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岩名運動公園クロカン30km走|薄底ウッドチップ・後半4'29ビルドアップ心拍179|サブエガ返り咲き15話目

2026年6月7日日曜日

マラソン物語-サブエガへの道

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岩名運動公園クロスカントリーコースを30km走したGPS軌跡の航空写真 - 佐倉市クロカン30km走
佐倉市・岩名運動公園のクロカンコースをぐるぐる。
黄色い線が今日の30km走の軌跡だよ。

りんごちゃん
30kmも不整地のクロカンを、しかも薄底シューズで走るって…脚を痛めそうで怖くないんですか!?

バナナぴろし
いい質問だね。今日は佐倉市の岩名運動公園クロカンコースを、アディゼロジャパンの薄底で30km走ってきたんだ。それがね、走り終わっても張りどころか足がポカポカ。ウッドチップの不整地は思った以上に脚に優しかったよ。

りんごちゃん
ええっ!?30kmも走ったのに張りゼロ!?しかも後半はキロ4分半まで上げたって本当ですか…!

ナップル博士
ウッドチップのクロカンはな、地面が衝撃を吸ってくれる「天然のトランポリンマット」のようなものじゃ。その上で疲れ切った脚を奮い立たせて上げる後半ビルドアップは、平地の閾値走とはまた違う筋肉を鍛えるのだよ。

バナナぴろし
そう。今日のテーマは「平地の閾値走3'50と、不整地30km後半の4'20、同じ心拍170のLT効果は同じ?違う?」。データと一緒に、ここから詳しく見ていくよ。

こんにちは、52歳ランナーのバナナぴろしです。
2026年つくばマラソンでのサブエガ(サブ2時間50分)返り咲きまで残り168日。今日は佐倉市の岩名運動公園クロスカントリーコースで、人生初の不整地30km走に挑戦してきたよ。

シューズはアディゼロジャパンの薄底。累積上昇401mのウッドチップコースを30.03km、平均5'37"/kmで走り切り、最後の5kmは心拍を179まで回し切って4'29"/kmまでビルドアップ。
走り終わったあとも脚に張りがなく、むしろポカポカ。この不思議な手応えと、後半の上げが持つLT(乳酸性作業閾値)への効果を、データから丁寧に分析していくよ。

岩名運動公園クロスカントリーコースとは|1.6km周回のウッドチップを薄底で30km

今日の舞台は、千葉県佐倉市の岩名運動公園クロスカントリーコース。陸上競技場や野球場を取り囲むように整備された、1周約1.6kmの左回りウッドチップコースだよ。
足元はやわらかいウッドチップ。アスファルトより衝撃が少なく、起伏もそこそこあるから、脚づくりには絶好の不整地フィールドなんだ。

シューズはあえてアディゼロジャパンの薄底。厚底のクッションに頼らず、地面の情報をダイレクトに足裏で受け止めながら、この1.6km周回をひたすら回って30kmを積み上げる――というのが今日の狙い。
坂道ジョグでの10km程度の心拍・ペースの上げ下げはよくやるけれど、30kmという長距離の不整地でビルドアップを試すのは初めて。少し緊張しながらのスタートだったよ。
岩名運動公園クロスカントリーコースの案内板 コース延長約1.6km左回り - 佐倉市クロカン30km走
コース入口の案内板。「コース延長 約1.6km・左回り」。
この周回を何度も回って30kmを刻んだよ。
岩名運動公園周辺の地図 印旛沼に近い佐倉市の立地 - クロカン30km走の練習場所
印旛沼にほど近い佐倉市の高台。
緑に囲まれた静かなロケーションが気持ちいいんだ。
バナナぴろし
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COROSが記録した30.03kmの全データ|平均5'37/km・心拍149・累積401m

まずは今日の30km走の全体像から。COROSの記録はこの通りだよ。

総距離30.03kmを3時間01分23秒、平均ペース5'37"/km。平均心拍は149bpmと、全体としては余裕のある有酸素ゾーン中心で進められた。それでいて累積上昇は401mもあり、不整地の起伏がしっかり脚に効くコースだったことが数字に出ているね。
有酸素トレーニング効果(TE)は4.9で「大いに改善」、無酸素TEは1.0。長く・しっかり有酸素を伸ばせた一本になったよ。
項目
走行距離30.03 km
総時間3時間01分23秒
平均ペース5'37"/km
ベストペース3'32"/km
平均心拍 / 最大心拍149 / 179 bpm
累積上昇401 m
平均ピッチ181 spm
平均パワー171 W
有酸素TE / 効率4.9(大いに改善) / 94%
COROSウォッチの30km走サマリー画面 距離30.03km時間3時間01分有酸素TE4.9 - 岩名クロカン30km走データ
ウォッチのサマリー。累積401mの不整地を30km、
有酸素TE4.9まで積み上げられたのは大きいよ。
COROSアプリに表示された岩名運動公園クロカンコースの周回マップと走行サマリー - 佐倉市30km走
アプリのコースマップ。1.6km周回をぐるぐる重ねた軌跡。
同じ道でも飽きずに集中できるのがクロカンの良さだね。

25kmから別人|後半5kmで4'29/km・心拍179まで上げたビルドダウン

今日いちばん試したかったのが、この後半のビルドアップ。5km毎のラップを見ると、前半は心拍を140台に抑えてじっくり入り、25kmを過ぎてからギアを上げているのがはっきり分かるよ。
区間平均ペース平均心拍
1(0–5km)6'09"/km142 bpm
2(5–10km)5'57"/km145 bpm
3(10–15km)5'43"/km146 bpm
4(15–20km)5'33"/km147 bpm
5(20–25km)5'28"/km152 bpm
6(25–30km)4'50"/km166 bpm
5km毎ラップ表 ペース6分09秒から4分50秒へビルドダウン心拍上昇 - クロカン30km後半ビルドアップ
5km毎のラップ表。最後の区間だけペースが一段跳ねている。
ピッチもストライドも最終5kmで一気に伸びたよ。
さらに最後の5kmを1kmごとに分解すると、終盤の上げ方がよく分かる。
地点ペース心拍
26km5'20"/km162 bpm
27km5'00"/km163 bpm
28km4'35"/km162 bpm
29km4'42"/km170 bpm
30km4'29"/km174 bpm(最大179)
25kmまで遅筋を使い切ってクタクタになった状態から、累積401mの不整地でキロ4分半まで上げて心拍を179まで回し切った。これはフルマラソンの35km以降に訪れる「あのキツさ」を、そっくり再現する練習になっているんだ。
10kmの坂ジョグでの上げ下げはよくやるけど、30kmの果てでこれだけ上げられたのは自分でも驚いたよ。
ペースと心拍のグラフおよび心拍ゾーン分析 リカバリー76パーセント - クロカン30km走の強度分布
ペース(上)と心拍(下)のグラフ。終盤だけ右肩上がりに跳ねている。
全体の76%はリカバリー域、最後だけ強度を集中させた形だよ。

平地の閾値走3'50と不整地後半4'20|心拍170のLT練習効果は同じ?違う?

ここで一番聞きたかったこと。
「平地の閾値走で3'50"/kmを心拍170で20分維持」するのと、「30km走の後半に不整地で4'20"/kmを心拍170で維持」するのとでは、LT(乳酸性作業閾値)向上の効果は同じなのか、違うのか?

結論はこう。生理学的には「同じ」、バイオメカ的には「違う」。順番に説明するね。

① 生理学的効果は「同じ」
LTを押し上げる刺激は、ペースの絶対値ではなく「血中乳酸濃度と心拍数が一定のゾーン(僕の場合170bpm前後)に入っていること」で決まる。
だから平地の3'50"でも、起伏と足場の悪い不整地の4'20"でも、心拍が同じ170bpmまで上がっている以上、心臓・肺・乳酸処理システムにかかる負荷は同じ。今日の後半ビルドアップは、LT向上の刺激としてちゃんと成立しているんだ。

② バイオメカ的効果は「違う」
平地の閾値走(3'50")…絶対スピードが速いぶん、脚を素早く回す神経系の伝達や、地面の反発を推進力に変えるランニングエコノミー(燃費)が磨かれる。
不整地の後半ビルドアップ(4'20")…ウッドチップと起伏にエネルギーを吸われてスピードは落ちるが、そのぶん「前へ進むパワー」が鍛えられる。さらに25km走って遅筋が疲労しきった状態で出力を上げるから、普段眠っている速筋が強制動員され、後半の脚が売り切れてから粘る「耐久力(Durability)」が伸びる。

平地の閾値走が「高速巡航テスト」なら、今日のクロカン後半は「泥沼パワーテスト」。サブエガ返り咲きには、この両方が必要なんだよ。
トレーニング効果有酸素TE4.9無酸素1.0とラップ詳細表 - 閾値走と不整地30km後半のLT効果比較
有酸素TE4.9・無酸素1.0。LTを刺激しつつ有酸素ベースを大きく伸ばせた証拠。
ラップ詳細の最終区間だけ赤字(ベスト)になっているね。
バナナぴろし
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薄底クロカン30kmの手応えと回復|張りなし「ポカポカ」の理由とケア

今日いちばん驚いたのは、走り終わったあと。薄底で累積401mの不整地を30km走ったのに、ふくらはぎにもアキレス腱にも張りがなく、むしろ足がポカポカしていたんだ。
これはウッドチップのやわらかい接地で衝撃をいなせたことと、薄底で地面を「足裏でつかむ」自然な走りができていたサイン。ウッドチップで30kmなんて初めてだったけど、こんなに気持ちよく走れるとは思わなかったよ。

ただし、ここで油断は禁物。
  • 張りや痛みとして表に出ていなくても、筋肉の深部や関節にはダメージが確実に蓄積している
  • 薄底×不整地×30kmは刺激が強いぶん、回復をサボると故障につながりやすい
  • 明日・明後日は朝の超スロージョグかウォーキング、もしくは完全休養で超回復に回す
生理学的にはLTを押し上げ、バイオメカ的には後半に粘る耐久力を鍛えられた、コスパ最高の週末トレーニング。
有酸素エンジンと脚の耐久力が、いよいよ本物のサブエガ水準に近づいてきた手応えがあるよ。つくばマラソンまで残り168日、怪我なく一歩ずつ積み上げていくね。
岩名運動公園のウッドチップ製クロスカントリーコースの走路 木立に囲まれた不整地 - 薄底クロカン30km走
このウッドチップの一本道を、何周も何周も。
やわらかくて気持ちよくて、30kmがあっという間だったよ。

りんごちゃん
同じ心拍170でも、平地の「スピード」と不整地の「パワー」で鍛わるものが違うんですね!30kmの果てで上げる勇気、私も真似してみたいです。

バナナぴろし
そうなんだ。生理学的にはどちらもLTを押し上げる同じ刺激、でも体の使い方は別物。サブエガ返り咲きにはこの両方が要る。薄底クロカンで「脚が売り切れてから粘る力」を確実に積み上げられた一日だったよ。あとはしっかり回復させて、次の積み上げにつなげていこうね。

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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