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4'30"/kmは中途半端ペース?マリンシューズ芝生10kmで実感したモデレート走の効果|サブエガ返り咲き14話目

2026年6月6日土曜日

マラソン物語-サブエガへの道

t f B! P L
夕方の芝生コースに伸びるランナーの影 - 松戸六高台でマリンシューズ芝生10kmビルドアップ
夕方の松戸六高台、芝生に長い影を落としながらの10km。
「一番気持ちいいペース」で淡々と踏んだ一本だったよ。

りんごちゃん
ねえバナナぴろし、4分30秒くらいの「一番気持ちいいペース」って、Eペースより速くてMペースより遅いでしょ?中途半端で意味がない気がしちゃうんだけど…

バナナぴろし
それ、すごく多くのランナーがぶつかる悩みだよ。でも逆なんだ。あのゾーンはモデレートペース(ステディステート走)って呼ばれていて、脚へのダメージの割に有酸素の伸びが大きい"コスパ最強"の強度なんだよ。

りんごちゃん
ええっ!?気持ちいいのに一番効率がいいの!?それなら罪悪感持たなくていいじゃない!

ナップル博士
車に"いちばん燃費が良くなる巡航速度"があるじゃろ?あれと同じなのだ。心臓というエンジンと、アキレス腱というバネが一番ムダなく噛み合う回転数が、人間の身体にもあるのじゃよ。

バナナぴろし
今日はそのゾーンを、マリンシューズで芝生10km走ってきたよ。データを見ると、その"気持ちよさ"がちゃんと数字に出ていたんだ。ここから詳しく紹介していくね。

こんにちは、52歳ランナーのバナナぴろしです。
2026年つくばマラソンでのサブエガ(サブ2時間50分)返り咲きまで、今日で残り169日

木曜にVO2maxインターバル翌日の27kmセット練、金曜は思い切って完全休養。そして土曜の今日(6/6)、夕方の松戸六高台でマリンシューズ×芝生10kmビルドアップを走ってきました。
平均4'43"/km、心拍154bpm。Eペースより速く、Mペースより遅い——そんな「一番気持ちいい中途半端ペース」が、実はサブエガへの土台づくりで一番おいしい強度だった、という話を今日はじっくり書いていくよ。

松戸六高台の芝生10kmビルドアップ|平均4'43"/km・心拍154で5'21"→4'26"へ

今日のコースは自宅近く、松戸六高台の芝生エリアを使った周回。夕方17:40スタート、気温は走り出しの26℃から終盤は20℃まで下がり、だいぶ走りやすいコンディションだったよ。
距離は10.01km、タイムは47分12秒、平均4'43"/km。最速1kmは4'24"/kmまで上がりました。

まずは全体のデータから。
項目
走行距離10.01 km
タイム47:12
平均ペース4'43"/km
最速1km4'24"/km
平均心拍 / 最大心拍154 bpm / 165 bpm
平均ピッチ → 終盤171 → 187 spm
平均ストライド109 → 121 cm
累積標高16 m
気温26 → 20 ℃
消費カロリー / 効率532 kcal / 102%(良い)
COROSアプリの10.01km芝生ラン記録画面と松戸六高台の周回マップ - 平均4'43/km・心拍154bpm
COROSのサマリー。距離10.01km・平均4'43"/km・心拍154bpm、
効率102%「良い」の表示が、今日の走りの軽さを物語ってるよ。
注目はラップの推移。狙ったわけじゃないのに、1km目5'21"から10km目4'26"まで、心拍と完全に連動したきれいなビルドダウンになっていたんだ。
Lapペース心拍ピッチストライド
15'21"/km135171109cm
25'01"/km148178112cm
34'51"/km151179115cm
44'42"/km154180118cm
54'36"/km157182120cm
64'35"/km157182120cm
74'32"/km160183120cm
84'33"/km161184119cm
94'32"/km159185119cm
104'26"/km163187121cm
ピッチが171→187spm、ストライドが109→121cmへ。心拍は135→163で、最大165bpmに収まっています。
ゼエゼエ追い込んだ感覚は一切なし。木曜に重い脚で27.6kmを走り切ったあと、金曜のランオフでグリコーゲンと自律神経がリセットされた——その回復の手応えが、この「勝手にペースが上がる」現象に出ていたんだと思うよ。

「Eより速くMより遅い」4'30"/kmは中途半端?モデレート走(ステディステート)の正体

さて本題。「Eペースより速くて、Mペースより遅い4'30"前後は中途半端なんじゃ?」という疑問への答えだよ。

まずペースの目安を整理しておくね。今の僕は5000mで暑熱DNFをやらかしたばかりだけど(あれは28℃の暑さが主因)、過去にサブエガ(2時間49分台)やサブスリーを出していた頃の走力に、今の体感を重ねて逆算すると、だいたいこんなゾーン分けになります。
強度ペース目安(体感ベース)役割
Eペース(イージー)4'40"〜5'05"/km土台・回復
モデレート(ステディ)4'25"〜4'40"/km有酸素の底上げ ← 今日
Mペース(マラソン)4'06"前後/kmレースペース
T(閾値)3'55"前後/kmLT引き上げ
今日「気持ちいい」と感じた4'30"前後は、ちょうどモデレート(ステディステート)のゾーン。ダニエルズ理論でいう「適度な」強度で、ここの効果があなどれないんだ。

この領域は、毛細血管の発達やミトコンドリアの増加といったEペースの有酸素効果をより強いレベルで引き出しつつ、LT走やMペースほど筋肉や自律神経に深い疲労を残さない。つまり「ダメージとトレーニング効果のコスパが最高にいい強度」なんだよ。
追い込むインターバルと、長くじっくりのロングジョグ。その2つの極端な練習の橋渡しとして、これ以上ないレギュラーメニューになるんだ。
松戸六高台の住宅街を貫く直線を往復した航空写真コースマップ - 芝生モデレートペース10km周回
航空写真で見ると、同じ直線を何度も往復しただけ。
派手さはないけど、淡々と踏むのがモデレート走の正解なんだ。
バナナぴろし
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「一番気持ちいい」はランニングエコノミーの最適解|マリンシューズ×芝生のバネ

「一番気持ちよく走れる」という感覚は、決して気のせいじゃないんだ。
人間が走るときは、筋肉の力だけじゃなくアキレス腱のバネ(腱スティフネス)を使って弾んでいる。車に最も燃費が良くなる速度があるのと同じで、ピッチ・ストライド・腱の反発のタイミングが完璧に噛み合い、最小のエネルギーで進める"固有振動数のようなペース"が身体にもあるんだよ。
今の僕にとって、それが4'30"前後だった、というわけ。
芝生の上を走るランナーの横からのフォーム - マリンシューズで腱のバネを使った接地
低い位置から撮ったフォーム。地面を蹴るというより
芝生から弾き返される感覚で、力みなく進めていたよ。
ここで効いてくるのがマリンシューズ×芝生の組み合わせ。薄底の接地感覚で足裏のセンサーが研ぎ澄まされ、芝生のクッションが膝への衝撃を逃がしてくれる。だから腱のバネ機能がフルに引き出されて、無駄のないフォームが勝手に定着していくんだ。
ラップ表でピッチが171→187spm、ストライドが109→121cmと両方伸びていたのは、まさに「バネが効率よく使えている」証拠。同じ心拍でもどんどん前に進める状態になっていたんだよ。
バナナぴろし
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10km75分から、サブ4,サブ3.5、サブ3.15, サブスリー、サブエガ(サブ50)を達成した実体験談を書いたブログ。


芝生の上に置いたマリンシューズの足元アップ - 薄底で素足に近い接地感覚のランニング
相棒のマリンシューズ。靴底はペラペラだけど、
このおかげで芝生のバネと足裏感覚が最大限に活きるんだ。

中途半端ペースを"橋渡し"の主力に|サブエガ返り咲きへ向けた有酸素ベース

今日の10kmで確認できたことを、最後にまとめておくね。
  • 4'30"前後は中途半端じゃない——E以上M未満の「モデレート(ステディステート)」は、ダメージの割に有酸素が伸びるコスパ最強ゾーン
  • 「気持ちいい」は燃費の最適解——マリンシューズ×芝生で腱のバネがフル稼働し、ピッチ・ストライドが揃った証拠
  • 27km→休養→芝生10kmの流れが完璧——勝手にビルドダウンできたのは、超回復のサイクルに乗れているサイン
「中途半端な気がして罪悪感」——もし同じ悩みを持っているなら、今日この瞬間から捨てて大丈夫。
ゼエゼエ追い込むインターバルやLT走、長くじっくりのロングジョグ。その両極端を結ぶ橋渡しの主力として、関節へのダメージを抑えながら有酸素ベースを固めてくれるのが、このモデレートペースの芝生ランなんだ。

暑熱DNFで突きつけられたLTの課題も、土台となる有酸素エンジンが大きいほど後から伸ばしやすい。つくばサブエガ返り咲きまで残り169日、こういう"気持ちいい一本"を積み重ねていくよ。

りんごちゃん
「中途半端で罪悪感」だったペースが、実は土台づくりの主役だったんだね!わたしも気持ちいいペースを大事にしてみる!

バナナぴろし
そうだよ。木曜に追い込んで、金曜に休んで、土曜は気持ちいい芝生10km。追い込む日と橋渡しの日、両方そろって初めて積み上がるんだ。「気持ちいい」は弱さじゃなくて、燃費の良さの証拠。この感覚を武器に、一歩ずつサブエガへ戻っていくよ。

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筆者

バナナぴろし

著者プロフィール:バナナぴろし

「10km75分」から「2時間49分35秒(サブエガ)」へ。

昭和49年生まれ。2017年1月、40代からランニングを開始。当初は10kmを走るのに75分かかる状態でしたが、独自の「芝生ランニング」を中心としたトレーニング理論を確立し、劇的な記録更新を達成しました。

  • 2年11ヶ月でサブスリー達成(2:58:08)
  • さらに1年4ヶ月でサブエガ達成(2:49:35)

現在はフルマラソンにとどまらず、ウルトラマラソンやトレイルランニングにも挑戦中。机上の空論ではない「実体験に基づいた効率的な練習法」を届けるべく活動しています。

【自己ベスト・実績】
フルマラソン 2時間49分35秒(サブエガ)
ハーフマラソン 1時間18分47秒
10km 35分33秒
5000m 17分22秒

SNS合計フォロワー 10,000人超

X(Twitter): 6,500人 | Facebook: 3,600人

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