りんごちゃん
バナナぴろし
りんごちゃん
ナップル博士
ナップル博士COROS(カロス)のトレーニングハブには、走力を表す数字が2つあります。ランニングレベルとペース予測です。どちらも気になる数字ですが、意味を知らないと、下がったときに必要以上に落ち込んだり、予測を信じすぎてレースで失速したりします。
この記事では、2つの数字の意味(COROS公式ヘルプの説明)と、下がる・上がらない理由を整理し、私(フル自己ベスト2時間49分38秒)の2023年12月〜2026年10月の記録と、その間に走ったフルマラソン7本の公式記録で、予測がどれくらい当てになるかを確かめます。
- ランニングレベルと4つの内訳(有酸素・持久力・スピード・スプリント能力)の意味
- ランニングレベルが下がる・上がらない理由
- ペース予測の仕組み(直近6週の練習から計算)
- 筆者のレベルの推移と、フルマラソン7本の公式記録の比較
ランニングレベルとは|マラソンの走力を表す数字
COROSの公式ヘルプでは、ランニングレベル(英語では Running Fitness)は「マラソンの走力を表す」数字で、内訳の点数でどの強さが得意か・苦手かがわかる、と説明されています。

内訳のペースの範囲は、心拍ゾーン・ペースゾーンで説明したペースゾーンの2〜6とそろっています。私の場合、速い方の3つは94〜95台なのに、有酸素だけが91.1。9月に怪我で休んだあと、ジョグやロング走の土台が戻りきっていないことが、内訳から読めます。

ランニングレベルが下がる・上がらない理由
ランニングレベルが動かない・下がるときに考えられる理由を、公式ヘルプの説明と私の記録から整理しました。
私のレベルは、2026年3月に95.1でした。そこから4月のかすみがうらマラソンの前日に94.8、5月94.4、6月94.2、7月93.8、8月93.5、10月92.7と、半年かけて少しずつ下がっています。5月の野辺山ウルトラ100km(ゆっくりの長い距離)、6〜7月のふくらはぎとアキレス腱、夏の暑さ、9月の足首と、思い当たることが続いた半年でした。
休んだあと走力はどれくらい落ちて、どう戻るか(研究と実データ)はこちら。
りんごちゃん
ナップル博士ずれていると感じたときは、公式ヘルプが紹介しているランニングレベルテスト(決められたメニューを走って、走力の数字を測り直す機能)を使う方法もあります。
ペース予測とは|直近6週の練習から計算

公式ヘルプによると、ペース予測は直近6週の練習から、5km・10km・ハーフ・フルのタイムとペースを予測します。そして、どの練習がどの距離に効くかが違います。
- 30kmをこえるロング走は、フルの予測に大きく効く
- 60分の閾値走は、主に10kmとハーフの予測に効く
つまり、フルの予測を信じるには、直近6週に30km以上のロング走が入っているかが大事、ということです。
レベルとフルマラソンの記録を比べた【7本】
2024年以降に走ったフルマラソン7本の公式記録と、その前日のランニングレベルを並べました。

7本とも、レベルは94.3〜95.0のせまい範囲でした。それでもタイムは2時間58分06秒〜3時間06分52秒と9分近く開いています。コースの起伏、気温、当日の調子でこれくらいは変わる、ということです。
私の場合、「レベル94〜95=フル3時間前後」が、3年間の実感に近い目安でした。人によって数字とタイムの関係は違うので、自分のレース結果と並べて、自分なりの目安を作るのがおすすめです。
予測は当たる?今の2時間55分を疑う理由
今の私は、ランニングレベル92.7で、フルの予測が2時間55分11秒です。レベル94〜95あった時期のフルが、良くて2時間58分台だったことを考えると、今の予測は甘いと私は見ています。
理由として考えられるのは、公式ヘルプの「30kmをこえるロング走がフルの予測に大きく効く」という説明です。私が最後に30km以上を走ったのは8月23日で、今日(10月12日)から7週間前。直近6週の中に30km走が1本もありません。予測は、10月11日の15kmビルドアップ(ラスト1kmは3分57秒)のような、短くて速い練習の影響を強く受けている可能性があります。
りんごちゃん
バナナぴろし10kmやハーフの予測は、短い練習が多い時期ほど当たりやすいはずです。逆に、フルの予測を目標ペースに使うなら、直近6週に30km以上を少なくとも1本は入れてから見るのが安全です。VO2Maxの見方はVO2maxとはで説明しています。

🍌 走力の数字を育てる道具
ロング走が多い人は、電池の長いAPEX 4(私が使っているのは前のモデルの APEX 2)。ピッチやストライドからフォームを見たい人は、足に付けるPOD 2。
ランニングレベル・ペース予測のよくある質問
COROSのランニングレベルの目安はどれくらいですか?
公式ヘルプには、レベルとタイムの対応表は載っていません。筆者の場合、レベル94.3〜95.0の時期に走ったフル7本が2時間58分〜3時間06分でした。自分のレース結果と並べて、自分なりの目安を作るのがおすすめです。
ランニングレベルが上がらないのはなぜですか?
25分以上の屋外ラン(ランまたはトラックランのモード)がないと計算されません。ゆっくりのランばかりの時期、暑い時期、心拍が高く出る時期も、上がりにくくなります。数字がずれていると感じたら、ランニングレベルテストで測り直す方法もあります。
ランニングレベルが急に下がりました。走力が落ちたのですか?
休みや怪我で練習が減ると下がります。ただ、暑さや心拍のずれでも下がることがあります。内訳(有酸素・持久力・スピード・スプリント能力)のどれが下がったかを見ると、原因の見当がつきます。
COROSのペース予測は当たりますか?
直近6週の練習から計算されるので、その間の練習の中身しだいです。公式ヘルプでは、30kmをこえるロング走がフルの予測に大きく効くとされています。30km走が入っていない時期のフルの予測は、甘めに出ることがあると考えておくと安全です。
まとめ|レベルは「流れ」、予測は「条件つき」
- ランニングレベルはマラソンの走力。内訳のいちばん低いところが弱点
- 下がる理由は、休み・怪我、屋外ランの不足、ゆっくりの練習ばかり、暑さ、心拍のずれ
- ペース予測は直近6週の練習から。フルの予測には30km超のロング走が大きく効く
- 筆者はレベル94.3〜95.0でフル2時間58分〜3時間06分。今の予測2時間55分は甘いと考える
最初の一歩は、自分の過去のレース結果を書き出して、そのときのランニングレベルを並べてみることです。トレーニングハブのグラフを右上のアイコンで拡大すると、期間を「半年」や「全部」に広げて、昔のレベルまでさかのぼれます。
- トレーニングハブの使い方(まとめ)|全体の地図。どの画面を、いつ、何のために見るか
- ダッシュボードの見方|毎朝の1分で見る5つの数字
- ワークアウトの振り返り方|1本の練習をラップ・心拍・トレーニング効果で見直す
- 心拍ゾーン・ペースゾーン|6つのゾーンの意味と、ジョグが速くなりすぎる問題
- 負荷比率・トレーニング負荷|練習を増やしてよいかを決める数字
- ランニングレベルとペース予測(この記事)
- データ分析の画面|12週のグラフで練習の偏りを見つける
- ワークアウトの作り方|パソコンで練習メニューを組んで時計へ送る
- HRVと安静時心拍|体の疲れを朝の数字で見る
- 怪我の前に出ていたサイン|2026年の怪我3回の前後をデータで振り返る
りんごちゃん
ナップル博士COROS・ガーミン・スントの時計の選び方はこちら。






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