怪我明け初の閾値走5km・19分31秒|COROSの「効率120%」ってどういうこと?|サブエガ返り咲き

◀ 前の話:「昼11.72kmの夜に回復ジョグ4.46km|二部練の翌朝、脚が軽くて深い睡眠1時間35分|サブエガ返り咲き」

怪我明けで、初めての閾値走をやりました。場所は松戸運動公園の陸上競技場。雨上がりで、夜のトラックは照明でぴかぴか光っていました。

夜の松戸運動公園陸上競技場。雨でぬれた青いトラックが照明で光り、奥の芝生の横を何人かが走っている
走る前のトラック。雨でぬれていました

メニューは、3kmアップのあとに5kmの閾値走です。目標はキロ4分。後半に上げられたら上げる。靴はアルファフライです。

結果は5kmを19分31秒、キロ3分54秒でした。最後は余裕がありました。でも、今の自分には5kmなら19分くらいが限界かもしれない、とも感じています。

今日の記録
日付2026年11月4日(水)19時29分から(閾値走)
中身3kmアップ + 5km閾値走
アップ3.01 km・13:31・4'30"/km
閾値走の距離5.00 km
タイム19:31
平均ペース3'54"/km(目標 4'00"/km・最速1km 3'44")
平均心拍174 bpm(最大184)
効率120%(とても良い)
トレーニング負荷93(低い)
コース松戸運動公園陸上競技場・400mトラック
シューズナイキ アルファフライ3
天候雨・14℃・湿度91%・北東の風13km/h
計測:COROS(トラックランのモード)。最後に0.78kmをキロ7分01秒で走った記録もあります。
りんごちゃんりんごちゃん
キロ4分が目標だったのに、3分54秒? 怪我明けなのに飛ばしすぎじゃない?
バナナぴろしバナナぴろし
自分でもちょっとびっくりしてる。最初から4分を切っちゃったんだよね。でも、きつくて止まりそうな感じはなかったよ。

5km閾値走のラップ|400mごとに見る

トラックランのモードなので、時計は400mごとにラップを取ってくれます。スタートがトラックの途中だったので、最初のラップだけ200mです。

ラップ距離タイムキロ平均心拍
10.20 km0:48.724'06"129
20.40 km1:36.794'00"167
30.40 km1:34.093'56"177
40.40 km1:34.403'57"176
50.40 km1:33.593'53"178
60.40 km1:34.043'56"179
70.40 km1:34.263'56"178
80.40 km1:34.223'55"179
90.40 km1:34.373'54"177
100.40 km1:34.413'58"172
110.40 km1:33.003'52"176
120.40 km1:32.343'52"178
130.41 km1:27.013'34"176
合計5.00 km19:313'54"174
COROSのラップ詳細の画面。400mごとのタイム、平均ペース、平均心拍が13ラップ並んでいる。最後のラップは3分34秒
COROSのラップ。最後の1周だけ赤い字(3分34秒)

400mを1分34秒前後で、ずっとそろえて走れていました。キロにすると3分55秒前後です。目標の4分より少し速いのですが、上げたつもりはありません。体が自然にこのペースになりました。

上げたのは最後の3周です。ラップ11と12で1分33秒・1分32秒、最後の410mは1分27秒、キロ3分34秒まで上げました。「後半に上げられたら上げる」は、できました。

心拍は、走り始めの2周で一気に上がって、あとは176〜179でほぼ平らでした。ペースを最後に上げても、心拍はほとんど上がっていません。

バナナぴろしバナナぴろし
最後の1周は気持ちよかった。まだ上げられる感じがあったんだ。
りんごちゃんりんごちゃん
じゃあ、もっと速く走れたってこと?
バナナぴろしバナナぴろし
うーん、最後の1周だけならね。5kmを通して速くするなら、今は19分くらいが限界だと思う。

COROSの「効率120%」ってどういうこと?

COROSの記録画面。距離5.00km、運動時間19分31秒、平均ペース3分54秒、最速1km3分44秒、平均心拍174、253kcal、効率120%で「とても良い」、トレーニング負荷93で「低い」
効率は120%。「とても良い」の札がついていました

記録の画面に「効率 120% とても良い」と出ていました。120%って何だろう、と思ってCOROSの公式の説明を読みました。

ナップル博士が天秤を指している。左の皿には予想の心拍を表す赤いハートがたくさん、右の皿には実際の心拍を表すハートが少しだけのっている。走り終えたバナナぴろしが驚いて見ている
「このペースなら心拍はこのくらい」という予想と、実際の心拍をくらべる

「このペースならこの心拍」という予想とくらべる数字

COROSの説明(COROS公式の解説)では、効率は次のように出しています。

COROSの効率のしくみ
  • 直近42日間の走りから、「このペースなら心拍はこのくらいのはず」という予想を立てる
  • 実際の心拍が予想どおりなら100%。予想より低ければ100%より上、高ければ100%より下になる
  • 走り始めの10分は計算に入れない
  • 使っているのはペースと心拍だけ。ランニングエコノミーやフォームを直接はかっているわけではない

点数の段階は、別の公式ページ(Introducing Efficiency Score)にあります。

段階効率
とても良い(Excellent)105〜120%
Great102〜104%
Good99〜101%
Fair96〜98%
Low80〜95%
段階の英語の名前は公式ページのとおり。日本語のアプリでは、今日の120%に「とても良い」と出ました。

点数は80〜120%の間で出ます。つまり120%は、いちばん上の段階の、さらに上の端です。今日の自分は「このペースなら心拍はもっと高くなるはず」というCOROSの予想より、ずっと低い心拍で走れていた、ということになります。

りんごちゃんりんごちゃん
つまり「思ったより楽に走れてたね」ってCOROSが言ってるってこと?
ナップル博士ナップル博士
そういうことじゃ。同じペースを、予想より少ない心拍で走れた。だから「効率が良い」と言うのじゃな。

120%をそのまま喜べない理由もある

ただ、ここは少し冷静に見ておきます。予想を作る「直近42日間」には、怪我でゆっくりしか走れなかった期間が入っています。速いペースの記録が少ないので、キロ3分台の心拍の予想は、高めに出ていたかもしれません。予想が高ければ、実際の心拍がふつうでも点は上がります。

もう1つは、最初の10分が計算に入らないことです。今日の5kmは19分31秒なので、採点されたのは後半の約9分半だけです。最後の3周でペースを上げても心拍はほとんど上がっていないので、そこも点を押し上げたと思います。

くらべる数字もあります。11月1日の夜、前の話の回復ジョグ(キロ6分44秒・心拍134)は、効率96%でした。ゆっくりのジョグより、今日の閾値走のほうが「効率が良い」と出たわけです。公式の説明でも、暑さ・湿度・風・疲れ・病気でも点は変わるとされています。1回の点で一喜一憂せず、同じような練習どうしでくらべる数字だと思って使います。

ナップル博士ナップル博士
効率は「その日の走りが、最近の自分とくらべてどうだったか」の目安じゃ。満点が出ても、走力が急に上がったとは言いきれん。同じ練習で何回か見て、上がっていくかを見るのじゃよ。
バナナぴろしバナナぴろし
なるほど。でも、怪我明けでこの数字はやっぱりうれしいな。

今日の5kmは、本当に閾値走だったのか

ダムのふちまで水がたまっているがあふれていない。そのふちの上をバナナぴろしが落ち着いた顔で走り、ナップル博士が指さして説明し、りんごちゃんがうなずいている
閾値は、たまる水とあふれない境目のイメージ

閾値走は、「これ以上速くすると、急にきつくなる」境目のペースで走る練習です。くわしいやり方は閾値走の記事に書きました。

りんごちゃんりんごちゃん
その「境目」って、何の境目なの?
ナップル博士ナップル博士
体の中にたまる疲れのもとと、それを片づける力が、ちょうど釣り合うところじゃ。ダムにたとえると、水が入ってくる量と出ていく量が同じで、水位がふちぎりぎりで止まっておる状態じゃな。それより速く走ると水があふれて、急に脚が止まるのじゃ。
りんごちゃんりんごちゃん
あふれる手前で走るから、きついけど続けられるんだ。
COROSのペースと心拍のグラフとゾーン。ペースはゾーン4(3分47秒〜4分07秒)が92%。心拍はゾーン6(170以上)が90%、最大184、平均174
ペースはゾーン4が92%、心拍はゾーン6が90%

COROSの判定では、トレーニングの焦点は「閾値」でした。ペースのゾーンを見ると、COROSが閾値のペースとしている3分47秒〜4分07秒のゾーン4に、92%の時間が入っています。ペースだけを見れば、ちゃんと閾値走です。

一方で心拍は、いちばん上のゾーン6(170以上)が90%でした。最大は184です。心拍のゾーンの見方はCOROSの心拍ゾーンの記事にまとめています。

そして自分の感覚では、5kmを通すなら19分くらいが限界です。19分31秒は、その限界にかなり近いところでした。閾値走というより、5kmのレースに近い強さだったのかもしれません。次に同じ練習をするときは、今日より少し抑えて、キロ4分ちょうどを守ってみます。

COROSのトレーニング効果の画面。トレーニングの焦点は閾値。有酸素TE2.2で維持、無酸素TE2.4で維持
トレーニング効果は有酸素2.2・無酸素2.4で、どちらも「維持」

トレーニング効果は、有酸素2.2・無酸素2.4で、どちらも「維持」。トレーニング負荷も93で「低い」でした。強さは高くても、時間が20分と短いので、体への負担の合計は大きくない、という判定です。怪我明けの1回目としては、ちょうどよかったと思います。

ピッチ・ストライド・接地時間の画面を読む

COROSのランニングフォームの6つのグラフ。ピッチ平均185最大190、ストライド平均138cm、ランニングパワー平均235W最大275W、接地時間平均169ms、垂直歩幅比平均6.4%、上下動平均8.9cm
COROSのフォームの数字。ほとんどの線が最後まで平ら

COROSは、走り方の数字もたくさん出してくれます。1つずつ、今日の数字と意味を書いておきます。

項目今日意味
ピッチ平均185・最大1901分間の歩数
ストライド平均138cm1歩で進む長さ
ランニングパワー平均235W・最大275W走るのに出している力の大きさ(ワット)
接地時間平均169ms足が地面についている時間(1000分の1秒)
垂直歩幅比平均6.4%上下に動いた幅を、1歩の長さで割った値。小さいほど前に進むのにむだが少ない
上下動平均8.9cm1歩ごとに体が上下に動く幅

おもしろかったのは、最後の1周です。ピッチは185前後のままなのに、ストライドだけが138cmから150cm台に伸びていました。接地時間は短くなり、垂直歩幅比と上下動は下がっています。上に跳ねずに、1歩を前に大きくしてスピードを上げていた、ということです。

りんごちゃんりんごちゃん
ピッチとストライドって、どっちが大事なの?
ナップル博士ナップル博士
スピードは「ピッチ×ストライド」じゃ。今日なら1分に185歩×1.38mで、1分に約255m。キロにすると3分55秒前後で、ラップとぴったり合う。ぴろし殿は歩数を変えずに、歩幅でスピードを変える走り方なのじゃな。

アルファフライは、反発で前に進むのが得意な靴です。最後にストライドが伸びたのは、靴の助けもあったと思います。閾値走で履く靴の話は閾値走のシューズの記事に書いています。

日曜の坂東ハーフは、バナナを被ってキロ4分30秒

11月8日(日)は坂東ハーフです。走り方はもう決めています。バナナを被って、キロ4分30秒で走ります。

キロ4分30秒でハーフを走りきると、ゴールは1時間35分前後の計算です(ハーフのペース表)。今日のアップがちょうどキロ4分30秒でした。アップで走れるペースなので、怪我明けの今でも、バナナを被って最後まで楽しめると思います。

怪我の前の練習の様子は、COROSの画面で振り返った10月の週まとめに残しています。11月1日に花の丘公園で2.85km×2本をやって、今日はトラックで閾値走。少しずつですが、スピードの練習ができる体に戻ってきました。

りんごちゃんりんごちゃん
バナナでキロ4分30秒って、それでも速くない? 沿道のみんな、びっくりしそう!
バナナぴろしバナナぴろし
今回はタイムより、楽しく走るのが目標。バナナで手を振りながら走ってくるよ!

今日のまとめ

  • 怪我明け初の閾値走。3kmアップ(キロ4分30秒)+5kmを19分31秒(キロ3分54秒)
  • 400mは1分34秒前後でそろい、最後の3周で上げた。最後の410mはキロ3分34秒
  • COROSの効率120%は「このペースならこの心拍」の予想より、心拍が低かったという意味。80〜120%の上の端
  • ただし予想は直近42日(怪我の期間を含む)から作られ、最初の10分は数えない。1回の点では喜びすぎない
  • 心拍は170以上が90%。5kmなら今は19分くらいが限界で、次はキロ4分ちょうどを守る
  • 11月8日の坂東ハーフは、バナナを被ってキロ4分30秒



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