COROSトレーニングハブのダッシュボードの見方|毎朝見る5つの数字

※この記事はPR(楽天アフィリエイトを含みます)。
りんごちゃん りんごちゃん
トレーニングハブを開くと、最初に出てくる画面に数字がいっぱい……。全部見なきゃだめ?

バナナぴろし バナナぴろし
全部はいらないよ。この講座を作るために画面を1つずつ調べてみたら、毎朝見るのは5つだけで足りるとわかった。1分で終わるんだ。

りんごちゃん りんごちゃん
5つだけ!? どれとどれ?

ナップル博士 ナップル博士
ダッシュボードは「今の自分」を映す鏡じゃ。疲れ・回復・調子・走力・最近の練習。この5つで、今日走る強さが決まる。

ナップル博士 ナップル博士
今日はひろの10月12日の画面を例に、1つずつ数字の意味と、そこから何を決めるかを見ていこう。

COROS(カロス)トレーニングハブを開いて最初に出る画面が「ダッシュボード」です。ここには10個以上のパネルが並んでいますが、毎朝見るべきものは限られています。

この記事では、ダッシュボードのパネルを毎朝見る5つとときどき見るものに分けて、意味と使い方を説明します。数字の定義は COROS 公式ヘルプ(APEX 2 ユーザーガイド「EvoLab」)にそろえ、例はすべて私(フル自己ベスト2時間49分38秒)の実際の画面です。

この記事でわかること
  • ダッシュボードの開き方と、パネルの並べ替え方
  • 毎朝見る5つの数字の意味と目安
  • ときどき見ればいいパネル(ゾーン・予測・自己記録・HRV)
  • 筆者の画面を例にした「今日の読み方」

ダッシュボードとは|最初に出る「今の自分」の画面

ブラウザで t.coros.com にログインすると、上のタブの「ダッシュボード」が開きます。ここに並ぶのは、直近7日〜6週の記録から計算した「今の状態」です。

COROSトレーニングハブのダッシュボード上部。トレーニング状態・ランニングレベル・7日間ランニングパフォーマンス・最近のワークアウト
ダッシュボードの上半分(2026年10月12日)。

公式のチュートリアルによると、表示するパネルは画面左のスライドバーから選んだり、並べ替えたりできます。よく見るパネルを上に置くと、朝の確認が早くなります。

ほとんどの数字は心拍から計算されています。時計の心拍がずれた日は、数字もずれます。数字が急に変わったら、まずその日のランの心拍グラフが正しいかを確かめてください(ワークアウトの振り返り方)。


毎朝見る5つの数字|状態・リカバリー・パフォーマンス・レベル・最近の練習

① トレーニング状態(負荷比率)|練習が多すぎないか

トレーニング状態のパネル。良好、負荷インパクト82、ベースフィットネス70、負荷比率117%
トレーニング状態のパネル。負荷比率=負荷インパクト÷ベースフィットネス。

いちばん大事なパネルです。3つの数字が並びます。

  • 負荷インパクト:直近7日の練習の負担
  • ベースフィットネス:直近42日の練習の負担(ふだんの体の器)
  • 負荷比率:負荷インパクト÷ベースフィットネス
負荷比率COROSの区分意味
150%以上過剰練習が多すぎるかもしれない。怪我のリスクが上がる
100〜149%最適体力が伸びている。練習の効率がいちばん良い
80〜99%維持今の体力を保っている
50〜79%回復・パフォーマンス疲れが抜けている。レース当日はここが理想
50%未満低下練習が少なく、体力が落ちている

※区分はCOROS公式ヘルプ(EvoLab)の英語の表記を訳したものです。画面の日本語の表示(「良好」など)とは言葉が違うことがあります。

りんごちゃん りんごちゃん
150%をこえたら、走っちゃだめってこと?

ナップル博士 ナップル博士
「強い練習を足すのはやめておく」くらいに考えるとよい。1日だけこえることはよくある。問題は何日も、何週も続けてこえることじゃ。それは負荷比率・トレーニング負荷で3年分のデータを使って説明しよう。

② リカバリー|今日、強い練習をしてよいか

リカバリーのパネル。81%、21時間後に100%リカバリー
リカバリーのパネル。何時間後に100%に戻るかも出る。

前の練習からどれだけ回復したかを%で示します。公式ヘルプのリカバリータイマーの目安は次のとおりです。

  • 0〜29%:休む
  • 30〜89%:軽い練習ならOK
  • 90〜100%:きつい練習もOK

注意したいのは、リカバリーの計算に睡眠・HRV・筋肉の疲れは入っていないことです(公式ヘルプ「Recovery Widget」)。ベースフィットネス・トレーニング負荷・前の練習から残っているエネルギーで計算しています。寝不足の朝や、脚が張っている朝は、数字が高くても自分の感覚を優先してください。

③ 7日間ランニングパフォーマンス|調子の波

7日間ランニングパフォーマンスのパネル。今日98%、普通
7日間ランニングパフォーマンス。走った日だけ棒が立つ。

その日のランが、ふだんの走力と比べてどれくらい良かったかを示します。公式の目安は次の5段階です。

%評価
105〜120%すばらしい(調子が上向き。レースで力を出せそう)
102〜104%とても良い
99〜101%良い
96〜98%普通
80〜95%悪い(休みが必要かもしれない)

10分未満のランや、強度が低すぎるランでは出ません。ジョグばかりの週は棒が少なくなります。

④ ランニングレベル|今の走力

ランニングレベルのパネル。92.7、有酸素91.1、持久力95.4、スピード95.0、スプリント能力94.7
ランニングレベルは92.7。下の4本で、得意と苦手がわかる。

公式の説明では、ランニングレベルはマラソンの走力を表す数字です。下に4本の内訳(有酸素・持久力・スピード・スプリント能力)が出て、それぞれのペースの範囲も表示されます。内訳のいちばん低いところが、今の弱点です。

毎日大きく動く数字ではありません。週に1回、前の週より上がったか下がったかを見れば十分です。下がる理由と目安はランニングレベルとペース予測でまとめています。

⑤ 最近のワークアウト|練習の並び

最近のワークアウトのパネル。日付・距離・ペース・トレーニング負荷の一覧
最近のワークアウト。右端のトレーニング負荷(TL)を見ると、きつい日が続いていないかがわかる。

直近のランが距離・ペース・トレーニング負荷(TL)で並びます。見るのは右端のTLです。TLの大きい日が続いていないかを見て、続いていたら今日は軽くします。私の場合、ジョグは60〜100TL前後、15kmのビルドアップは355TL、30km走は400〜600TL台でした。TLの大きさは人によって違うので、まずは自分の「ジョグの日のTL」を覚えておくと比べやすくなります。


ときどき見るパネル|ゾーン・ペース予測・自己記録・HRV

毎朝は見なくていいけれど、知っておくと役に立つパネルです。

パネル何がわかるか見るタイミング
閾値心拍ゾーン・閾値ペースゾーン6つの強さの範囲(ジョグ・閾値走・インターバルの目安)月に1回。ゾーンが変わったとき
ペース予測5km・10km・ハーフ・フルの予測タイムレースの1か月前から
パーソナルレコード(PR)4週などの期間の最長距離・最速の1km〜10km調子の確認に
HRV夜間の心拍のゆらぎ(疲れ・ストレスの目安)時計を着けて寝ている人は毎朝
今週のワークアウト今週の距離・時間週の途中で
閾値心拍ゾーンと閾値ペースゾーンのパネル。閾値160bpm、最大心拍176、安静時心拍56、閾値ペース3分52秒
筆者の閾値心拍ゾーンとペースゾーン。ジョグの心拍の上限を決めるのに使う。

ゾーンの使い方は心拍ゾーン・ペースゾーン、ペース予測はランニングレベルとペース予測、HRVはHRVと安静時心拍でくわしく説明しています。

ペース予測のパネル。5km18分32秒、10km38分16秒、ハーフ1時間24分10秒、マラソン2時間55分11秒
ペース予測。フルは2時間55分11秒と出ているが……。
りんごちゃん りんごちゃん
フル2時間55分! じゃあ次の大会でサブ3は確実?

バナナぴろし バナナぴろし
いや、俺は今の予測はちょっと甘いと思ってる。ランニングレベルが94〜95あった時期でも、実際のフルは2時間58分〜3時間06分だったからね。予測の当たり外れは別の記事で比べたよ。


筆者の画面で読んでみる【10月12日】

最後に、私の10月12日の朝ならぬ夜の画面を、5つの数字の順に読んでみます。この日は芝生で10kmジョグ(100TL)、前日は15kmのビルドアップ(355TL)でした。

数字画面の値読み方
① 負荷比率117%(負荷インパクト82・ベースフィットネス70)「最適」の範囲。9月の怪我で休んだあと、10月に入って練習を戻している途中
② リカバリー81%(21時間後に100%)軽い練習ならOK。明日は休みかジョグ
③ 7日間パフォーマンス今日98%(普通)前日の15kmの疲れが残っているぶん、普通
④ ランニングレベル92.7(有酸素91.1が最低)3月の95台から下がった。弱点は有酸素=ジョグの土台
⑤ 最近のワークアウト355TL→100TL2日続けて100TL以上。明日は軽く

5つを合わせると、「練習は戻ってきているが、土台(有酸素)はまだ戻りきっていない。明日は軽く」となります。ここまでで1分です。


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ダッシュボードのよくある質問

トレーニング状態の「負荷比率」はどれくらいが目安ですか?

COROSの公式ヘルプでは、100〜149%が「最適」、150%以上が「過剰」、50〜79%がレース当日に良い「パフォーマンス」の範囲です。練習期は100〜149%、レース前は50〜79%に下げていくのが目安です。

リカバリーが100%なのに脚が重いのはなぜですか?

リカバリーは練習の負荷と時間から計算していて、睡眠・HRV・筋肉の疲れは入っていないためです。脚の張りや寝不足があるときは、数字より体の感覚を優先してください。

7日間ランニングパフォーマンスが出ない日があるのはなぜですか?

10分未満のランや、強度が低すぎるランでは計算されません。ゆっくりのジョグだけの日は空欄になることがあります。

ダッシュボードのパネルは並べ替えられますか?

COROSのチュートリアルによると、画面左のスライドバーから表示するパネルを選び、並べ替えられます。毎朝見るパネルを上に置くと確認が早くなります。


まとめ|毎朝1分、5つだけ

  • ダッシュボードは「今の自分」の画面。ほとんどの数字は心拍から計算される
  • 毎朝見るのは、①負荷比率 ②リカバリー ③7日間パフォーマンス ④ランニングレベル ⑤最近のワークアウト
  • 負荷比率は100〜149%が最適、150%以上が過剰。続けてこえないことが大事
  • リカバリーに睡眠・筋肉の疲れは入っていない。脚の感覚を優先する
  • ランニングレベルの内訳のいちばん低いところが、今の弱点

最初の一歩は、明日の朝、負荷比率とリカバリーの2つをメモすることです。1週間続けると、自分の「いつもの数字」がわかってきます。

⌚ COROS トレーニングハブ講座(全10本)
  1. トレーニングハブの使い方(まとめ)|全体の地図。どの画面を、いつ、何のために見るか
  2. ダッシュボードの見方(この記事)
  3. ワークアウトの振り返り方|1本の練習をラップ・心拍・トレーニング効果で見直す
  4. 心拍ゾーン・ペースゾーン|6つのゾーンの意味と、ジョグが速くなりすぎる問題
  5. 負荷比率・トレーニング負荷|練習を増やしてよいかを決める数字
  6. ランニングレベルとペース予測|走力の数字の目安と、予測タイムの当たり外れ
  7. データ分析の画面|12週のグラフで練習の偏りを見つける
  8. ワークアウトの作り方|パソコンで練習メニューを組んで時計へ送る
  9. HRVと安静時心拍|体の疲れを朝の数字で見る
  10. 怪我の前に出ていたサイン|2026年の怪我3回の前後をデータで振り返る
りんごちゃん りんごちゃん
負荷比率とリカバリー、明日からメモしてみる!

ナップル博士 ナップル博士
うむ。1週間ぶん並べると、数字が「自分の言葉」で読めるようになる。それがダッシュボードを使いこなす第一歩じゃ。

トレーニングハブ全体の地図(4つの画面の使い分け)はこちら。



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