りんごちゃん
バナナぴろし
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ナップル博士
ナップル博士COROS(カロス)の「負荷比率」は、トレーニングハブのダッシュボードやデータ分析に出る、練習量の増やし方を決めるための数字です。英語の画面では「Intensity Trend」と呼ばれています。
この記事では、負荷比率のもとになるトレーニング負荷・負荷インパクト・ベースフィットネスの意味をCOROS公式ヘルプにそって説明し、私(フル自己ベスト2時間49分38秒)の2023年8月〜2026年10月の1,169日分のデータで、目安が実際にどう当てはまったかを確かめます。
- トレーニング負荷・負荷インパクト・ベースフィットネス・負荷比率の関係
- 負荷比率の5つの区分と、練習期・レース前の目安
- 3年分のデータで、過剰(150%以上)が続いた時期に何が起きたか
- フルマラソン7本の前日、負荷比率はいくつだったか
負荷比率とは|負荷インパクト÷ベースフィットネス
負荷比率は、3つの数字から計算されます。

公式ヘルプは、「刺激が体の許容範囲の中なら体力は早く伸びるが、許容範囲をこえると怪我のリスクが上がる」と説明しています。計算はどれも心拍がもとです。ペースやパワーは使っていません。
負荷比率の目安|5つの区分
公式ヘルプには「練習期は最適(100〜149%)、レース当日はパフォーマンス(50〜79%)。テーパリング(レース前の調整)とは、最適からパフォーマンスへ体を移すこと」と書かれています。
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ナップル博士トレーニングハブで見る場所
負荷比率は、トレーニングハブの3か所で見られます。
- ダッシュボードの「トレーニング状態」:今日の負荷インパクト・ベースフィットネス・負荷比率
- データ分析の「トレーニング状態(12週)」:3本の線の推移
- スケジュールの上のグラフ:棒(日ごとの負荷)と線(ベースフィットネス・負荷比率)。予定を入れると先の見込みも出る

毎朝のダッシュボードで負荷比率とリカバリーを読む方法はこちら。

3年分の実データ|過剰が続いた時期と怪我
2023年8月1日〜2026年10月12日の1,169日を、負荷比率の区分ごとに数えました(2023年6〜7月は使い始めで数字が安定していないので除いています)。
半分近くが「最適」で、過剰は10日に1日くらい。過剰の123日のうち104日(85%)は、30km以上を走ってから7日以内でした。30km走・60km走・ウルトラマラソンのあとに、比率が一気に上がるからです。
次に、直近28日のうち、過剰の日が何日あったかを毎日数えてグラフにしました。

2026年6月9日の時点で、直近28日のうち21日が過剰でした。5月17日の野辺山ウルトラ100km(その日の負荷比率は281%)のあと、比率が下がりきる前に練習を重ねた結果です。その4日後の6月13日、私は右ふくらはぎを痛めました(テニスレッグ)。
それまでの最多は2024年5〜6月の12日です。このときは怪我をしていません。過剰の日があること自体より、過剰が切れずに続いたことが、2026年6月のちがいでした。

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ナップル博士フルマラソン前日の負荷比率【7本】
公式ヘルプのとおり、レースの日は「パフォーマンス(50〜79%)」に入っていたのか。2024年以降に走ったフルマラソン7本の、前日の負荷比率を調べました。
7本とも50〜66%で、公式の「パフォーマンス」の範囲に入っていました。レース前の1〜2週間に練習を減らす、ふだんのテーパリングが、そのまま数字に出ていたことになります。
ただし、比率の高い・低いとタイムの良し悪しは結びついていません。52%の大田原が3時間06分台、63%のさいたまが2時間58分台です。負荷比率は「疲れを抜けたか」の確認で、タイムを決めるのはそれまでの練習の中身です。大会前12週の練習量は自己ベスト4本の大会前12週の記事にまとめています。
🍌 負荷の数字を正しくするために
負荷比率は心拍から計算されます。心拍が安定して測れることが前提です。いま時計を選ぶなら軽いPACE 4、手首の心拍がずれやすい人は腕に巻く心拍センサーを。
負荷比率のよくある質問
COROSの負荷比率はどれくらいが目安ですか?
公式ヘルプでは、練習期は100〜149%(最適)、レース当日は50〜79%(パフォーマンス)が目安です。150%以上は過剰、50%未満はベースフィットネスが落ちている状態です。
負荷比率が150%をこえたら走ってはいけませんか?
30km走やレースの翌日は、1日で150%をこえることがよくあります。1日こえただけで心配はいりません。筆者のデータでは、過剰が何週間も切れずに続いた時期に怪我をしていました。こえた日は強い練習を足さず、比率が下がるのを待つのが目安です。
ベースフィットネスと負荷インパクトの違いは何ですか?
どちらもトレーニング負荷の積み重ねですが、ベースフィットネスは直近42日、負荷インパクトは直近7日です。ベースフィットネスは「ふだんの体力」、負荷インパクトは「この1週間の疲れ」と考えるとわかりやすいです。
レース前は負荷比率をどこまで下げればいいですか?
公式ヘルプでは、レース当日は50〜79%が目安です。筆者のフルマラソン7本の前日は、すべて50〜66%でした。
まとめ|150%を「続けない」
- 負荷比率=負荷インパクト(直近7日)÷ベースフィットネス(直近42日)
- 練習期は100〜149%、レース当日は50〜79%、150%以上は過剰
- 筆者の1,169日では、最適が47.6%、過剰が10.5%
- 2026年6月のふくらはぎの怪我の前は、直近28日のうち21日が過剰(3年で最多)
- フルマラソン7本の前日は、すべて50〜66%(パフォーマンス)だった
最初の一歩は、30km走やレースのあとに負荷比率を見て、150%を下回るまで強い練習を入れないことです。過剰を「続けない」だけで、器はあふれにくくなります。
- トレーニングハブの使い方(まとめ)|全体の地図。どの画面を、いつ、何のために見るか
- ダッシュボードの見方|毎朝の1分で見る5つの数字
- ワークアウトの振り返り方|1本の練習をラップ・心拍・トレーニング効果で見直す
- 心拍ゾーン・ペースゾーン|6つのゾーンの意味と、ジョグが速くなりすぎる問題
- 負荷比率・トレーニング負荷(この記事)
- ランニングレベルとペース予測|走力の数字の目安と、予測タイムの当たり外れ
- データ分析の画面|12週のグラフで練習の偏りを見つける
- ワークアウトの作り方|パソコンで練習メニューを組んで時計へ送る
- HRVと安静時心拍|体の疲れを朝の数字で見る
- 怪我の前に出ていたサイン|2026年の怪我3回の前後をデータで振り返る
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ナップル博士COROSを使う前も含めた7年分で、練習量の急増と怪我を調べた記事はこちら。






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