは、脚力が特別なわけではありません。
「無駄に減速しない」だけなのです。

次の章では、流れに逆らわないフォームについて具体的に解説します。

流れに逆らわないフォームが省エネになる理由

疲れない走り方とは、 ブレーキを生まない長距離ランニングフォームのことです。

本質はとてもシンプル。
「地面の流れに逆らわない」こと。

走るとき、地面は常に後ろへ流れています。
これはトレッドミルと同じ原理です。

その流れに対して逆らう。
強く踏み込む。
これらはすべて“流れに逆らう動き”。
無意識のブレーキを生み、エネルギーを削ります。

流れに逆らうと、なぜ疲れるのか

進行方向と逆向きの力が発生すると、 その瞬間に減速します。

減速すれば、再び加速しなければならない。

  • 減速する
  • 再加速する
  • そのたびに筋力を使う

この繰り返しが、 1kmで数百回、60kmでは数万回。

つまり長距離で潰れる原因は、 スタミナ不足ではなくフォーム効率の低下なのです。

流れに沿えば、抵抗は消える

ベルトコンベアの上で、 流れに合わせて足を置くイメージ。

流れと同じ方向に逆らわず、 地面を押す。

それだけでブレーキは激減します。

筋肉が伸縮し反発する(エネルギーを使わず) 骨盤が固まってると反力を産み、推進力を産み、前方に進む(竹の原理・核心)
バナナぴろし
詳しくはこちら🍌

マラソンで速く走るために重要な体幹と骨盤の強化について、反力の活用法や効果的なトレーニング方法を解説しています。


省エネになる本当の理由

人間の身体はバネ構造です。
接地の瞬間、筋肉と腱は伸ばされます。

伸ばされたものは戻ろうとする。
これが伸張反射による反発力です。

流れに逆らわず、真下〜やや後方へ押すフォームでは、 この反発が自然に前進力へ変わります。

強く蹴らなくても進む。
無駄な上下動も減る。
筋肉の消耗も抑えられる。

これが省エネランニングの原理です。

速く走るフォームと、長く走るフォームは違う

キロ4で走るフォームは出力重視。
地面反力を強く使い、瞬間的な推進を生みます。

しかしウルトラや60km走では、 求められるのは持続可能なフォームです。

最大出力ではなく、最小消耗。

流れに沿って押すフォームは、 ダメージを抑え、エネルギーを節約します。

だからこそ、 何キロ走っても崩れない。
何キロ走っても潰れない。

次章では、蹴らない・地面を押す走り方をさらに具体的に解説します。

蹴らない・地面を押す走り方が推進力を生む

地面を押す走り方こそが、 長距離で疲れないランニングフォームの核心です。

多くのランナーは「走る=蹴る」と思っています。
しかし、疲れない走り方を身につけるためには、 この発想を一度捨てる必要があります。

走る動作で重要なのは、「蹴る」ことではありません。
正解は、地面を真後ろへ押すことです。

蹴ると、なぜ消耗するのか

蹴る動きは、地面を強く叩きつけ、 前方へ跳ねるイメージです。
一見、力強く前へ進んでいるように感じます。

しかし実際には、
地面に対して斜め前方向の力が発生し、 わずかなブレーキを生んでいます。

さらに蹴る動作は「筋力依存型」になります。
毎回、筋肉で身体を持ち上げる。
毎回、パワーで押し出す。

これはオーバーストライドの原因にもなり、 長距離では確実に脚を削ります。

ポイントは3つ。

  • 接地は身体の真下
  • 押す方向は真後ろ
  • 蹴り上げない(上方向に跳ねない)

このフォームでは、
ブレーキがほぼ消えます。
上下動も減ります。
筋肉の無駄な収縮も減ります。

その結果、最小のエネルギーで最大の推進力が生まれます。

バナナぴろし
詳しくはこちら🍌

ランニング中の上下動を抑えて効率の良いフォームをつくるためのポイントやおすすめドリルを丁寧に解説しています。


バネを使えば、勝手に進む

筋肉は引き伸ばされると、自然に縮もうとします。
腱は伸ばされると、反発します。

これが伸張反射を活かしたランニング効率です。

強く蹴らなくても、
真下で接地し、真後ろへ押せば、
反発が自然に前進力へ変わります。

これが長距離で潰れないフォームの正体。
そしてランニングフォーム改善の最重要ポイントです。

次章では、このフォームを作るために不可欠な
股関節ドリル(ダブルシザーズとランジ)を解説します。

股関節を覚醒させる4つのドリル|A・Bスキップ・シザーズ・ランジ

疲れない走り方を支える最強のエンジンは、ふくらはぎでも太ももでもなく、股関節です。
サブエガや100kmウルトラを走り切るランナーは、例外なくこの「股関節主導」の動きをマスターしています。

股関節が機能していないと、脚は重心より前で接地し、ブレーキを伴うオーバーストライドを引き起こします。
逆に股関節が鋭く動けば、脚は勝手に身体の真下に戻り、効率的な推進力が生まれるのです。

1. 動きの質を変える|AスキップとBスキップ

ドリルの中でも基本にして究極なのが、AスキップとBスキップです。
目的は「脚を高く上げること」ではなく、上げた脚をいかに素早く重心位置へ引き戻すかにあります。

  • Aスキップ:膝を高く上げ、空中で脚を切り替える基本動作。
  • Bスキップ:膝を伸ばしながら、地面を引っ掻くように引き戻す応用動作。
バナナぴろし
めちゃくちゃ重要🍌

ランニングの基本ドリル「Aスキップ」と「Bスキップ」をフォームから練習方法まで丁寧に解説し、効率よく走力を上げるポイントを紹介する記事です。


2. 切り替え速度を上げる|ダブルシザーズ

ダブルシザーズは、空中で両脚を「チョキ」のように素早く入れ替えるドリルです。
目的は、股関節の切り替えスピード(伸展スピード)を鍛えること。

  • ポイント①:背筋を伸ばし、体幹を固定した状態で脚だけを動かす。
  • ポイント②:脚を前に振るのではなく、後ろに引き戻す力で入れ替える。
  • ポイント③:着地は身体の真下。ブレーキを一切かけない感覚を掴む。

このドリルを繰り返すと、接地時間が短縮され、ポンポンと弾むような走りが手に入ります。

3. 地面を押す力を養う|ランジもも上げ

最後に、筋力と連動性を同時に高める「ランジもも上げ」です。
これは単なる筋トレではなく、地面反力を推進力に変えるためのドリルです。

  • 深くランジした状態から、前脚の足裏全体で地面を真後ろへ押す
  • その反動(エネルギー)を使い、後ろ脚をスッと前方へ引き上げる。
  • 脚を「持ち上げる」のではなく、地面を「押した結果として上がる」のを待つ。
バナナぴろし
トレーニングの方法はこちら🍌

マラソンで速く走るために重要な「股関節伸展スピード」を効率的に高める4つのトレーニング方法(スクワット、足の着地位置改善、素早い足の切り替え、足首強化)を具体的に解説した記事です。


なぜ股関節がすべてを解決するのか

股関節は身体の中で最も大きく、タフな筋肉が集まる場所です。
ここを主役にして走れば、ふくらはぎなどの小さな筋肉への負担が減り、30km過ぎの脚攣りや失速は劇的に改善されます。

大切なのは、爆発的なパワーではなく、何度でも再現できるスムーズな動き
週に数回、数分のドリルを継続するだけで、あなたの走りは「消耗する運動」から「エネルギーを再利用する運動」へと進化します。


りんごちゃん

なるほど〜!
「脚が売り切れた…」って思ってたけど、実はスタミナ不足じゃなくてフォームの問題だったんだね!

バナナぴろし

そうなんだ。
ポイントは3つだったね。
  • ブレーキを生まないこと
  • 地面を押すこと
  • 伸張反射を活かすこと
これが疲れない走り方の土台だよ。

りんごちゃん

じゃあ、「もっと頑張る!」じゃなくて、
「もっと逆らわない!」が正解なんだね!?
なんか力が抜けてきたかも〜!

バナナぴろし

いいね、その感覚。
長距離で潰れないフォームは「出力」じゃなく「効率」。
股関節を使い、無駄な上下動を減らせば、自然と省エネになるよ。

バナナぴろし

今日の内容を意識するだけでも、ランニングフォーム改善は確実に進む。
さっきのりんごちゃんの「どうすれば潰れないの?」という疑問の答えは、
“強くなること”ではなく“無駄を減らすこと”。
次の練習から、ぜひ試してみてね。

60km走の練習レポート🍌

ウルトラマラソンで10時間切りを目指すために、成田で設計した獲得標高ある62kmロング走と練習ポイントを実走レポートした記事です。


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プロフィール(著者)

自分の写真



昭和49年生まれ
2017年1月1日からランニングを始める。
初めての10km走を75分

トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

その結果
2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
その後、
1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

5000m: 17:22
10km: 35:33
ハーフマラソン: 1:18:47
フルマラソン: 2:49:35
ウルトラマラソン: 挑戦中

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筆者

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】

フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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