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芝生で1000mインターバル|着地衝撃を抑えてフォーム強化!

2025年7月27日日曜日

練習日誌/インターバル走

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芝生で1000mインターバルを行うバナナランナー。着地衝撃を抑えてフォーム強化を目指す様子を描いたイラスト

気温32℃、湿度64%、南西風18km/h。
夕方でもジリジリと暑さが残る中、松戸市の芝生コースで1000mインターバル×5本に挑戦してきました。

アスファルトとは違い、芝生は足への優しさがある反面、反発の少なさや不安定さにより、思った以上に負荷が高く感じる場面も。
実際、設定ペース通りに走りきるのは難しく、心拍とメンタルの両方を試されるトレーニングになりました。

今回は、「なぜ芝生で走るのか?」という目的や効果、インターバルの具体的な数値・心拍データを通じて、夏の芝生センバルのリアルをお届けします。
走れた人も、走れなかった人も、次の1本に活かせるように。




なぜ芝生で1000mインターバル?その意図と効果

芝生コースでのスピード練習は「効かせ方」が違う

今日は松戸市のグリンスパッツ芝生コースで、1000mインターバル×5本に挑戦してきました。
芝生でインターバルをやるのは久々。実際に走ってみて、改めてその負荷の質の違いを実感しました。

なぜ芝生か?その理由は次のとおりです。


  • 着地衝撃が少ない → アスファルトより足へのダメージを軽減
  • 接地感が不安定 → 体幹・バランス感覚の強化になる
  • ストライドが自然に意識できる → 推進力アップの感覚が養える
  • フォームが雑だとすぐに崩れる → 丁寧な走りの練習に最適

つまり、芝生でのインターバル走は「ペースより質」に重きを置けるトレーニング。
設定通りに走れなくても、筋持久力・フォーム改善・心肺強化と、多面的な効果が得られます。

真夏の32℃という過酷な条件下でしたが、この芝生センバルは走力の“地力”を鍛えるにはピッタリでした。


バナナぴろし

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今日のメニューと実際のペース・心拍データ

設定3'50〜3'55/kmで芝生1000m×5本に挑戦

今日のトレーニングメニューは1000mインターバル×5本(Rest:90秒)。
スピード刺激と心肺強化を目的に、ペース設定は3'50〜3'55/kmに控えめ調整しました。

開始時刻は17:20、気温は32℃・湿度64%・南西風18km/hという蒸し暑いコンディション。
距離は8.15km、合計時間は40:27。Garmin計測の主な指標は以下の通りです。


  • 🏃‍♂️ 平均ペース:4'58/km(最速ラップ 3'51/km)
  • ❤️ 平均心拍数:162 bpm(最大184)
  • 📏 ピッチ:190前後、ストライド:135〜137cm
  • 🔥 乳酸性閾値ゾーン以上:全体の43%に滞在
  • 📊 有酸素TE:3.2/無酸素TE:2.2(VO2max刺激あり)

後半に向けて心拍が上昇しながらも、フォーム(ピッチ・ストライド)は維持できており、有酸素能力とフォーム保持力の両面で良いトレーニングになったと言えます。

特に芝生のような柔らかい不整地では、ペース以上に走りのバランスと丁寧さが問われます。


1000mインターバル×5本+追加2本のラップ詳細

実際のインターバルデータは以下のとおりです。
芝生コースと32℃の環境下でも、3〜4本目では設定ペース(3'50〜3'55)をクリア。
ただし、5本目以降は徐々に失速が見られました。


ラップ 距離 タイム 平均ペース
1本目 1.00km 4:42.58 4'43"/km
休憩 0.18km 1:30 8'18"/km
2本目 1.00km 3:57.08 3'57"/km
休憩 0.17km 1:30 8'44"/km
3本目 1.00km 3:53.44 3'53"/km
休憩 0.17km 1:30 8'48"/km
4本目 1.00km 3:51.41 3'51"/km
休憩 0.16km 1:30 9'09"/km
5本目 1.00km 4:02.72 4'03"/km
休憩 0.18km 1:30 8'08"/km
6本目 1.00km 4:09.45 4'09"/km
休憩 0.16km 1:30 9'24"/km
7本目 1.00km 5:20.97 5'21"/km


思ったより走れなかった理由と、見えてきた課題

心拍は追い込めた。でも設定通りに走りきれなかったワケ

結果として、設定通りに走れたのは3本目まで。
5本目から徐々にペースが落ち、ラストは4'09kmまで失速しました。

原因を整理すると、以下の点が挙げられます。


  • ☀️ 暑さによる心拍上昇とリカバリー低下(最大184bpm、後半でも170超)
  • 🧠 メンタル面の集中力切れ(5本目で意識がふっと緩む)

ただ、「走れなかった」のではなく「限界で引き出せた」とも言えます。
特に乳酸性閾値ゾーン以上に43%滞在できており、VO2max刺激としては十分。
さらに、ピッチは190前後、ストライドも130cm以上を維持しており、フォームが崩れなかった点は評価できます。


…でも、ここでスパルタ視点から一言。


「芝生だったから仕方ない」では、次も同じ壁にぶつかるよ。
できなかった理由を感覚で終わらせず、次に何を変えるかを明確にしよう。

・暑さへの対応 → 時間帯?補給?ペース調整?
・芝生の走り方 → もう1回、感覚を掴む練習を今週入れてみる?
・最後の1本 → 出し切ったのか?緩めたのか?

今回の練習、「失敗」じゃない。分析しなかったら失敗になる。
次回、きっちり仕上げてこよう。


芝生センバルを成功させるコツと継続のすすめ

夏は「つなぎ」と割り切る。芝生の練習で土台を強化

今日の練習を通じて、あらためて芝生インターバルの価値を実感しました。
特に夏場のこの時期、無理に追い込むよりも「継続できる工夫」が大切だと感じます。

以下は、芝生センバルを効果的に継続するためのポイントです。


  • 設定ペースは控えめに → 暑さと芝の抵抗を加味して−5〜10秒で
  • 頻度は週1 → 無理のない継続でフォーム強化&脚づくり
  • フォーム重視 → ストライド・接地・姿勢を意識する練習に
  • 終わった後の分析を習慣に → 心拍・ピッチ・ペースを毎回確認

また、暑い夏は「質より継続」を意識してOK。
しっかり走れない日も、“やめずにつなぐ”こと自体が次の走力につながると感じます。

芝生インターバルは派手な成果が出づらい分、地味に効いてくる。
この時期の積み重ねが、秋冬のレースでの粘りに直結するはずです。


最後に。
今日の練習、思うように走れなかったかもしれません。
でも、データを振り返って気づいたなら、もう「次に進む準備」はできています。

続ける人が、一番強い。芝生センバル、来週もやろう。


バナナぴろし

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    昭和49年生まれ
    2017年1月1日からランニングを始める。
    初めての10km走を75分

    トレーニング方法を学び、芝生ランニングにたどり着く

    その結果
    2年と11ヶ月で2:58:08(サブスリー)
    その後、
    1年と4カ月で2:49:35(サブエガ)

    5000m: 17:22
    10km: 35:33
    ハーフマラソン: 1:18:47
    フルマラソン: 2:49:35
    ウルトラマラソン: 挑戦中

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