りんごちゃん
バナナぴろし
りんごちゃん
ナップル博士ショートインターバルは、200〜600mほどの短い距離を速いペースで走り、ジョグや歩きでつなぐ練習です。1000m以上を走るインターバルに比べて1本が短いので、速いペースを保ちやすく、フォームを崩さずにスピードを出す練習になります。
この記事では、ショートインターバルの効果・距離と本数・レストの決め方を整理します。あわせて、筆者の200m×4本で撃沈した失敗と、540m×10本をキロ3分40秒前後でそろえた実走データから、失敗しないやり方を解説します。
- ショートインターバルとは何か、1000mのインターバルとの違い
- ショートインターバルで鍛えられる3つのこと
- 200m・400mの本数・ペース・レストの目安
- 初心者がやりがちな失敗(筆者の撃沈例)
- 実走データで見る「効いた」ショートインターバル
1000m・400mのインターバル走全体のやり方と設定タイムを先に知りたい方は、こちらにまとめています。
ショートインターバルとは|1000mのインターバルとの違い
インターバル走は、速く走る区間と、ゆっくりつなぐ区間を交互に繰り返す練習です。そのうち1本の距離が短いもの(おおむね200〜600m)をショートインターバルと呼びます。
1本が短いぶん、1本ごとの負担は小さく、休みを挟みながら速いペースの走りを何本も積めるのが特徴です。一方で速く走るぶん脚への刺激は強いので、やり方を間違えると故障につながります。
ショートインターバルの効果|鍛えられる3つのこと
① スピードそのものが上がる
ふだんのジョグでは出さない速さで走ることで、脚の回転と地面を押す力に刺激が入ります。「速く走る動き」を体が覚えるので、レースペースが相対的に楽に感じられるようになります。
② フォームが整う
速く走ると、腕振りや接地がちぐはぐだとスピードが出ません。短い距離なら疲れる前にフォームを意識できるので、効率のよい走り方を練習する場としても使えます。
③ 心肺が鍛えられる(設定しだいで)
レストを短くして本数を重ねると、心拍が下がりきらないまま次の1本に入るので、心肺にも強い刺激が入ります。後で紹介する540m×10本は、まさにこの形でした。
ナップル博士やり方|距離・本数・ペース・レストの目安
基本の流れ
- ウォームアップ:10〜15分のジョグ+動き作り(スキップなど)
- 本練習:設定した距離を速く走り、ジョグでつなぐ
- クールダウン:10分ほどのジョグ
距離別のメニュー例
※本数とペースは目安です。最後の1本まで同じペースで走れる設定が正解です。
ペースの決め方
初心者は「8割の力で、全本数そろえられる速さ」から始めてください。時計で決めるなら、最初の1本を少し抑えて入り、そのタイムを最後まで守るのが基本です。
自分の走力に合った練習ペースを数字で決めたい人は、ダニエルズ式のEペース・Tペース・Iペース・Rペースを使うと、距離ごとの目安が出せます。
頻度は週1回まで
速いペースで走る練習は脚(ふくらはぎ・アキレス腱・ハムストリング)への負担が大きいので、週1回を目安にします。翌日はジョグか休養にして、疲れが抜けないときは無理に続けないでください。
失敗例|200m×10本の予定が4本で撃沈
筆者バナナぴろしは、走り始めて2年ほどスピード練習を避けていました。2017年12月、フルマラソン距離の練習で2回続けて途中棄権したのをきっかけに、家の前の直線で200m×10本に挑戦しました。
失敗の原因ははっきりしていて、2本目で全力を出し切ったことです。そこから本数を重ねるほどペースが落ち、10本の予定が4本で終わりました。
- 全力で走らない:8割の力で、最後の1本まで同じペースを守る
- 最初の1本を抑える:1本目がいちばん速いのは失敗のサイン
- 本数は少なめから:初回は5本で十分。そろえられたら次回増やす
この日の詳しい記録は初めての200mインターバルは4本で撃沈に残しています。ちなみに同じ月の終わりには、10kmで42分51秒の自己ベストを出しました。
バナナぴろし実走データ|540m×10本をキロ3分40秒前後でそろえた日
撃沈から約8年半後、52歳でのショートインターバルの記録です。5000mのトラックレースを途中棄権し、「中距離のスピードを保つ力が弱い」と分かった3日後に行いました。
10本そろえられたのが一番の収穫
この日は10本すべてを1分57秒〜2分00秒の3秒幅に収められました。9本目でキロ3分38秒を出しても心拍は162bpmで、後半まで余力を残せていたことが分かります。200mで撃沈したときとは逆で、最初から最後まで同じペースを守れたのが成功の理由です。
「疾走2分+レスト90秒」で心肺にも効いた
1本540mは短いですが、1本あたり約2分走り、レストは90秒。この組み合わせで心拍が高いまま次の1本に入るため、無酸素TEが3.9まで上がりました。距離は短くても、設定しだいで心肺の練習になるという実例です。
ただし、アップダウンの周回で走ったうえに直後のジョグも加えたこの形は、翌日にふくらはぎと太ももへ強い張りが残る練習です。そのため翌日は速い練習を入れませんでした。慣れないうちは平坦な場所で、ジョグを足さずに行ってください。記録の全体はショートインターバル540m×10本の実走記録にあります。
🍌 ショートインターバルを正確にこなすための2点
本数とレストを守るには、走る時間と休む時間を自動で知らせてくれるインターバルタイマーが便利です。心拍を正確に見たいなら、胸ベルト式の心拍計があると練習の強度が数字で分かります。
ショートインターバルに関するよくある質問
ショートインターバルにはどんな効果がありますか?
スピードの向上・フォームの改善・心肺の強化の3つです。レストを長めにとるとスピードとフォーム、レストを短くして本数を重ねると心肺への刺激が大きくなります。
初心者は200mを何本走ればいいですか?
初回は5本で十分です。8割の力で5本を同じペースでそろえられたら、次回から少しずつ増やして10本を目指してください。筆者は初回に10本を予定して、4本で撃沈しました。
レストはどのくらいとればいいですか?
200mなら200mのジョグか1分、400mなら200mのジョグか90秒が目安です。次の1本を同じペースで走れないならレストが短すぎます。筆者の540m×10本はレスト90秒でした。
1000mのインターバルとどちらをやるべきですか?
スピードに課題がある人や初めての人はショート、10km〜フルのタイムを伸ばしたい人はロング(1000m)が中心になります。両方やる場合も、速い練習は合わせて週1〜2回までにしてください。
ショートインターバルは毎日やってもいいですか?
おすすめしません。速く走る練習は脚への負担が大きく、回復に時間がかかります。週1回を目安にし、翌日はジョグか休養にしてください。
マラソン(フル)のためにショートインターバルは必要ですか?
フルの中心は長く走る練習ですが、スピードの余裕を作る練習としては役立ちます。レースペースより速く走る経験があると、レースペースが楽に感じられます。フル向けにはヤッソ800(800m×10本)もよく使われます。
まとめ|ショートインターバルは「8割でそろえる」
ショートインターバルは短いから楽な練習ではありません。全力で走ると筆者のように数本で撃沈します。8割の力で、最後の1本まで同じペースをそろえる——これさえ守れば、スピードもフォームも心肺も伸びる練習です。
りんごちゃん
バナナぴろしフルマラソンの目標タイムに合わせて設定できるインターバルなら、800m×10本の「ヤッソ800」もおすすめです。ペース早見表つきで解説しています。

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