帰り道のアスファルト1.52kmで離脱|芝生は走れたのに・ケンケンで痛いスネが教えたこと|サブエガ返り咲き

りんごちゃん りんごちゃん
昨日は心拍141まで下がって「2日続けて走れた」って喜んでたよね。今日も走ったの?

バナナぴろし バナナぴろし
走ったよ。……で、帰り道で止まった。1.52kmで、痛くて走れなくなったんだ。昨日の「翌朝が教えてくれる」の答えは、残念ながらこっちだった。

9月24日。朝起きた時点で、スネの内側は昨日より明らかに悪くなっていました。

それでも芝生の上では「けっこう走れた」。ところが帰り道、アスファルトに出たとたんに痛みが強くなり、1.52kmで走るのをやめました。平均ペースは8分15秒/km。最後はもう、走っているとは言えない速さです。

今日は、痛い動きと痛くない動きを並べてみて、ようやく自分の脚で何が起きているのかが見えた日でした。そしてしばらく走らないと決めた日でもあります。

今朝の脚——昨日より悪くなっていた

朝起きて歩き出すと、すぐにわかりました。歩いているだけで、スネの内側が突っ張る。

いつもの自己チェックをしてみると、こうでした。

  • 歩行——突っ張る。昨日の朝は「痛みなし、普通に歩ける」だった
  • つま先を上げる——内くるぶしのあたりが強く張る
  • 内くるぶしの少し上、スネの骨のキワを押す——痛い

この3日間を並べると、流れがはっきりします。

9/229/239/24(今日)
走った内容芝生5.01km園路5.19km芝生+帰り道1.52kmで離脱
スネの内側張りはあるが痛みではない張りは減った押すと痛い
歩行痛みなし痛みなし突っ張る
片足ケンケン少し痛い痛い

昨日の朝は「張りは減った、ケンケンだけ少し痛い」でした。その「少し」を走るのをやめるほどではないと判断して、5.19kmを走った。いま振り返ると、あのときの「少し」はちゃんとサインだったのだと思います。

りんごちゃん りんごちゃん
えっ、昨日より悪くなってるじゃん! 昨日は良くなってたのに、なんで?

ナップル博士 ナップル博士
走った直後は平気でも、細かい傷が夜のあいだに炎症として広がって、翌朝に出てくることがあると言われておる。昨日の朝の「少し痛い」の上に、2日分の着地を重ねたわけじゃ。ぶり返しとしては筋が通っておるの。

痛い動き・痛くない動きを並べてみた

何をすると痛くて、何をしても痛くないのか。今日は一つずつ試して、書き出してみました。

動き痛み
ストレッチ痛くない
足首回し痛くない
カーフレイズ(かかとの上げ下げ)痛くない
足を浮かせたまま(エアで)動かすどう動かしても痛くない
片足ケンケン必ず痛い
走る必ず痛い

こうして並べると、線がきれいに引けます。ゆっくり動かすぶんには何をしても平気。地面にドンと着いた瞬間だけが痛い。

りんごちゃん りんごちゃん
カーフレイズって体重かかってるよね? それは平気で、ケンケンはダメなの? 何がちがうの?

ナップル博士 ナップル博士
「衝撃」があるかないか、じゃよ。カーフレイズは体重はかかっても、ゆっくり伸び縮みするだけで、骨をドンと縦に叩く力はほとんどかからん。これを専門的には軸圧——骨の長い方向にかかる圧力——と言う。

ナップル博士 ナップル博士
ケンケンや走りは、着地のたびに体重の何倍もの力が一瞬で入る。しかも着地を受け止めようと、ふくらはぎの筋肉が伸ばされながら踏んばる。これをエキセントリック収縮と言うが、要は「引っぱられながら耐える」仕事じゃ。この2つが同時に来た瞬間だけ痛い、ということじゃな。

りんごちゃん りんごちゃん
じゃあ、ゆっくり動かして痛くないのは、いい知らせでもあるんだ?

ナップル博士 ナップル博士
そういう見方はできる。筋肉や腱そのものが大きく傷んでいたら、ゆっくり動かしても痛むはずじゃからな。逆に言えば、衝撃を受け止める側——スネの骨や、その表面の膜の方がまだ回復していない、と考えるのが自然じゃ。

博士の話で、ひとつ思い当たることがありました。片足ケンケンは、整形外科でスネの骨の疲労を見るときにも使われる、昔からあるテストだと言われています。昨日の朝も今朝も、自分はそのテストをして「まだ痛い」という答えをもらっていたわけです。

ただ、そのケンケン自体が骨に響く動きでもあります。痛いかどうかを確かめるために跳ぶのは、確かめるたびに少しずつ削っているのと同じ。確認のためのケンケンは、今日で終わりにします。

芝生では「けっこう走れた」

そんな朝だったのに、今日も走りました。

芝生の上では、正直に言うとけっこう走れました。痛みがまったくないわけではないけれど、走れないほどではない。走りながら「意外と平気かもしれない」と思っていたのも本当です。

9月22日の記事で「芝生はやさしい路面ではなかった」と書いたばかりです。それなのに、痛い脚で走れる場所を探したら、また芝生に戻っていました。

りんごちゃん りんごちゃん
痛いのに走れちゃうって、どういうこと? 治ってきてるってこと?

ナップル博士 ナップル博士
そこが一番の落とし穴じゃ。スネの内側のこういう痛みは、走り出しは痛くても、体が温まると和らいで走れてしまうことがよくあると言われておる。血の巡りが上がって筋肉がほぐれ、骨の膜を引っぱる力がいっとき弱まる。そこに走っているときの興奮で痛みが鈍る。

ナップル博士 ナップル博士
じゃが、走れているあいだも骨には着地の負担が積み上がっておる。体が冷えて、痛みを鈍らせていたものが切れた数時間後から翌朝に、まとめて出てくるのじゃ。——今朝のお主のようにな。

バナナぴろし バナナぴろし
……まさに昨日から今日にかけて、それをやってたわけか。「走れた」は「治った」じゃない。頭ではわかってるつもりだったんだけどな。

帰り道のアスファルトで、1.52kmで離脱

芝生を出て、帰り道。アスファルトの上を走り出したところで、痛みの質が変わりました。

一歩ごとにスネに響く。芝生のときの「痛いけど走れる」ではなく、着地のたびに体が「やめろ」と言ってくる痛みです。しばらく粘りましたが、これは無理だと判断して、1.52kmで走るのをやめました。

日付2026年9月24日(木)
メニュー帰宅ラン(芝生を走ったあと)→痛みで離脱
距離1.52km
運動時間12分33秒(総時間14分57秒)
平均ペース8分15秒/km(ベスト1km 6分51秒)
平均心拍126bpm
平均パワー/平均ピッチ122W/162
獲得標高/累積下降39m/13m
消費カロリー87kcal
トレーニング負荷13
トレーニング効果有酸素TE 1.0(リカバリー)/無酸素TE 0.0(効果なし)
コース松戸市内・上本郷あたりのアスファルト
天候28度

計測:COROS

COROSのラン記録画面 - 帰宅ラン1.52km・平均8分15秒毎km・平均心拍126bpm・トレーニング焦点リカバリー
1.52km・平均8分15秒/km。COROSの判定は「リカバリー」。

数字を見ると、痛みがそのまま出ています。

  • 運動時間12分33秒に対して、総時間14分57秒——2分24秒ぶん、止まったり歩いたりしている
  • ベスト1kmは6分51秒なのに平均は8分15秒——最初はまだ走れていて、そこから崩れていった
  • 平均心拍126bpm——息は全然上がっていない。止めたのは心臓ではなく脚

昨日は5.19kmで平均141bpm、おとといは5.01kmで167bpm。心拍の数字だけ見れば、今日がいちばん楽な日です。エンジンはまだ走りたがっているのに、脚が「もう無理」と言った。今日の1.52kmは、その食い違いの記録です。

エアでは痛くない・芝生は楽・アスファルトは激痛

今日の出来事を並べると、3つになります。

  • 足を浮かせて(エアで)動かすぶんには、どう動かしても痛くない
  • 芝生の上は、けっこう走れた
  • アスファルトに出たら、痛くて走れなくなった
りんごちゃん りんごちゃん
芝生は楽で、アスファルトはダメ。じゃあ芝生で走ってればいいんじゃないの?

ナップル博士 ナップル博士
そう思いたくなるのはわかる。じゃがな、芝生が楽に感じるのは、柔らかい地面が上からの衝撃を吸ってくれるからじゃ。骨にドンと来る痛みが減るから、走れてしまう。

ナップル博士 ナップル博士
その代わり、芝生は着地のたびに足が沈んでグラつく。それを抑えようと、スネの内側についている筋肉——後脛骨筋(こうけいこつきん)というふくらはぎの奥の筋肉じゃ——が休みなく踏んばって、骨の膜を引っぱり続ける。衝撃は少ない代わりに、別の形で同じ場所に負担をかけておるのじゃよ。

りんごちゃん りんごちゃん
アスファルトは「叩く」、芝生は「引っぱる」。どっちにしても、痛いところに負担がかかってるってことか。

ナップル博士 ナップル博士
そのとおりじゃ。エアで痛くないのは、筋肉や腱そのものではなく、衝撃を受ける骨の側がまだ回復していないというサインだと言われておる。今は「どの路面なら走れるか」を探す段階ではない、ということじゃな。

正直、ここ3日間の自分は「どこなら走れるか」をずっと探していました。芝生はダメだから園路へ、園路のあとはまた芝生へ。路面を変えれば何とかなると思っていた。でも、痛いところに負担がかかるという意味では、どの路面も同じだったわけです。

自分の症状は、いわゆるシンスプリントと呼ばれるもの(スネの内側、骨の膜に炎症が起きる状態)に近いのだろう、と思っています。ただ、骨の中で何が起きているかは自分では確かめようがありません。

調べると、「押すと骨のキワが痛い」「ケンケンで痛い」がそろっている状態は、病院で画像検査(MRIなど)を受けて骨の状態を確かめたほうがいいと言われるサインだそうです。病院に行くかどうかは、まだ決めきれていません。ただ、走らずに休んでも痛みが引かない、夜も痛む、押すと1点だけ鋭く痛む——そういう状態になったら迷わず行きます。

※ここに書いているのは自分の体験と、調べて知ったことです。診断ではありません。同じような痛みがある人は、自己判断で走り続けずに専門の医師に相談してください。

今日から低周波治療器を使い始めた

走れないあいだに、何かできることはないか。手元にあった低周波治療器を、今日から使い始めました。スネの内側とふくらはぎに当てています。

りんごちゃん りんごちゃん
低周波! ビリビリするやつだよね。それで治るなら最高じゃん!

ナップル博士 ナップル博士
痛みを和らげたり、張った筋肉をゆるめたりする目的で使われるものじゃな。弱い電気の刺激が、痛みの信号が頭に届くのをじゃまする——ゲートコントロールと呼ばれる考え方じゃ。筋肉を動かして血の巡りを助ける、とも言われておる。

ナップル博士 ナップル博士
じゃが、骨の傷そのものを直接くっつけるわけではない。言ってみれば警報の音量を下げているだけじゃ。一番危ないのは、痛みが引いたのを「治った」と思い込んで、また走ってしまうことじゃよ。

バナナぴろし バナナぴろし
それ、今日の芝生とまったく同じ構図だね。痛みが鈍ったときが一番危ない。

というわけで、自分なりの使い方を決めました。

  • 使うのは、走らない期間の張り対策として。骨が治るのを待つあいだの、補助の道具と割り切る
  • 当てたあとに「走れるか」を試さない。痛みが消えていても、それは音量が下がっているだけ
  • 効いたかどうかの判断は、機械を当てていない朝の状態でする

しばらく走らない——静岡マラソンまで、あと171日

3日走って、3日目で止まりました。ここで方針を切り替えます。

  • 走らない。着地の衝撃をいったんゼロにする。路面を探すのもやめる
  • 確認のケンケンはしない。確かめるたびに骨に響くので
  • つま先を上げるストレッチは控える。痛くはないけれど、傷んでいるところを引き伸ばす方向の動きなので、今は触らない
  • かかとを浮かせて止める運動(アイソメトリック)もいったん休む。歩いて突っ張るうちは、これもお休み
  • 足を高くして休む。ふくらはぎのホワホワしたむくみを抜く
  • 病院は、上に書いたサインが出たら迷わず行く

再開の目安として聞いたのは、「片足ケンケンを20〜30回続けても、痛みがまったくないこと」です。今は1回で痛い。ずいぶん遠い数字ですが、ひとまずこれを自分の基準にします。ケンケンで確かめるのは、痛みが引いたと感じてから。それまでは跳ばない。

走れないあいだも、心肺は自転車や水泳のように着地の衝撃がない運動で保てる、という話もあります。何ができるかは、脚の様子を見ながら考えます。

静岡マラソンまで、あと171日。2週間のランオフが明けてから、まだ3日です。そこからまた止まるのは、正直かなりこたえます。

それでも、おとといの記事に「戻らなければ、戻らなかったという記録になる」と書きました。止まった日も、この連載の1日です。今日のことは、そのまま置いておきます。

りんごちゃん りんごちゃん
せっかく走り出したのに、また止まっちゃうのか……。悔しいね。

バナナぴろし バナナぴろし
悔しいよ。息は全然上がってないのに、脚だけが止まるんだから。でも、あのままアスファルトで粘っていたら、もっと長く止まることになってたかもしれない。やめられたことだけは、自分をほめておくよ。

ナップル博士 ナップル博士
うむ。エンジンが元気なのは本物じゃ。だからこそ、今は車体の修理に時間を使うときじゃよ。車体さえ直れば、また走れる。

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