坂道15kmビルドアップ走の実走記録|平均4分44秒・累積上昇280m

15.01km、1時間11分、平均4分44秒/km、累積上昇280m。起伏のある約1.8km周回で、5分53秒/kmから4分08秒/kmまで段階的に上げました。

ただし、坂道を走っただけでLTが効率よく上がる、ホルモンが「爆発」して限界を超えられる、とはいえません。坂ではペースと負荷が一致しにくいため、ラップ、心拍、パワー、主観強度を合わせて読みます。

実測値
  • 15.01km・1時間11分00秒
  • 平均4分44秒/km
  • 平均心拍153bpm・最大175bpm
  • 平均パワー206W・最大431W
  • 累積上昇280m・下降286m
りんごちゃんりんごちゃん
坂道ジョグとLT走は、同じ練習なんですか?
ナップル博士ナップル博士
別物じゃ。坂道は地形、LT走は生理的な強度を表す。組み合わせることはできるが、名前だけで効果は決まらんぞ。
この記事でわかること
・坂道ジョグだけでLTは上がりますか?
・今回の平均ペースは?
・ラップ7の4分19秒は7km地点ですか?
・心拍とパワーのどちらを見ますか?
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坂道15kmビルドアップ走の実走データ

項目結果
距離15.01km
時間1:11:00
平均ペース4'44"/km
心拍平均153/最大175bpm
パワー平均206/最大431W
平均ストライド116cm
標高上昇280m/下降286m

平坦路の15km走とは比較できません。上りでは同じ出力でもペースが落ち、下りではペースが上がります。最大431Wも短い上りや計測変動を含む瞬間値で、練習全体の強度を代表しません。

約1.8kmごとのラップで見るビルドアップ

ラップ距離ペース心拍上昇
11.84km5'53"13742m
21.80km4'51"15536m
31.80km4'49"14733m
41.82km4'32"15433m
51.77km4'33"15732m
61.84km4'26"15734m
71.85km4'19"15834m
81.81km4'08"16233m
90.48km5'57"1553m

以前の版は「7~8kmで4分19秒、8~9kmで4分08秒」と書いていましたが、表の番号は距離1kmごとではなく約1.8kmの周回ラップです。4分19秒は累計約12.7~14.5km、4分08秒は約14.5km前後までの区間。最後の0.48kmはクールダウンです。

ラップ3の心拍147がラップ2の155より低いなど、ペースと心拍は一直線には上がっていません。傾斜、回復、計測遅延の影響を含みます。

バナナぴろしバナナぴろし
表の7、8は7km、8kmじゃなかった。周回ラップだと分かるように直したよ。

坂道ジョグとLT走は目的が違う

比較坂道ジョグLT走
基準起伏のある地形乳酸が急増し始める付近の強度
主目的登坂、脚づくり、負荷変化持続可能な高強度を高める
ペース傾斜で大きく変わる平坦なら一定にしやすい
管理心拍・出力・主観強度閾値ペース・心拍・主観強度

今回の練習は「起伏コースのビルドアップ走」です。後半に心拍162bpmまで上がった区間はLT付近だった可能性がありますが、血中乳酸を測っていないため、心拍155~165bpmを普遍的なLTゾーンとは断定しません。

坂道ジョグの基本は坂道ジョグの効果とやり方、練習全体での位置づけはマラソントレーニングの種類で解説しています。

心拍ゾーンとLTゾーンの割合はどう読む?

以前の版には「有酸素ゾーン64%、乳酸性閾値ゾーン51%」とあります。合計115%になるため、同じ母数を排他的に分けた割合ではありません。心拍ゾーンとパワーゾーンなど、別指標の表示が混在した可能性があります。

そのため「理想的な配分」とする記述は撤回します。確認できるのは、平均心拍153bpm、最大175bpm、平均パワー206Wというウォッチ表示と、後半ほどラップが速くなったことです。トレーニング効果3.1/3.7も機器の推定値であり、LT向上を直接測定した結果ではありません。

りんごちゃんりんごちゃん
115%になる数字を、一つの配分として読んではいけないんですね。

坂道走で「ホルモン爆発」は起きる?

運動中には神経伝達物質やホルモンが変化します。しかし、坂道を走り切った瞬間にドーパミン、テストステロン、ノルアドレナリンがそろって爆発し、限界突破できるという説明は科学的に確認していません。

達成感や高揚感は本人の体験として書けますが、血液検査も脳活動測定もしていないため、特定物質の分泌量や因果関係は語れません。この章は、以前の版の誤解を広げるため削除し、練習の再現可能なデータへ置き換えました。

ナップル博士ナップル博士
気持ちよかったという体験と、特定ホルモンが原因だという説明は別じゃ。

起伏ビルドアップ走の安全な組み方

山の形の道で、上り坂は前かがみで歩幅を小さく、下り坂は力を抜いて走るバナナぴろし。2人の頭上に同じ大きさのハート
上りでペースを追わず、下りで力を抜く。坂ではペースより心拍や体感のきつさをそろえる。
項目決め方
前半会話できる強度で地形を確認
中盤上りでペースを追わず出力を安定
後半フォームを保てる範囲で段階的に上げる
終了局所痛、フォーム崩れ、設定維持不能で終了
頻度回復を確認し、週1回を上限ではなく目安に
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🍌 起伏のあるビルドアップ走を安全に組むための2点
坂ではペースより心拍で負荷をそろえるほうが安全です。胸ベルト式の心拍センサーと、上り下りの着地を受け止める安定型のクッションシューズがあると、負荷を管理しながら走れます。

💡 まずは心拍センサーで負荷を見る。坂で脚が気になる人はGT-2000 15を足す順がおすすめです。

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初回から15km・累積上昇280mを再現する必要はありません。短い周回を2~3周し、最後まで余裕を残します。坂でLT強度を正確に管理したい場合、ペースより心拍、パワー、呼吸、脚の感覚を優先します。

痛みが出たら中止

ふくらはぎ、アキレス腱、足首、膝などに局所痛がある状態で坂の負荷を重ねないでください。坂は平地より安全とは限りません。

坂道ビルドアップ走のFAQ

関連記事との役割分担
この記録のコースは、松戸・八ヶ崎の1往復約1.8kmの坂です。コースの地図と特徴は松戸・八ヶ崎の坂道ランニングコース|1往復1.8kmの坂で15kmビルドアップにまとめています(別の日の記録です)。

坂道ジョグだけでLTは上がりますか?

坂道という地形だけでは決まりません。LT付近の強度で適切な時間を走り、回復を含めて継続する必要があります。

今回の平均ペースは?

15.01kmを1時間11分、平均4分44秒/kmです。累積上昇280mを含むため平坦路と単純比較しません。

ラップ7の4分19秒は7km地点ですか?

違います。1ラップ約1.8kmの周回記録で、ラップ7は累計約12.7km以降の区間です。

心拍とパワーのどちらを見ますか?

両方を主観強度と合わせて見ます。心拍は反応が遅れ、手首計測には誤差があり、パワーも機器の推定値です。

まとめ|坂ではペースより負荷をそろえる

今回の15kmは、起伏のある周回で後半ほど速度を上げた実走記録です。LT走と呼べる区間は含む可能性がありますが、練習全体を「坂道LTジョグ」と一語で決めつけません。

  • 約1.8kmの周回ラップを1kmラップと誤読しない
  • 64%と51%は別指標の可能性があり合計しない
  • ウォッチのTEは効果の直接測定ではない
  • ホルモン爆発による限界突破という説明は撤回
  • 坂ではペースより心拍・出力・感覚を合わせて管理する
バナナぴろしバナナぴろし
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