りんごちゃん
バナナぴろし
ナップル博士この記事では公式発表の最新情報に、過去3大会の完走率データと俺が75Kを走った区間タイムを重ねて、難易度と攻略を具体的にまとめます。
- 第4回(2026年9月27日)の開催概要と関門時刻
- 完走率データで見る3コースの難易度
- 75K・40K・35Kそれぞれのコース攻略
- 75Kを8時間11分で走った区間タイムとペース配分
- 本番までにやっておくこととGPXデータ
バナナぴろし
この大会はロード中心ですが、累積1,668mの登り下りが続きます。カーボンの厚底が向かない理由と、100kmの実走ラップから導いたシューズの選び方をまとめています。
・みなの天空ウルトラマラソンの難易度はどれくらいですか?
・第4回はいつ開催ですか?エントリーはできますか?
・75Kの関門時刻と制限時間を教えてください。
・初めてのウルトラマラソンに向いていますか?
・40Kが正午スタートというのは本当ですか?
【2026年】第4回の開催概要と関門時刻
種目ごとの設定は次のとおりです。40Kだけスタートが正午である点に注意してください。
関門(75K)は4か所です。エイド到着時刻(IN関門)が基準で、関門後15分以内に出発する必要があります。
7:00スタートから逆算すると、最初の関門A3(20.2km)は3時間、A5(35km)は5時間30分。序盤に6kmの登りがあることを考えると、A3の3時間は決して余裕ではありません。
なお35Kと40Kは定員に達して受付を終了しています。また同じ2026年9月27日には、茨城県で「筑波連山天空ロード&トレイルラン」も開催されます。関東でウルトラを探している人はどちらか一方しか選べないので、筑波連山側の難易度と完走率も見比べておくとよいでしょう。エントリーを検討している場合は、次回大会に向けて受付開始が例年3〜4月であることを覚えておくとよいでしょう。
ナップル博士難易度|完走率データで見る3コース
過去3大会の公式リザルト(PDF)を1件ずつ集計したものです。数字で見ると、コース間の性格の違いがはっきり出ます。読み取れることは4つあります。
- ①35K・40Kの完走率は96〜100%……距離とアップダウンに耐えられれば、まず完走できる設定です。ウルトラ入門として現実的と言えます。
- ②75Kだけ完走率が86〜87%台で安定……3大会とも86.6%・86.3%・87.3%。およそ7〜8人に1人が完走できない計算で、これがこの大会の本当の難所です。
- ③75Kの平均は9時間53分〜10時間5分……最速は6時間台、最遅は3大会とも11時間55分〜11時間58分。制限12時間ギリギリでゴールする層が毎年いることが分かります。
- ④75Kは年々規模が拡大……出走が82名→146名→204名と増えています。人気が上がっている一方で、完走率は上がっていない点は押さえておきたいところです。
※上の表は公式リザルトPDF(2023・2024・2025年大会)を集計した数値です(集計日2026年9月10日)。第4回の75Kの制限時間は12時間。過去3大会とも12時間を超えた完走記録は無く、最遅でも11時間58分台でした。最新の要項は必ず公式サイトで確認してください。
コース別ガイド|75K・40K・35K
75K|前半に登り2回、後半に登り1回
76.5km・累積標高1,668m・制限12時間。この大会の主役コースです。構成は前半に急な登りが2回、後半に登りが1回、そのあと下りが続いてゴールという流れになります。とくにスタート直後から約6kmが登りっぱなしで、標高はおよそ380m上がります。ここで突っ込むと、35km以降で必ず返ってきます。
エイドは10か所と充実しており、地元の味を出すエイドが名物です。ただし紙コップは用意されないため、マイコップは必携になります。
40K|正午スタートの変則コース
41.4km・累積標高744m・制限7時間。スタートが正午(12:00)という点が最大の特徴です。朝スタートの大会に慣れていると、当日の食事と補給のタイミングを完全に組み直す必要があります。また9月下旬とはいえ、いちばん気温が上がる時間帯に走り出すことになります。
累積標高は3コースで最も低いものの、後半にA8(14.7km)14:45、A10(32.6km)17:30の関門があります。
35K|初めてのウルトラに現実的
35km・累積標高912m・制限6時間。距離こそ短いものの、累積標高は40Kより高い点に注意してください。75Kと同じ序盤6kmの登りを通ります。つまり「この大会のいちばんきつい登り」は35Kでも味わえるということです。完走率は96〜100%と高く、初めてウルトラに挑む人の選択肢として現実的です。
りんごちゃん75Kを8時間11分で走った区間タイム
第2回(2024年9月22日)の75Kに、50歳代男子で出場したときの実測です。結果は8時間11分23秒、総合18位(出走146名・完走126名中)、男子14位/120名でした(50歳代男子では3位)。※通過時点の順位は公式リザルトの通過タイムから算出したものです。第2回のリザルトにはA9(秩父ワイン)の計測記録がありません(A9は第3回から通過点に加わりました)。
この表で注目してほしいのは35kmから49.7kmにかけての落ち方です。5'34"/km → 6'03"/kmと、1kmあたり29秒落ちています。ここが中盤の難所で、疲労の蓄積と気温の上昇が重なる区間でした。
設定ペースは5'30"/kmで入りましたが、甘い設定でした。序盤の登りを想定していたつもりでも、累積1,668mは想像以上に脚を削ります。
一方で順位は後半にかけて落ちていない点も読み取れます。49.7km以降で12位→16位→17位と少しずつ下げていますが、崩壊はしていません。これはA5(35km)でいったんスタート地点に戻る際、補給食を追加できたことが効いています。
攻略のポイントを1つ挙げるなら、35kmの皆野町役場エイドをどう使うかです。ここはコース上で唯一、自分の荷物に触れる可能性がある地点で、後半戦の準備を整え直せます。
本番までにやっておくこと
登りと下りの練習は、それぞれ性質が違います。登りは心肺と筋持久力、下りは着地衝撃への耐性です。両方を安全に積むなら、まず坂道ジョグで土台を作り、余裕があれば坂道インターバルを足すのが現実的です。
レース1ヶ月前からの調整はウルトラマラソン100kmのテーパリングにまとめてあります。
GPXデータ(コース試走用)
実際に走ったGPSデータです。ガーミンやカロスに取り込めば、コースの起伏を事前に確認できます。試走に使ってください。GPXの作り方・時計への取り込み方はGoogleマップのルートをGPXに変換する方法で解説しています。
バナナぴろしみなの天空ウルトラマラソンのよくある質問
みなの天空ウルトラマラソンの難易度はどれくらいですか?
75Kはかなりタフ、35K・40Kは完走しやすい——という二極の大会です。過去3大会の完走率は75Kが86.6%・86.3%・87.3%と安定して低く、およそ7〜8人に1人が完走できていません。一方で35K・40Kは96〜100%です。
理由は累積標高で、75Kは76.5kmで1,668mを登ります。平坦なウルトラとはまったく別物と考えてください。
第4回はいつ開催ですか?エントリーはできますか?
第4回は2026年9月27日(日)、埼玉県皆野町役場を会場に開催されます。35K・40Kは定員に達して受付を終了しており、75Kも申込受付は締め切られています。
次回に向けては、エントリー開始が例年3〜4月である点を覚えておくとよいでしょう(第4回は3月30日10時開始、第3回は4月21日10時開始)。定員は75K=300名、40K・35K=各100名と多くないため、開始直後の申込が安全です。
75Kの関門時刻と制限時間を教えてください。
制限時間は12時間(7:00スタート)。関門は4か所で、A3 風布・日本の里(20.2km)10:00/A5 皆野町役場(35km)12:30/A8 阿熊集落センター(49.7km)14:45/A10 秩父やまなみチーズ工房(67.6km)17:30です。
関門はエイド到着時刻(IN関門)が基準で、関門後15分以内に出発する必要があります。着いていてもエイドで15分を超えると失格になるため、滞在時間の管理が重要です。
初めてのウルトラマラソンに向いていますか?
35Kなら現実的な選択肢です。完走率は96〜100%で、制限時間6時間に対して平均が4時間20分台と余裕があります。
ただし35Kの累積標高は912mで、41.4kmの40Kより高い点に注意してください。距離だけで選ぶと想定が外れます。また75Kと同じ「序盤6kmの登り」を通るため、この大会でいちばんきつい区間は35Kでも経験することになります。
40Kが正午スタートというのは本当ですか?
本当です。40Kのみスタートが12:00(正午)で、75K・35Kの7:00とは大きく異なります。当日受付も10:00〜11:30と遅い設定です。
朝スタートの大会に慣れていると当日の食事と補給のタイミングを組み直す必要があります。また9月下旬とはいえ、気温がいちばん上がる時間帯に走り出すことになるため、暑さ対策の優先度が上がります。
持ち物でとくに注意すべきものはありますか?
マイコップです。各エイドに紙コップは用意されていません。この大会はエイドの食事が充実していることが魅力なので、コップを忘れると恩恵を受けられません。
そのほか、累積1,668mの下りに備えた脚のケア用品、10時間前後動き続けるための補給食、遠方からの参加なら前泊の手配(当日受付は5:00〜6:30)も検討してください。
75Kはどんなペース配分で走ればいいですか?
参考として、俺が8時間11分23秒(総合18位/出走146名・完走126名中)で走ったときの区間ペースは、20.2kmまで5'49"/km → 35kmまで5'34"/km → 49.7kmまで6'03"/km → ゴールまで6'25"/kmでした。設定は5'30"/kmで入りましたが、結果として甘い設定でした。
いちばん落ちるのは35km〜49.7kmで、疲労と気温上昇が重なります。序盤6kmの登りを我慢し、35kmのエイドで後半戦の補給を立て直す——この2点を守れると崩れにくくなります。
まとめ|名前は軽やか、中身はタフ
- 第4回は2026年9月27日(日)開催。会場は皆野町役場
- 75Kは76.5km・累積標高1,668m・制限12時間。関門は4か所
- 完走率は75Kが86%台、35K・40Kは96〜100%。難所は75K
- 35Kの累積912mは40Kの744mより高い。距離だけで選ばない
- 40Kのスタートは正午。食事と補給の計画を組み直す
- 実走では35km〜49.7kmで1kmあたり29秒落ちた。ここが勝負どころ
- マイコップ必携。紙コップの用意はない
秩父の山あいを走り、上りきった先に景色が広がる——名前のとおりの大会です。
ただし中身はきっちりタフ。数字で難易度を把握してから臨めば、その景色をしっかり味わえます。
りんごちゃん
ナップル博士
バナナぴろし
75Kを完走できたら、次は100kmが見えてきます。完走率57%・累積標高2,000m超の野辺山を13時間43分で走った攻略記事です。難易度の桁が変わります。
野辺山・会津磐梯山・長瀞アルプスなどウルトラ・トレイル8大会をはじめ、フル・ハーフ・10km・ウルトラ・トレイルの39大会を累積標高・制限時間・完走率・実走タイムで比べた関東のマラソン大会ガイドもあわせてどうぞ。










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