本命レース2か月前〜1週間前の練習内容|サブエガ直前期の仕上げ方 – 新編 第9章(サブエガまで7日)

本命レース2か月前〜1週間前の練習内容|【サブエガ直前期】 - 新編 第9章(サブエガまで7日)
「追い込みすぎず、でも甘くしない」。3つの決定打を仕上げ、いよいよ本命へ。物語②、最終章です。

りんごちゃん りんごちゃん
ぴろしさん、60km走で「3つの決定打」が揃ったって話の続き……いよいよ本番が近づいてきたんですよね?

バナナぴろし バナナぴろし
そう、ここからが直前期。本命レース2か月前から1週間前まで、サブエガに向けてどう仕上げたかを全部公開するよ。

りんごちゃん りんごちゃん
直前期って、追い込んだ方がいいのか、抜いた方がいいのか、いちばん迷うところです……。

ナップル博士 ナップル博士
キーワードは「追い込みすぎず、でも甘くしない」じゃ。2か月前は土台、3週間前はハーフで確認、2週間前に最大負荷、1週間前は仕上げ確認——と役割がはっきり分かれておる。

バナナぴろし バナナぴろし
そして3月20日、ついにサブエガを達成する。これがその直前期の全記録——物語②、最終章だよ🍌

バナナぴろし バナナぴろし
直前期の土台を作った鍵、「鬼練」はこちら🍌

この章の坂ダッシュ+ジョグは、私が「鬼練」と名付けた練習。サブエガ達成に一番効いた、レペ後Eペースで乳酸処理能力を鍛える練習の全貌です。


サブエガ(フルマラソン2時間50分切り)を達成するために、「直前期にどんな練習を積めばいいのか?」「本命レースの2か月前から、どう仕上げていくのか?」と悩むランナーは非常に多いと思います。

本記事を読むと、以下が分かります。
  • サブエガ直前期に「やるべき練習・やらない練習」
  • 2か月前〜1週間前の具体的な練習強度と狙い
  • 不安を残さずスタートラインに立つための考え方

月間走行距離280km超の土台作りから、30km走ハーフマラソン5000mタイムトライアルまで、サブエガ達成に向けて「何を・いつ・どの強度で」行ったのかを、すべて実体験ベースでまとめています。特に、本命レース3週間前にハーフマラソンを入れる意味、2週間前に30km走+スピード練習を行う狙い、1週間前に5000mTTを行う理由と注意点といった「判断に迷いやすいポイント」を重点的に解説します。

「追い込みすぎず、でも甘くしない」——サブエガ達成につながった本命レース直前期の考え方と練習内容を、ぜひ最後までチェックしてみてください。

本命レース2か月前〜1か月前の練習内容|サブエガに向けた土台作り

サブエガを狙ううえで最も重要なのが、本命レース2か月前〜1か月前の「走力の土台作り」です。この時期は追い込みすぎず、レース後半まで粘れる持久力を完成させるフェーズになります。

本命レース2か月前の月間走行距離は283.8kmでした。
サブエガを目指した本命レース2か月前の月間走行距離283.8kmのトレーニング記録
本命レース2か月前は距離を踏みながらも無理に追い込まない時期
後半に粘る脚を作るための土台作り
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サブエガ本番へ向けた最後の数週間は、負荷を残しつつ脚を守る時期。私はカーフスリーブでふくらはぎの張りを抑え、当日の靴擦れや股ずれはプロテクトJ1で予防。小さな不安を潰すほど走りに集中できます。
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こちらが本命レース1か月前の月間走行距離です。この流れで、3月20日にサブエガを達成しました。
サブエガ本命レース1か月前の月間走行距離と仕上げ期の走行バランス
1か月前は距離を維持しつつ疲労を溜めすぎない調整
レースに向けた安定感を作る段階

ここからは、2か月前に実施していた具体的なトレーニング内容を紹介します。

ロング走(本命レース2か月前)


この時期は30km走を2回実施し、そのうち1回は50km走も行いました。すべてを一定ペースで走るのではなく、後半にかけてペースを上げるビルドアップを意識しています。特に30km走では、残り10kmをキロ4前後まで上げることを目標にしました。
サブエガを目指した本命レース2か月前の30km走とビルドアップ練習
30km走は距離だけでなく後半の質を重視
マラソン後半を想定した実戦的な練習


坂ダッシュ(本命レース2か月前)


ロング走だけでなく、400mの坂ダッシュを10本行い、その後にジョグ10kmを組み合わせる練習も取り入れました。これはスピード強化というより、心肺機能と脚力を同時に底上げする目的です。バナナぴろしは、鬼練と名付けている練習です。
サブエガ達成に向けて行った400m坂ダッシュ10本のトレーニング記録
坂ダッシュはフォームと心肺への刺激が目的
ロング走を支える基礎体力づくり
りんごちゃん りんごちゃん
本番2か月前で、もう50km走まで!? 直前期って“抜く”イメージだったけど、この時期はまだしっかり土台を積むんだね。


本命レース3週間前にハーフマラソンを入れる理由と効果

サブエガを狙うランナーにとって、本命レース3週間前は仕上がりを見極める重要なタイミングです。この時期は追い込みすぎず、「今の走力でどれだけ余裕があるか」を確認することが目的になります。

実際に出場したハーフマラソンでは、距離21.097km1時間18分16秒で走りました。サブエガに向けた状態確認として、十分な手応えを得られたレースです。
サブエガを目指して本命レース3週間前に走ったハーフマラソン21.097kmの実走データ
本命レース3週間前のハーフマラソン実走データ
サブエガ達成に向けた走力チェック

平均ペースは3分42秒/km前後で、前半から中盤まで安定したラップを刻み、後半も大きな失速は見られませんでした。心拍数は平均178bpm、最大191bpmまで上がっていますが、完全に限界まで追い込んだ状態ではなく、レースペース付近でも一定の余裕を保てていることが分かります。この走りができていれば、サブエガを狙ううえで必要なスピードと持久力のベースは、すでに整っていると判断できます。
バナナぴろし バナナぴろし
ハーフは“全力で記録を狙う”んじゃなくて、“今の余裕を測る”のが目的なんだ。78分で走っても心拍にまだ余白がある——この「限界じゃない」って感覚が確認できると、本番のスタートラインに落ち着いて立てる。

ハーフマラソンを本命レース3週間前に入れるメリット

サブエガに必要なレースペースを確認できる
ハーフマラソンはフルよりも高い強度で走れるため、今の走力がサブエガ水準に届いているかを判断しやすくなります。

スタミナとスピードの両方に刺激が入る
ロング走中心になりがちな直前期に、レース形式の刺激を入れることで心肺・脚・メンタルが引き締まります。

レース本番の緊張感に慣れる
スタート前の空気感やペースの速さを事前に経験しておくことで、フルマラソン当日の精神的な余裕につながります。

この練習が向いているランナー
サブ3.5〜サブ3前後の走力があり、フルマラソン後半の失速を防ぎたいランナーには特に有効です。

無理に入れなくていいケース
疲労が抜けにくい場合や、ハーフ後の回復に時間がかかる場合は、強度を落としたペース走に置き換えても問題ありません。

本命レース2週間前の練習|30km走後にスピードを入れる意味

サブエガを狙ううえで、本命レース2週間前は最も負荷の高い実戦練習を入れるタイミングです。この時期に行ったのが、30km走+スピード練習を組み合わせたトレーニングでした。

実際には、30km走を終えたあとに長めの休憩を取り、キロ4前後のペースで5000mを2本走っています。フルマラソン後半の「一番きつい状態」を、あえて練習で再現することが目的です。
サブエガを目指して本命レース2週間前に行った30km走のトレーニング記録
本命レース2週間前の30km走
フル後半を想定した負荷の高いロング走

30km走で脚を使い切ったあと、さらに5000mを2本入れることで、「疲労下でもペースを維持する感覚」を体に覚えさせます。
30km走後に実施した5000m2本のスピード練習内容
30km走後に5000mを2本
疲労状態でレースペースを維持する練習
サブエガ達成に向けた30km走後スピード練習のラップとペース推移
疲労下でもペースを落とさない感覚づくり
マラソン後半の再現練習

ナップル博士 ナップル博士
これが2週間前に置く「最大負荷」じゃ。30kmで脚を削ってから5000mを2本——フル終盤の“一番きつい場所”を先に体験しておく。ここをやり切れた事実が、本番30km過ぎの「まだいける」という自信に、そのまま化けるのじゃよ。

この練習で得られる最大の効果

マラソン後半でも失速しにくくなる
30km以降に脚が重くなった状態でスピードを出す経験は、フルマラソン後半の「粘り」に直結します。

レースペースへの適応力が高まる
疲労がある状態でもキロ4前後で走れると、本番のレースペースが相対的に楽に感じられます。

精神的な耐性が身につく
この練習をやり切れたという経験が、レース終盤の「まだいける」という自信につながります。

この練習が向いているランナー
ハーフマラソン80分切り前後の走力があり、フル後半で失速しやすいランナーには非常に効果的です。

注意点・代替案
回復に時間がかかる場合は、5000mを1本に減らす、もしくはペースを落とすなど、疲労を残さない調整が必要です。

本命レース1週間前の最終調整|5000mタイムトライアルの位置づけ

サブエガを狙うランナーにとって、本命レース1週間前は「鍛える時期」ではなく、仕上がりを確認し、不安を消すための最終調整期間です。

このタイミングで行ったのが、5000mのタイムトライアルでした。目標は17分30秒切り。追い込むことが目的ではなく、今の状態で「これくらいのスピードが自然に出るか」を確認する意味合いが強い練習です。
サブエガ達成に向けて本命レース1週間前に実施した5000mタイムトライアルの記録
本命レース1週間前の5000mタイムトライアル
仕上がり確認と不安を消すための最終チェック

この5000mTTを行うことで、本番直前にありがちな「本当に走れるのか?」という不安を、数値と感覚の両面から解消することができます。
りんごちゃん りんごちゃん
1週間前は「鍛える」んじゃなくて「不安を消す」ための練習なんだ…。追い込むより、“ちゃんと動ける”を確かめる。この考え方、すごく安心できる。

本命レース1週間前に5000mTTを行うメリット

レースペース感覚を最終確認できる
5000mという距離は、フルマラソンよりも高いスピードで走れるため、レースペースが極端に遅く感じないかを確認できます。

コンディションの最終チェックになる
フォームの違和感や脚の重さなど、本番前に修正すべき点があれば、この時点で気づくことができます。

スピード感を入れて自信につながる
レース直前は不安から動きが小さくなりがちですが、一度スピードを出しておくことで、当日の動きがスムーズになります。

疲労を残しにくい
5000mは短時間で終わるため、ロング走のように疲労を引きずりにくく、調整として非常に扱いやすい距離です。

この練習が向いているランナー
ハーフマラソン80分切り前後の走力があり、本番前に一度スピードを確認しておきたいランナーに適しています。

無理に行わなくていいケース
疲労が強く残っている場合や、直前に張りや違和感がある場合は、ペース走や刺激入れ程度に留める判断も重要です。


これらの練習を行い、本番に臨みました。そして本番——3月20日、10km75分から始まった長い旅は、ついにサブエガ(2時間49分38秒)にたどり着きます。

りんごちゃん りんごちゃん
2か月前から1週間前まで、ひとつひとつ役割がはっきりしてて……これなら不安を残さずスタートラインに立てそうです! そして、ついにサブエガ達成……! 長い物語、最後まで見届けられて嬉しいです。

バナナぴろし バナナぴろし
そうなんだ。「追い込みすぎず、でも甘くしない」——この感覚が直前期の答え。10km75分の運動不足だった俺が、サブスリー、そしてサブエガまで来られた。特別な才能なんてなかった。あるのは、正しい練習を積み重ねた時間だけ。次は、あなたがサブエガを掴む番だよ🍌


▼ 本番の結果(サブエガ達成レポート)へのリンクは ▼
このページの一番下(末尾)にあります
バナナぴろし バナナぴろし
この章の坂ダッシュ・ビルドアップの発展版はこちら🍌

直前期の土台を支えた坂ダッシュとビルドアップ。その発展として、坂道ジョグでLT閾値を効率強化する15kmビルドアップ走を、心拍&パワー管理の実践とともに解説します。



🎉 物語②「サブエガへの道(新編)」完結
10km75分のランナーが、サブスリー、そしてサブエガ(2時間50分切り)へ——。
直前期の練習を積み重ねて挑んだ本命レースの結果と、サブエガ達成(2時間49分38秒)までの全データは新編:第2章「サブエガ達成者は何%?」で公開しています。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました🍌
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