
2025年4月12日の彩湖70kmウルトラマラソンは、35.04km、3時間12分でDNFしました。平均ペース5分29秒/km、平均心拍149bpm。脚が壊れたのでも、関門に止められたのでもありません。
35kmのエイドで「もう走りたくない」と思い、自分で終了を選びました。後からラップを見ると、26kmのエイド滞在を除き、大きなペース崩壊はありません。今回の中心は低血糖や脚攣りではなく、同じ景色を繰り返す周回コースで目的を見失ったことです。
- 35.04kmを3時間12分、平均5分29秒/km
- 平均心拍149bpm
- 1~25kmは概ね5分09秒~5分53秒/km
- 26kmの6分31秒は温かい麺を食べたエイド滞在を含む
- 35km時点で故障や走行不能を示す記録はない
- 本人が語る中止理由は、周回の単調さと「もう走りたくない」という感覚
りんごちゃん
バナナぴろし・何kmでリタイアしましたか?
・脚が痛くてDNFしたのですか?
・低血糖が原因ですか?
・26kmだけ遅いのはなぜですか?
・DNF後は何をすればよいですか?
彩湖70kmウルトラマラソンと周回コース
会場は埼玉県戸田市の彩湖・道満グリーンパーク。2025年大会は、約5kmの周回を繰り返す70km種目です。周回型には、エイドへ何度も戻れる、荷物や補給を管理しやすい、応援を受けやすいという利点があります。
以前の版では「初心者にも走りやすい」「上級者の脚試し」と紹介していました。しかし、平坦でエイドが多いことと、70kmを完走しやすいことは同じではありません。筆者にとって最大の難所は坂ではなく、周回を続ける心理的な負担でした。
ナップル博士最新の大会情報|2026年は60km・8時間走
戸田・彩湖ウルトラマラソンは、年によって種目の距離が変わっています。俺が走った2025年(第20回)は70km(14周)でしたが、第21回(2026年)は次のとおりでした。
彩湖70kmを35.04kmでDNFした実走データ


35kmのラップは5分24秒、心拍153bpm、ピッチ171spm、ストライド1.08m。少なくとも記録上は、走れないほどの急激な崩壊は見えません。ただし、ウォッチの数字だけで身体に余裕があったと証明もできません。
35kmまでの1kmラップ全記録|遅い周は「エイドの周」だった
COROSに残っていた、35kmまでの1kmラップをすべて載せます。
並べてみると、はっきりしたリズムがあります。6・11・16・21・26・32km目だけが遅い——1周5kmの周回で、毎周エイドに立ち寄っていた周です。それ以外の周は最後まで5分09〜31秒で、心拍も140台後半〜153bpm、ピッチも171〜175spmでした。
ナップル博士26kmの6分31秒は「メンタル崩壊」の証拠ではない
以前の版では、26kmのペース低下を、気持ちが切れた兆候としていました。しかし、この区間ではエイドに立ち寄り、温かい麺を食べています。6分31秒には滞在時間が含まれるため、走力低下や心理状態の客観的な証拠にはできません。
実際、27kmは5分22秒、28kmは5分10秒、29kmは5分13秒、30kmは5分15秒へ戻っています。データから確実にいえるのは「26kmで止まる時間があり、その後は再び5分10秒台で走った」ことです。
りんごちゃん35kmでやめた理由|身体ではなく周回へ戻る意味が消えた
35kmのエイドへ戻ったとき、身体はまだ動いていました。それでも「もう、いいかな」という感覚が湧き、次の周回へ出ませんでした。
これを単に根性不足と呼ぶと、次に変えるものが見つかりません。筆者が後から言葉にできたのは、景色の変わらない周回が苦手で、ゴールへ進んでいる感覚を持てなくなったことです。走行可能かどうかとは別に、この形式で70kmを完了したいという動機が切れました。
- 身体:35kmまでペースは大崩れしていない
- 安全:痛みや体調異常で止めた記録ではない
- 競技:関門アウトではなく自主的な終了
- 心理:同じ周回へ戻る意味を失った
- 適性:ワンウェイや景色が進むコースの方を好むと分かった
「ゆっくりなら完走できた」とも断定しません。残り35kmは、すでに走った距離と同じです。35km時点で走れていたことは、70km完走の保証にはなりません。
バナナぴろし
バナナぴろし脚が動くのに止まってしまう——ウルトラのリタイアの理由と、止めたくなったときの判断をまとめたよ。
低血糖・脚攣り・暑さをDNF原因と断定しない
以前の版には「ジェルを控えて低血糖に近い状態」「集中力低下と脚攣り」「気温22~24℃」という説明がありました。しかし、この日の記録として低血糖や脚攣りを裏付ける測定・診断はなく、別の彩湖DNFの体験が混ざっています。
ウルトラマラソンのリタイア原因を、補給、胃腸、暑さ、筋疲労などに分けて知りたい場合は、ウルトラマラソンで止まる主な理由を参照してください。本記事は2025年の35km DNFという個別体験に限定します。
ナップル博士彩湖DNFと会津100km完走の正しい時系列
以前の版では、2025年の彩湖DNFを経て会津磐梯山100kmを完走したように書いていましたが、会津の完走は前年です。正しい順序は次の通りです。
2024年の61km DNFから2か月後に100kmを完走した経験は、DNFが走力全体の否定ではないことを示します。ただし、2025年のDNF後に達成した実績ではありません。
会津100kmの記録は会津磐梯山ウルトラマラソン100km完走記、DNF後に原因を切り分ける手順はマラソンDNF後の立て直し方にまとめています。
りんごちゃん
バナナぴろし景色が変わっていく会津磐梯山の100kmを、11時間17分で完走した記録だよ。
周回レースを走り切るための攻略
周回コースは補給を組み立てやすい一方で、スタート地点を通るたびに「やめる」選択肢が目に入ります。次の点を決めておくと、気持ちが切れにくくなります。
🍌 周回のウルトラは「毎周の補給」をルール化する
片手で糖質をとれるスポーツようかんと、汗で失う塩分を補うタブレット。周回ごとに口に入れるルールを決めておくと、気持ちが切れにくくなります。
りんごちゃん
バナナぴろしDNFのあとにやること・やってはいけないことを、3回のリタイアから順番にまとめたよ。
彩湖70km DNFのFAQ
何kmでリタイアしましたか?
35.04kmです。運動時間3時間12分、平均ペース5分29秒/km、平均心拍149bpmでした。
脚が痛くてDNFしたのですか?
今回の記録では、故障や走行不能が理由ではありません。35kmエイドで次の周回へ戻る気持ちを失い、自主的に終了しました。
低血糖が原因ですか?
低血糖を示す測定や診断はなく、原因とは断定できません。低血糖が中心だったのは2024年の別の彩湖DNFについての本人分析です。
26kmだけ遅いのはなぜですか?
エイドで温かい麺を食べた滞在時間が含まれます。27km以降は5分10秒台へ戻っており、ペース崩壊の証拠ではありません。
DNF後は何をすればよいですか?
まず身体の安全を確認し、落ち着いてから事実と推測を分けます。原因によって次の対策は変わるため、すぐに根性や補給だけの問題へ決めつけません。
まとめ|35kmで止めた事実を、そのまま残す
2025年の彩湖70kmは、35.04kmでDNF。ラップと心拍は大きく崩れていませんでしたが、周回へ戻る意味を失い、自分で終了を選びました。
- 26kmの遅れはエイド滞在を含み、その後はペースが戻った
- 低血糖・脚攣り・暑さを原因と断定する根拠はない
- 35kmまで走れたことは70km完走の保証ではない
- 2024年の61km DNF、会津100km完走、2025年の35km DNFは別の出来事
- 筆者は周回型より、前へ進む感覚のあるコースを好むと分かった
DNFを美談にする必要も、人格の敗北にする必要もありません。35kmでやめた。そのとき何が起きていたかを、後から都合よく作り替えずに残す。それが次の選択に使える記録になります。
バナナぴろし野辺山・会津磐梯山・みなの天空などウルトラ・トレイル8大会をはじめ、フル・ハーフ・10km・ウルトラ・トレイルの39大会を累積標高・制限時間・完走率・実走タイムで比べた関東のマラソン大会ガイドもあわせてどうぞ。






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