りんごちゃん
ナップル博士
りんごちゃん子どもが走る姿を見て、「体が左右に揺れている」「なんだか走りにくそう」と感じたことはありませんか。左右に揺れる走り方は、前に進むための力が横に逃げている状態です。直すと、同じ力でも前に進みやすくなります。
この記事では、子どもの体が左右に揺れる主な原因と、親が声をかけて直せる5つのポイントを解説します。あわせて、遊び感覚でできる練習と、運動会の直前にできることもまとめました。大人の走り方の考え方を、子ども向けに分かりやすく言いかえています。
- 子どもの体が走るときに左右に揺れる主な原因
- 親が声をかけて直せる5つのポイント
- 遊び感覚でできる練習メニュー
- 運動会の直前にできること
- 注意したいこと(痛み・無理な矯正)
大人のランナー向けに「左右にブレない走り方」を動画つきで解説した記事はこちらです。考え方は子どもにも共通します。
子どもの体が左右に揺れる主な原因
走るときの左右の揺れには、いくつかの原因が重なっていることが多いです。まず、どれに当てはまるかを見てあげるところから始めてください。
いちばん多いのは「腕の振り方」
腕は脚と連動しています。腕を横に振ると、その反動で上半身が左右にねじれます。とくに手が体の前で交差する振り方(クロス腕振り)は、左右の揺れの大きな原因になります。大人でも同じで、左右にブレない走り方の記事でも最初に直すポイントとして挙げています。
りんごちゃん親が声をかけて直せる5つのポイント
子どもに細かい理屈を説明しても、なかなか伝わりません。短くて、体で分かる言葉で声をかけるのがコツです。
① 腕は「前と後ろ」に振る
声かけの例:「肘を後ろに引いてみよう」「手でポケットをさわるように」。肘を後ろに引く意識を持つと、腕が自然に前後に振れて、横に開きにくくなります。肘はだいたい直角くらいに曲げると振りやすくなります。
② 目線は「ゴールのほう」
声かけの例:「ゴールのテープを見て走ろう」「前の木を見て」。目線が上がると頭の位置が安定し、体がまっすぐ立ちやすくなります。
③ 足は「1本の線の上」に置く
声かけの例:「白い線の上を走ってみよう」。グラウンドのラインや道路の線に沿って走らせると、足を左右に広げすぎるクセに自分で気づけます。ただし、線をまたいで足を交差させるほど内側に置く必要はありません。線の両側に左右の足が来るくらいで十分です。
④ 肩の力を抜く
声かけの例:「肩をストンと落として」「手は軽くグーで、卵を持つように」。こぶしを強く握ると腕や肩に力が入り、動きが大きくなります。走る前に肩を上げてストンと落とすだけでも変わります。
⑤ 足に合った靴をはく
大きすぎる靴や、かかとがゆるい靴では、着地のたびに足が靴の中で動き、ぐらつきの原因になります。成長を見越して大きめを買いがちですが、走るときはひもやベルトでかかとを固定できるものを選び、つま先に少し余裕がある程度にしてください。
ナップル博士遊び感覚でできる練習メニュー
子どもは「練習」より「遊び」のほうが長く続きます。家の近くの公園や広場でできるメニューです。1回10〜15分、楽しく終われる量で十分です。
大人向けのドリルを網羅したランニングドリル完全ガイドにも、スキップやもも上げのやり方を載せています。子どもには回数を少なめに、遊びの形で取り入れてください。
🍌 遊びながら走り方を整える2点
目印になるマーカーコーンを置くだけで、まっすぐ走る・止まる・折り返す遊びが作れます。低いミニハードルはリズムよく足を上げる練習になり、ゲーム感覚で楽しめます。
運動会の直前にできること
運動会まで日がない場合は、フォームを大きく変えるより今日からすぐ効くことに絞ります。
- スタートの構え:足を前後に開き、少し前かがみで構える
- 最初の数歩は前かがみのまま:いきなり体を起こさない
- 腕は前後に大きく:スタート直後ほど腕をしっかり振る
- ゴールの先まで走る:ゴールテープの手前でゆるめない
- 靴のひもを結び直す:当日の朝、かかとを合わせてしっかり結ぶ
前日や当日に新しいことを詰め込むと、かえってぎこちなくなります。「腕を後ろに引く」「ゴールの先まで」くらいの1〜2個に絞って声をかけてあげてください。
りんごちゃん注意したいこと|痛みと無理な矯正
痛みがあるときは走らせない
成長期の子どもは、かかとや膝などに痛みが出ることがあります。走ったあとに痛がる、足をかばって走る、といった様子が続くときは、練習を休ませて整形外科などの医療機関に相談してください。走り方の問題だと決めつけないことが大切です。
揺れをゼロにしようとしない
走るときに体が多少動くのは自然なことです。目立つ揺れが小さくなれば十分で、無理にまっすぐを強制すると動きが硬くなり、かえって走りにくくなります。
比べない・叱らない
きょうだいや友だちと比べたり、できないことを叱ったりすると、走ること自体が嫌いになりがちです。「さっきより腕がきれいに振れてたね」のように、変化を見つけて伝えてあげてください。
バナナぴろし子どもの走り方に関するよくある質問
子どもが走ると体が左右に揺れるのはなぜですか?
主な原因は腕を横に振っている、着地が体の外側になっている、目線が下がっているといった動きのクセです。靴が合っていない、力みすぎているといったことも揺れを大きくします。まずはどれに当てはまるかを見てあげてください。
腕の振り方はどう教えればいいですか?
「肘を後ろに引いてみよう」「手でポケットをさわるように」と声をかけるのがおすすめです。肘を後ろに引く意識を持つと腕が前後に振れ、横に開きにくくなります。細かい角度を教えるより、短い言葉で伝えるほうが伝わります。
走るのが遅い子でも速くなりますか?
走り方のクセを直すことで、同じ力でも前に進みやすくなります。スキップやケンケンなど、遊びの中でリズムよく体を動かす経験を増やすのがおすすめです。どれだけ速くなるかは個人差があるので、以前の自分と比べて変化を見てあげてください。
運動会の前日にできることはありますか?
新しいことを詰め込まず、「腕を後ろに引く」「ゴールの先まで走る」の1〜2個に絞って声をかけてください。当日の朝は、かかとを合わせて靴ひもをしっかり結び直すと、足元が安定します。
走るとかかとや膝を痛がります。走り方のせいですか?
走り方だけが原因とは限りません。成長期にはかかとや膝に痛みが出ることがあります。痛みが続くときは練習を休ませ、整形外科などの医療機関に相談してください。痛みをがまんして走らせるのは避けましょう。
まとめ|声かけは1つずつ、遊びながら整える
子どもの体が左右に揺れるのは、多くが腕の振り方や着地のクセです。短い言葉で1つずつ声をかけ、遊びの中で繰り返すと、少しずつ前に進みやすい走り方に変わっていきます。
そして何より、走るのが楽しいと思えることがいちばんの近道です。できたことを見つけてほめてあげてください。
りんごちゃん
ナップル博士腕振りのポイントをもっと詳しく知りたい方は、大人向けに6つのポイントと力みを抜くドリルをまとめたこちらもどうぞ。

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