でも「距離を稼いだ」だけでは終われない、中身の濃い1ヶ月だったよ。
野辺山ウルトラ100kmと松戸→成田60km走という2本の超ロングを抱えながら走り切った305km。
でも心拍ゾーンの分布を見ると、リカバリー月のはずが高強度の割合が高い「刺激的すぎた1ヶ月」だった。
その反省を踏まえ、僕がコーチに聞いた「朝4km・キロ6分ジョグの意味」と「6月に怪我せず350kmを走る戦略」まで、データで掘り下げるよ。
5月の総走行距離305km|ウルトラ100km・60km走を含む29ワークアウトの記録
まずは5月の総括データから。COROSの月間サマリーは、合計距離305.36km、ワークアウト29回、累積上昇は富士山級の3871mに達していた。
毎日平均19km超という、自分でも振り返ると濃い1ヶ月だった。
野辺山ウルトラ(計測96.27km)と松戸→成田の61.53km走だけで、約158km——月間の半分以上をこの2本が占めていた。
キロ8分台のウルトラから、キロ3分20秒台のトラックレペまで。
振れ幅の大きい、なんとも"刺激的"な1ヶ月だったのが分かる。
初サブスリーまで残り3か月。不安だらけの中で月間363kmを走った9月の練習内容を、実際のトレーニング日誌をもとに公開。レース3か月前の練習量と質のリアルな目安を解説します。
心拍ゾーン分布が映す"刺激的すぎた5月"|閾値21%・有酸素パワー21%がDNFの一因
距離は立派でも、5月の本当の課題は「強度の配分」にあった。COROSの心拍ゾーン分布(距離ベース)を見ると、それがはっきり数字に出ている。
「リカバリー月」のはずが、想像以上に攻め込んでいた。
本来ウルトラ明けは回復を優先すべき時期なのに、トラックレペや27km走、限界走を詰め込んだ結果、常に高い強度で走り続けていた。
この「抜けない疲労の蓄積」こそ、先日の5000mトラックでのDNF(急性疲労)の一因だったと、データが教えてくれている。
距離(量)は足りていた。足りなかったのは、強度の"濃淡"をつける賢さだった。
「山が高く、平地が少ない」のが5月の負荷の形だった。
朝4km・キロ6分ジョグに意味はある?|ノーリスクで走力を底上げする4つの効果
ここで、僕がずっと半信半疑だった疑問。「朝に4kmだけ、キロ6分でゆっくり走ることに意味はあるの?」——結論から言うと、52歳でサブエガを狙う体にとって、これは「最強のブレイクスルー習慣」になる。
生理学的に、次の4つの効果があるんだ。
- ①有酸素エンジンの土台をノーリスクで拡大:キロ6分のEペースは関節に負担をかけず、毛細血管とミトコンドリアを増やす。酸素を運ぶ"配管"が増え、後のLT走やインターバルの効果が最大化する。
- ②心筋の発達(1回拍出量の向上):心拍120〜130bpmの低強度を続けると、左心室が効率よく広がり、1拍で送り出す血液量が増える。
- ③超強力なアクティブリカバリー:筋繊維を壊さない強度で血流を促し、疲労物質の除去を早める。完全休養より翌日の脚が軽くなる。
- ④フォームの自動最適化:朝一番のニュートラルな身体で走ると、力みのない「骨盤前傾・重心真下接地」を神経系が覚えやすい。
「ゆっくり走るだけで速くなるわけがない」と思っていたけれど、低強度ジョグは速くなるための土台そのものを作っていた。
キロ6分の朝ジョグは、サボりでも消化でもない。立派な"投資"だったんだ。
6月に怪我せず350kmを走る戦略|「分割蓄積」と朝4kmジョグの引き算
「6月は350km走りたいけど、いつも無理…」。これは毎月の僕の悩みでもある。50代の体で1回の練習を15〜20kmに増やすやり方は、回復が追いつかず故障を招く。
鍵は、1回を短くして頻度で稼ぐ「分割蓄積」だ。
ここで朝4kmジョグが効いてくる。
朝4km(キロ6分)を週5日で、月に約80kmをダメージほぼゼロで上乗せできる。
この"貯金"があれば、メイン練習で稼ぐのは残り270km=週約60km。普段から27km帰宅ランや60km走をこなす僕には、十分に現実的な数字だ。
週合計は約86〜89km。4週間で344〜356kmが、極めて安全に積み上がる計算だ。
5月のように「山が高く平地が少ない」危険な305kmではなく、6月は山を低く・平地を広く均した350kmを目指す。
追い込むだけが強化じゃない。「もう少し走れるな」を毎回残して賢く積む——これが52歳でサブエガに返り咲く必勝パターンだと信じているよ。
サブエガを目指してスピード練習を強化した結果、怪我に至るまでの実体験を記録。月間走行距離は減っていたのに起きた故障の原因と、見逃していた兆候を振り返ります。
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