りんごちゃん
バナナぴろし
りんごちゃん
ナップル博士
ナップル博士HRV(心拍変動)は、心臓の拍と拍の間隔のゆらぎのことです。COROS(カロス)の時計は、寝ている間にこれを測って「夜間HRV」として記録します。安静時心拍と並んで、体の疲れを朝の数字で見るための指標です。
この記事では、COROS公式ヘルプにそってHRVと安静時心拍の意味を説明し、トレーニングハブでの見方と、私(フル自己ベスト2時間49分38秒)の2023年12月〜2026年10月の記録から、使えるところと注意するところを紹介します。
- HRVとは何か、COROSの夜間HRVの測り方(5晩で基準ができる)
- トレーニングハブでHRV・安静時心拍を見る場所
- 100kmウルトラの翌晩にHRVがどう動いたか【実データ】
- 夜に時計を外すと、安静時心拍の数字まで変わる理由
HRVとは|高いほど体に余裕がある
心臓は一定のリズムで打っているように見えて、拍と拍の間隔は少しずつゆらいでいます。このゆらぎがHRV(Heart Rate Variability=心拍変動)です。単位はms(ミリ秒)です。
COROSの説明では、HRVが高いとストレスが少なく、低いとストレスが多いことが多い、とされています。きつい練習のあと、寝不足、体調が悪いときなどは下がりやすい数字です。
りんごちゃん
ナップル博士COROSの夜間HRVの測り方|着けて寝るだけ・基準は5晩
COROSの公式ヘルプ(Overnight HRV)によると、対応する時計(私の APEX 2 も対応)は、着けて寝ればそれだけで夜間HRVを測ります。
- 寝ている間、10分ごとに測り、一晩の平均を「夜間HRV」として記録する
- 5晩着けて寝ると、自分の基準(ふだんの範囲)ができ、評価が出るようになる
- アプリでは「進捗」ページの「夜間HRV」で、日・週・月の表示を切り替えられる
- 日中に測りたいときは、時計の「ウェルネスチェック」(30〜60秒)。起きてすぐ、ベッドに横になったまま測るのがよい
逆に言えば、外して寝た夜は何も残りません。ダッシュボードの「過去7日間のデータはありません」は、ほとんどの場合これが理由です。
トレーニングハブで見る場所|ダッシュボードとデータ分析


ダッシュボードには直近7日、データ分析には直近4週のHRVが出ます。データ分析のグラフの帯は、過去の夜から作ったふだんの範囲です。点が帯の下に出た日は、疲れやストレスが大きい日です。
安静時心拍は、データ分析の「安静時心拍数(12週)」で見られます。私の直近12週は、最低67・平均67と表示されていました。

着けて寝た125晩の記録【実データ】
トレーニングハブから毎日のデータを取り出して数えると、夜間HRVが記録されていたのは全部で153晩。そのうち132晩が2024年でした。2025年は13晩、2026年は7晩だけです。2024年の前半は時計を着けて寝ていて、秋ごろから外して寝ることが増えた、と数字から読めます。

2024年1〜8月の125晩は、中央値60ms、いちばん低い夜で33ms、高い夜で85msでした。ふだんの範囲の真ん中(COROSの基準値)は55〜62msあたりでした。
レースの前後を見てみます。
フルマラソンの夜は、ふだんの範囲から大きくは外れていません。一方、100kmの翌晩は35msと、基準の6割弱まで下がりました。そして2日後には85msと、逆に高く出ています。大きなレースのあとは、数字が上下に大きく振れてから落ち着く、という動きでした。
りんごちゃん
バナナぴろし2026年に記録が残っていた数少ない夜のうち、6月25日(ふくらはぎとアキレス腱を痛めたあと)と10月3日は、どちらも27msでした。2024年の中央値の半分以下です。ただ、1晩だけの数字なので、それだけで何かを言うことはできません。HRVは続けて測って、流れで見る数字だからです。
安静時心拍の見方|外して寝ると数字が変わる
安静時心拍は、体が休んでいるときの心拍です。疲れや体調不良、暑さで上がりやすいので、HRVと同じくふだんより高い朝に気づくための数字です。

月ごとの中央値を並べると、2024年8月までは55〜62、2024年9月から2025年8月は61〜70(多くの月は64以上)と、1段上がっています。2024年1〜8月の中央値は59、2024年9月〜2025年8月は66でした。
この変わり目は、夜に時計を外して寝るようになった時期とほぼ同じです。安静時心拍は眠っている間がいちばん低くなるので、夜のデータがないと、日中の落ち着いた時間で測ることになり、高めに出るのだと考えています(COROSが安静時心拍をどの時間から選んでいるかは公式ヘルプに書かれていないので、これは私の推測です)。
また、毎日の値の中には35〜44のように、ふだんより20以上低い日がまれにありました(1,095日のうち8日)。時計のずれと思われる値です。1日だけの急な上下は気にせず、1〜2週間の流れで見るのが安心です。
なお、ダッシュボードの「閾値心拍ゾーン」に出る安静時心拍(私は56)は、ゾーンの計算に使う設定の値で、データ分析の安静時心拍(67)とは役割が違います。
暑さで心拍は何拍上がるか(7年分のランで調べた結果)はこちら。
🍌 心拍とHRVをもっと正確に
胸に巻くポラールH10は、拍と拍の間隔を正確に測れる電気式のセンサーです。腕に巻くCOROSの心拍センサーは、走っている間の心拍を安定させたい人に。
HRV・安静時心拍のよくある質問
COROSのHRVとは何ですか?
心拍の拍と拍の間隔のゆらぎ(心拍変動)です。COROSの時計は寝ている間に10分ごとに測り、一晩の平均を夜間HRVとして記録します。高いとストレスが少なく、低いとストレスが多いことが多いとされます。
COROSのHRVが表示されないのはなぜですか?
時計を着けて寝ていない夜は記録されません。また、COROSの公式ヘルプによると、評価を出すには5晩着けて寝て基準を作る必要があります。
HRVはどれくらいが正常ですか?
人によって大きく違うので、決まった正常値はありません。COROSは自分の過去の夜から「ふだんの範囲」を作ります。筆者の場合、2024年1〜8月の中央値は60msでした。他人と比べず、ふだんの自分と比べてください。
安静時心拍が急に上がった・下がったのはなぜですか?
疲れ・体調・暑さで上がることがあります。時計を夜に着けるかどうかでも数字が変わることがあり、筆者は外して寝るようになった時期から月の中央値が59から66に上がりました。1日だけの急な変化は、時計のずれのこともあります。
まとめ|まずは時計を着けて寝る
- HRVは心拍のゆらぎ。高いと余裕がある、低いと疲れ・ストレスが多いことが多い
- COROSは着けて寝るだけで夜間HRVを測る。基準ができるまで5晩
- 筆者は2024年の125晩で中央値60ms。100kmの翌晩は35msに下がり、2日後に85msと大きく振れた
- 夜に外して寝ると、HRVは残らず、安静時心拍も高めに出ることがある
- HRVも安静時心拍も、1日ではなく1〜2週間の流れで見る
最初の一歩は、今夜から5晩、時計を着けて寝ることです。5晩たてば、あなたの「ふだんの範囲」がトレーニングハブに出てきます。
- トレーニングハブの使い方(まとめ)|全体の地図。どの画面を、いつ、何のために見るか
- ダッシュボードの見方|毎朝の1分で見る5つの数字
- ワークアウトの振り返り方|1本の練習をラップ・心拍・トレーニング効果で見直す
- 心拍ゾーン・ペースゾーン|6つのゾーンの意味と、ジョグが速くなりすぎる問題
- 負荷比率・トレーニング負荷|練習を増やしてよいかを決める数字
- ランニングレベルとペース予測|走力の数字の目安と、予測タイムの当たり外れ
- データ分析の画面|12週のグラフで練習の偏りを見つける
- ワークアウトの作り方|パソコンで練習メニューを組んで時計へ送る
- HRVと安静時心拍(この記事)
- 怪我の前に出ていたサイン|2026年の怪我3回の前後をデータで振り返る
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ナップル博士トレーニングハブ全体の地図(4つの画面の使い分け)はこちら。






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